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公開日:2016年3月17日

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香川らしい国際協力プロジェクト 2014年度(平成26年度)

2014年度(平成26年度)事業概要

産業分野における支援(ラオス)

事業名:香川らしい国際協力プロジェクト「ラオスビエンチャン県バンビエン郡うちわ産業振興支援プログラム」
実施期間:平成24年度〜平成26年度

本事業は、ラオス国におけるうちわ生産技術の習得と生計向上を目的として、平成24年度から、独立行政法人国際協力機構(JICA)の草の根技術協力事業を活用し、香川県がFUNFAN実行委員会(香川県、丸亀市、(公財)かがわ産業支援財団、香川県うちわ協同組合連合会、香川県デザイン協会、(社)日本グラフィックデザイナー協会(香川地区))に委託して実施しているものです。
ラオス国ビエンチャン県周辺の住民は、農業や漁業を主な産業として生計を立てていますが、乾季の閉農期には、竹細工を作って販売し、現金収入を補っています。一方、香川県では、丸亀市を中心にうちわづくりが伝統産業として発展しており、この事業を実施するFUNFAN実行委員会は、うちわの製作技術やデザインに関する高度な知識と技術を持ち、国内外でうちわに関するイベントやワークショップなどを開催してきた実績があります。そこで、FUNFAN実行委員会の構成メンバーが中心となり、それぞれの強みを活かしながら、うちわに関する技術とノウハウをラオスへ提供しました。

研修員の受入

受入機関 香川県うちわ協同組合連合会、穴吹デザインカレッジ、坂出第一高等学校等
受入研修員4名 農林省農林業開発普及局農林研修センター センター長 ラッタナ・パクサイソンバット
プロジェクト市場調査及び販売促進支援専門家 センマニー・ヴォンシ―パソム
プロジェクト実施対象地域住民 センアルン・ペンヴィハーン
プロジェクト実施対象地域住民 スリニャ・ワーリントゥ
受入期間 平成26年9月14日〜9月30日
研修内容 うちわの製作技術、デザイン技術

【うちわの港ミュージアムでの研修】
うちわの製作に初めて取り組む研修生も、うちわ職人による熱心な指導のおかげで、うちわを完成させることが出来ました。

【高知研修】
ラオスからの研修生は、高知県いの町の「いの町紙の博物館」において和紙の研修を行いました。紙漉きの用具(簀桁(すけた))についての研修では、専門家からの説明に熱心に聞き入っていました。

【閉講式】
約2週間に渡るうちわの研修を終えた研修生にJICA四国支部より修了証書が授与されました。

専門家の派遣

派遣先 ラオス人民民主共和国 ビエンチャン、バンビエン、ルアンパバーン、ルアンパバーン
派遣者 (1)第1期(3名)
香川県うちわ協同組合連合会 会長 山下 清
うちわ職人 西条 久 プロジェクトマネージャー 出渕 光一
(2)第2期(2名)
プロジェクトマネージャー 出渕 光一
FUNFAN実行委員会 伊賀 智明
(3)第3期(5名)
香川県うちわ協同組合連合会 会長 山下 清
うちわ職人 西条 久
プロジェクトマネージャー 出渕 光一
FUNFAN実行委員会 会長 中山 貢
FUNFAN実行委員会 伊賀 智明
派遣期間 (1)平成26年4月24日〜5月3日
(2)平成26年8月10日〜8月23日
(3)平成26年10月10日〜10月19日
内容 素材調査、ワークショップ実施、イベント出展、紙・糊の製作指導 等

【第1期】
丸亀のうちわ職人をラオスの生産者の家に派遣し、うちわの生産方法、生産状況を確認しました。

【第2期:うちわの「ミミ紙」の打ち抜き作業】
右側:うちわの部品となる「ミミ紙」を、紙から打ち抜いています。
左側:うちわの型切り作業をしています。
丸亀うちわの伝統的な技法により、ひとつひとつ手作業により作業が進められます。

【第3期:ラオスハンディクラフトフェスティバル】
ラオスの首都ビエンチャンで毎年開催されている、ハンディクラフトフェスティバルで、プロジェクトで習得した技術を生かして製作した、様々なデザインのうちわを展示し、大勢の来場者にうちわのPRをすることができました。

農業分野における支援(インドネシア)

事業名:香川らしい国際協力プロジェクト「インドネシア西スマトラ州稲作技術向上事業」
実施期間:平成25年度〜平成27年度

インドネシア共和国の西スマトラ州は、第一次産業の育成に力を入れており、特に農業部門は西スマトラ州のGDPにおいて23.8%を占めている最大の産業となっています。インドネシア政府もまた、西スマトラ州を国の米生産地域として成長させていき、国の経済活性化につなげていく成長戦略を描いています。
平成22年10月、西スマトラ州のイルワン・プライノ州知事が、日本の農業・畜産現場の視察のため香川県を訪問し、知事と意見交換を行った際、西スマトラ州への協力事業の依頼がありました。それを受け協力可能分野の検討を行い、香川県の持つ稲作栽培技術を生かした技術支援を平成25年から3ヵ年事業として実施をしているものです。

研修員の受入

受入機関 農業試験場(綾川町)、中讃普及センター(善通寺市)、JA香川県種子センター(綾川町)、現地ほ場(丸亀市)
受入研修員12名 シャフリザル(西スマトラ州政府人材育成局※局長)※BPM
エリナルディ(〃 畜産局長)
ワルディアルスメン(〃 経済局長)
ズルヘンディ(〃 農業局スタッフ)
デスリアント・ボイ(〃 人材育成局スタッフ)
バハルディン(西パサマン市長)
ユリスマン(パダン・パリアマン県農業・畜産局長)
スラメト・ムハルモコ(ソロク県農業局スタッフ)
シャイフル・アンワル(タナ・ダタール県スタッフ)
エディアマン(種子テクニカルサービスセンター所長)
ヨンキ・サルメノ(農業関係専門家)
ラディア・エリタ(アンダラス大学講師、通訳)
受入期間 平成26年10月1日〜10月9日
研修内容 稲作技術向上(優良種子生産)に関する講義
実習 農業関連施設等の視察
農業関係者との懇談

農業試験場での研修風景

採種ほ場視察の様子

修了証書の授与

専門家の派遣

派遣先 インドネシア共和国 西スマトラ州
派遣者4名 香川県農政水産部農業経営課 課長補佐 藤田究
香川県農業試験場 主席研究員 村上優浩
香川県中讃農業改良普及センター 主任 三木洋
香川県総務部知事公室国際課 副主幹 詫間裕一
派遣期間 平成26年12月15日〜12月20日
内容 稲作技術向上(優良種子生産)のための研修
現地での稲作(水稲種子)の栽培状況を調査 等

局長との打合せの様子

研修会の様子

研修会参加者との記念撮影

現地での指導の様子

西スマトラ州知事との懇談の様子

地元農家の方々との意見交換の様子

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電話:087-832-3027

FAX:087-837-4289