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公開日:2020年12月10日

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埋蔵文化財センターの業務内容

香川県埋蔵文化財センターでは、設置の趣旨に基づいて、下記のような業務を行っています。

埋蔵文化財の調査及び研究に関する事業

埋蔵文化財の調査→発掘調査

表土除去
遺跡を覆う土を重機により掘り下げます。

機会屈犀

包含層掘削
遺物を含んだ層を、遺物を採集しながら掘り下げます。

掘り下げ

遺構検出
色や土質の違いにより遺構の輪郭が現れるまで、地表面を丁寧に削ります。

遺構検出

遺構掘削
溝状遺構・住居跡などの遺構を埋めた土を掘り下げます。

遺構掘削

実測作業
掘りあがった遺構と遺物を写真と図面に記録します。
通常、器械を使って、測量しますが、細かいところなどは人の手で記録します。

実測作業

現地説明会
調査中の成果をいち早く紹介するために、現地説明会を開催する場合もあります。

現地説明会

埋蔵文化財の整理、保存及び活用に関する事業

遺物洗浄
出土した遺物を丁寧に洗浄し、土や汚れを除去します。

遺物洗浄

注記作業
洗浄した遺物が混同しないように、遺跡ごとに固有の番号を遺物の表面に記入します。

注記作業

遺物接合・復元
注記の終わった遺物を接合し、不足部分を石膏などで埋めて元の形にもどします。

遺物接合 復元作業

遺物実測
遺物の実測図を作成し、資料化を図ります。

遺物実測

写真撮影
状態の良好な遺物などは写真を撮影し、さらなる資料化を図ります。

報告書や研究紀要の刊行
整理作業で得られた成果を発掘調査報告書として公表します。
また、香川の歴史についての調査研究成果をまとめた研究紀要を作成しています。

報告書

資料管理
整理作業の終了した遺物は、体系的に収蔵庫に収蔵し、貸出や見学に迅速に対応できるようにしています。

収蔵庫

埋蔵文化財についての知識の普及及び啓発に関する事業

展示事業

常設展 第1展示室
「遺跡・遺物から見た香川の歴史」
これまでの発掘調査の成果をもとにして、香川の歴史を通史的に概観するものです。

常設展

テーマ 第2展示室
年間4回程度、実施します。

ふるさと展示
これまでの発掘調査の成果を、遺跡が所在する市町の資料館等において、地元の方に見てもらおうとするもので、年間4回程度、実施します。

考古学体験講座
主として、発掘調査中の現場において、小・中学生を対象に発掘体験や体験講座などを行っています。
毎年、夏休み中に1回、開催しています。

夏休み子どもミュージアム
毎年、夏休み期間中に、小・中学生向けの展示や体験教室を開催しています。

学校への出張講座
県内各地の学校からの依頼にもとづき、職員を派遣し、社会科の授業や体験教室を行っています。

一般団体への出張講座
県内各地の子ども会や公民館活動、自治会活動などからの依頼にもとづき、職員を派遣し、体験教室を行っています。

勾玉つくり

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