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公開日:2020年12月10日

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地域別堆肥供給者

家畜ふん堆肥を利用するメリット

作物に養分を共有

堆肥の投入は、窒素、リン、カリウムといった多量要素だけでなく、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ホウ素などの微量要素を含み、総合的な「養分供給源」となる。

地力の向上

  • 土壌の物理性が改善:土壌が団粒構造となり、通気性や排水及び保水性の向上。
  • 土壌の化学性が改善:土壌中の陽イオンが増大し、養分の保持力が増加。
  • 土壌の生物性が改善:有用な微生物が増加し、病原菌の増殖を抑える。

撹拌発酵処理施設の画像

撹拌発酵処理施設による堆肥化

堆肥散布車の画像

堆肥散布車で圃場に堆肥散布

 

野菜畑における家畜ふん堆肥の施容基準

野菜の種類
牛ふん

乾燥牛ふん

おが屑牛ふん堆肥

豚ふん 乾燥豚ふん おが屑豚ふん堆肥 乾燥鶏ふん おが屑鶏ふん堆肥
少肥型 2.0~4.0 0.4~0.8 1.0~2.0 1.0~2.0 0.3~0.4 1.0~2.0 0.2~0.3 0.4~1.0
中肥型 3.0~5.0 0.6~1.2 1.3~2.5 1.3~2.5 0.4~0.6 1.2~2.5 0.3~0.4 0.6~1.5
多肥型 4.0~6.0 0.8~1.5 2.0~4.0 2.0~4.0 0.5~0.8 1.7~3.5 0.4~0.5 1.0~2.0

  1. 化学肥料施肥量は基準量30パーセント減とする。但し※の材質では多い側の量を施用するときには、K2Oを60パーセント減とする。
  2. 少肥型:ダイコン、サトイモ、ジャガイモ、ホウレンソウなど(N、K2O基準量20kg/10a以下の場合)
    中肥型:ショウガ、キャベツ、レタス、トマト、スイカなど(N、K2O基準量25kg/10a前後の場合)
    多肥型:ナス、ピーマン、キュウリなど(N、K2O基準量30~35kg/10a前後の場合)
  3. 施設栽培では鶏糞類、豚糞類は上記の二分の一、牛ふん類は三分の二とする。特に周年施設では土壌診断の結果等を参考にして、養分の均衡を保つよう化学肥料の減施、資材の種類変更などを行う。

(農林水産省野菜試験場)

家畜ふん堆肥の肥効率(目安)

(単位:パーセント)

堆肥の種類 堆肥の窒素含有量 堆肥中の肥料成分の肥効率
乾物 現物 全窒素(N) リン酸(P) カリ(K)
非連用 連用
牛ふん堆肥

0~2

0~1 20 60 80 90
2~4 1~2 30 60 80 90
4以上 2以上 40 60 80 90
豚ふん堆肥 0~2 0~1 20 60 80 90
2~4 1~2 30 60 80 90
4以上 2以上 40 60 80 90
鶏ふん堆肥 0~2 0~1 20 20 80 90
2~4 1~2 50 50 80 90
4以上 2以上 60 60 80 90
  • 肥効率:植物が吸収利用した肥料成分の割合のこと。肥料の利用率、吸収率ともいう。

(農林水産省報告)

堆肥利用時の注意点

  • 未熟堆肥を多投入すると作物の生育阻害が発生しやすくなります。
  • おが屑等が多量に含まれた堆肥を多量に投入すると作物の窒素飢餓や土壌が還元状態になることがあります。
  • 家畜ふん堆肥は、畜種により肥料バランスが偏っているので、バランスを考えた投入を行う。

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