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公開日:2020年12月10日

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買い物のときからごみのことを考えてみよう

ほら。このトイレットぺーパーは、全部牛乳パックから作られてるんだよ

本当だ。ちゃんと書いてあるね

こっちはペットボトルから作った台所の水切り袋だよ

どうやって使うの?

生ごみを入れて水気をしぼるんだ。生ごみはほとんどが水分だから、しぼるだけでごみの量がずいぶん変わるんだよ

へぇー。ごみから作ったものでまたごみを減らす。一石二鳥だね

でもね、リサイクルされた商品は値段が少し高いからと、まだまだ買う人が少ないんだ

せっかくリサイクルしても、買ってくれなきゃね

そうなんだ。やっぱり買うほうがちゃんと考えなきゃいけないんだ。

ただね、リサイクルされるからといって、どんどん使って捨てても良いってことにはならないんだよ

そうなの?

まずは、ムダなものは買わない、もらわないってことが大切なんだ

ふーん、たとえば?

レジ袋って知ってるかな。レジでくれるプラスチックの袋。以前まではレジ袋はタダでもらえていたけれど、2020年7月からは、お客さんに買ってもらうようになったんだ

えぇーっ。どうして?

何気なくもらっているレジ袋が本当に必要か、みんなが考えるきっかけにしてもらうためだよ。

今まではタダだったのに、お金を払わなければいけなくなったなんて、何だか損じゃない

自分の買い物袋を持ってきて、レジ袋を断ればお金を払わなくてよくなるのさ。レジ袋は、もらって帰ってもごみになるだけだろう。ごみになったレジ袋などのプラスチックごみは、海を汚したり、地球温暖化の原因になったり、さまざまな問題を抱えているんだ。レジ袋を断ることで、こういった問題を解決する第一歩となるんだよ

そうかぁ。でも何だかめんどうじゃないかな

慣れればどうってことないよ。このお店でも多くの人が買い物袋を持って買い物に来てるんだ

あっ、本当だ。この人も使ってる。これって環境のことを考えて買い物してるんだよね、カッコいいな

買い物袋以外にも、買い物カゴごと買って、自分のものにできるマイバスケットなんていうアイデアもあるんだ。また、レジ袋だけでなく、プラスチックでできたスプーンやフォーク、ストローなどがもらえることがあるけれど、受け取らずに断るのも、プラスチックごみを減らすことにつながるよ

ふーん。そういえば、最近は紙で作られたストローに変えているお店が増えてきているようだね。みんながレジ袋などのプラスチック製品を使わなくなったら、日本中ですごい量のプラスチックが節約できるね

そう。『ちりもつもれば山となる』だよ

ほかにどんなとこでごみを減らす工夫をしてるの

そうだなぁ。じゃあ入れものをくり返し使ってごみを出さないようにしている工場を見に行こうか

えっ、工場?楽しそう。行ってみたーい

その前に、ちょっと次のページでおさらいだ

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