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香川県埋蔵文化財センターでは、昨年度から実施している、岡遠田南遺跡(丸亀市飯山町上法軍寺)の発掘調査を今年度も行っています(写真1・2)。昨年度の発掘調査では、飛鳥時代末期と考えられる3棟の掘立柱建物跡(写真3)を検出しました。
今年度の発掘調査は現在、3区の調査がほぼ終了し、柱穴41基・土坑1基・溝2条といった様々な遺構が見つかっています(写真4)。
3区西端の土坑から、飛鳥時代前半の須恵器(写真5)が出土したため、今後の調査で飛鳥時代前半の建物跡なども見つかるかもしれません。
今後は調査区域を5区に移動し、11月まで調査を実施する予定です。 (6月2日)
写真1 岡遠田南遺跡の位置(国土地理院地図をもとに作成)
写真2 岡遠田南遺跡の調査区割図(左が北)
写真3 昨年度に見つかった飛鳥時代末期の掘立柱建物跡群(写真左の2棟)(西から撮影)
写真4 3区全景写真(東から撮影)
写真5 3区で見つかった飛鳥時代前半の須恵器(上:杯蓋、下:杯身)
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