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公開日:2025年10月3日

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「ウミホタル観察講座(観音寺市会場)」を開催しました!

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  • 日時 令和7年8月30日(土)19:00~21:00
  • 会場 室本公民館、室本港(観音寺市室本町)
  • 講師 中野 耕治 氏(かがわ里海ガイド)
  • 講師アシスタント 岡内 博信 氏、 片岡 裕子 氏(かがわ里海ガイド)

 8月30日(土)、観音寺市室本公民館及び室本港にて「ウミホタル観察講座」を開催し、大人と子ども合わせて26名が受講しました。はじめに、ウミホタルとヤコウチュウについての説明がありました。両者は共通して発光する性質を持ち、体内から分泌される酵素によって光ることが紹介されました。また、住む場所や光り方、増え方などの違いについて、イラストや表を用いて分かりやすく解説いただきました。その後、公民館の部屋の明かりを消して、講師が持参した乾燥ウミホタルの発光を観察しました。美しい青色の光が広がると、会場からは歓声が上がりました。そして、「私たちが海を大切にすることが、この美しいウミホタルを守ることにつながる」とのお話もありました。

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〈ウミホタル採集装置の仕上げ〉
 座学の後、子どもたちはライフジャケットを着用し、公民館の外で採集装置の仕上げ作業を行いました。ペットボトル型の採集装置に重りとなる石を詰め、ウミホタルの餌として鯛ちくわを入れました。講師からは、豚ソーセージよりも魚肉ソーセージやちくわの方がウミホタルの採取に適しているとの説明もありました。

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 〈ウミホタルを観察しました〉
 採集ポイントでは、海水を装置に入れ、投げ入れ方の指導を受けながら、岸壁近くにゆっくりと装置を投入しました。波の音や星空を眺めながら約10分間待機し、装置を引き上げた後、海水をパレットや網に流すと、ウミホタルの青白い光が確認できました。照明を消した暗闇の中、パレットの水を手でかき混ぜたり、ちくわをこすったりすることで光が強くなる様子を楽しみました。講師によるデモンストレーションでは、採集装置を振り回して刺激による発光を観察し、さらにウミホタルの発光液を使ったお絵描きも体験しました。ウミホタルの数は少なめでしたが、十分にウミホタルの光を楽しむことができました。
講座終了後のアンケートでは、「初めてウミホタルを見れてよかった」「自分で作った道具で採取できたので楽しかった」「観察をするだけでなく、ウミホタルの生態系内での役割なども解説があり、生き物のつながりを実感できた」といった感想が寄せられ、ウミホタルの観察を通じて、海の大切さに気づくきっかけとなる、大変有意義な学びの場となりました。

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