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8月22日(金曜日)に、土庄町にて開催された、宝生院のシンパク特別天然記念物指定70周年記念式典に参加しました。
文化財の所有者や、令和4年度に結成100周年を迎えた宝生院のシンパク保存会の皆さまをはじめ、県内外から多くの人がご参加され、私からは、皆さまにお喜びのメッセージを述べさせていただいたほか、シンパクを描いた絵画や、シンパクと皇踏山を紹介する冊子の保存会への贈呈や、「宝生院のシンパクの価値及び保存活用について」の講演など盛りだくさんの内容で、関係者の皆さまへのシンパクへの情熱や愛情を感じることができる式典でした。
宝生院のシンパクは、シンパク(ビャクシン)の中でも全国最大級の規模を持つ巨樹であり、昭和30年8月22日に国の特別天然記念物に指定されました。県内で植物の特別天然記念物はこの1例のみであり、全国でも植物の特別天然記念物は30例しかありません。
宝生院のシンパクは、「一樹をもって森をなす」とも言われる巨樹で、小豆島のシンボルといえます。ここ10年で行われた再生事業により、樹木の環境も整備され、島外からも多くの人が訪れるようになっており、小豆島をPRしていく際の大きな目玉の一つとして、今後の保存活用が期待されます。
地域の人を中心に長年にわたって守り伝えられてきた、地域の宝である文化財が、後世に伝えられていくことを願っております。
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