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創業60年の生コンクリート製造業の老舗である大成生コンは、三豊市及び観音寺市に生コンプラントを2工場有しており、建築・土木の基礎材料であるコンクリートを安定的に届けさせて頂いております。コンクリートは社会インフラの礎となる重要な材料です。しかし一方、コンクリート産業は主材料であるセメントを1トン製造するのに、二酸化炭素を約770キロも出してしまうという環境負荷が高い側面を持っています。弊社は持続可能な社会を実現するべく、日本製鉄グループと連携し、「低炭素セメント」と呼ばれる環境負荷の低い新しいセメントを市場に供給するビジネスを展開しようとしています。
(1)生コンクリート製造業の二酸化炭素排出量を下げる取り組みを行います。
(2)香川大学と連携し、海を修復する新素材の研究・開発を行います。
(3)「海のモニタリング」活動を行います。
「里海づくり」の最大の阻害要因は地球の温暖化です。弊社は本業である生コンクリート製造業の二酸化炭素排出抑制を通して、地球の温暖化防止に全力で立ち向かいます。そのためには、日本製鉄グループやスーパーゼネコンと連携し、低炭素セメントと呼ばれる環境負荷の低い新素材を市場に供給する取り組みを行います。具体的には今冬、三豊の本社に低炭素セメントの供給設備を設け、県内外の生コン会社やコンクリート2次製品会社へ新素材を共有致します。
香川大学と連携して、「里海づくり」に貢献できる新素材の研究・開発を行います。そのために2024年4月、代表取締役が社会人枠の博士後期課程へ進みました。この取り組みでは、材料を混錬することに長けた「生コン屋」という技術集団が、これまで未利用だった地域資源(隠れ地域資源)を混錬することにより、例えば、栄養を含んだ漁礁や海サプリメントの開発を目指しています。
3年前NHKを退職した代表取締役は希少なスキルを有しています。それは潜水撮影スキル。NHK潜水班で世界中の生物や自然現象を撮影してきた社長のスキルは、「里海づくり」のモニタリングに非常に役立っています。現在、地元のダイバーやベンチャー会社「イノカ」と連携し、今ある藻場などの記録や生態系の観察を通して、「海の見える化」に取り組んでいます。また海底の底質調査や海水の栄養塩の把握など、生態系を修復するための重要な要素の可視化及び、データー化の準備を進めています。
企業・団体名 | 大成生コン株式会社 |
代表取締役 | 三宅 淳也 |
所在 | 香川県三豊市詫間町詫間2112-168 |
HP | https://taisei-namacon.co.jp/(外部サイトへリンク) |
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