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本日(7月1日)、「香川県地震・津波被害想定(第一次公表)」として、震度分布、津波水位及び浸水域、液状化危険度等の推計結果を公表しました。
このうち、南海トラフで千年に一度、あるいはそれよりもっと低い頻度で発生するとされている最大クラスの地震・津波が発生した場合の市町別の最大震度については、国が本年3月に公表したのと同じく観音寺市、東かがわ市、三豊市で震度7になると推計された地域があります。また、沿岸部のある県内7市5町で、津波の浸水の予測がなされています。
さらに、南海トラフで数十年から百数十年に一度程度発生する、頻度の高い地震・津波の震度分布・津波水位等や、本県に大きな影響を及ぼすおそれのある中央構造線断層帯と長尾断層で直下型地震が発生した場合の震度分布等についても公表しました。
地震や津波は、自然現象のため不確実性を伴い、また、推計方法についても現在の科学では限界があります。県民の皆様には、公表結果だけにとらわれずに住宅の耐震化や家具の固定化、避難場所や避難経路の確認など、事前の備えに、より一層努めていただきたいと考えています。そうすることで、被害は確実に減らすことができます。
県では、今後、内閣府が公表した被害想定なども参考に、専門家で構成された「香川県地震・津波被害想定検討委員会」のご意見をいただきながら、本県の地域特性を踏まえた人的・物的被害などの推計を、この夏頃までを目途に取りまとめたいと考えています。
県民の皆様に分かりやすくお伝えするとともに、引き続き、防災・減災対策を着実に推進していきたいと考えています。
令和7年7月1日
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