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所在地・伝承地香川県坂出市岩黒島(1980年調査)
製作工程(概要)岩黒島の主食で、朝夕は茶粥、昼は麦飯というのが普通であった。茶粥には季節によって、餅や麦の団子、さつま芋、ソラマメなどを入れた。
茶粥は良いお茶を使うとしまりすぎるといい、高知県産のカタマリ茶(玉茶)を使う。戦時中、カタマリ茶が入手しにくくなった時、島ではハブ茶(ドクケシを焙烙で煎ったもの)を混ぜて使うようになった。ドクケシを混ぜると色が濃くなるという。
島の水は塩分を含んでいるのでおいしい茶粥が炊けるという。
参考文献瀬戸内海歴史民俗資料館『本四架橋に伴う島しょ部民俗文化財調査報告(第1年次)』1981年
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