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公開日:2025年10月20日

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「塩サミット~塩でつながる日本列島~」を開催しました。

10月5日(日曜日)、宇多津町のユープラザうたづハーモニーホールにて、瀬戸内国際芸術祭の公式イベント「塩サミット~塩でつながる日本列島~」を開催しました。

この「塩サミット」は、塩釜や塩尻など、塩が地名になっている場所に住んでいる方々や、塩見、塩田など名前に塩がつく方々、塩の研究者や事業者が集まって、塩について語りつくそうという世界で初めての試みで、地域が持つ文化や生活をテーマにする瀬戸内国際芸術祭ならではの企画です。

当日は「第一部:塩と食文化」、「第二部:塩の道」、「第三部:塩と生きる人々」の3つのテーマについて、それぞれ塩に関わるゲストをお招きし、あらゆる角度から私たちの暮らしを支えてきた塩について語り合っていただきましたが、会場には、全国から名前に"塩"がつく方がお越しになったほか、石川県珠洲市から40人のお客さまが来られるなど、総勢200人が来場し、会場を交えながらのトークセッションを楽しまれていました。

塩は私たちにとって、とても身近な「調味料」ですが、塩が持つ「発酵を助ける」「防腐効果」などの味付け以外の働きによって、塩が日本、世界の食文化の発展に寄与してきたお話は、とても興味深いものでした。

また、国の重要無形民俗文化財「能登の揚浜式製塩の技術」を継承する石川県珠洲市の角花家6代目 角花 洋(かくはな ひろし)さんからは、能登半島地震で大きな損害を受けたが少しずつ復旧作業を続け、今年の6月に地震後初めて塩づくりを再開できたというお話を聞き、あらためて震災の大きさを認識するとともに、一日も早いご復興を祈念いたしましたところです。

ご来場いただいた皆さまも、この「塩サミット」を機会に、塩の知見を深めていただけたのであれば幸いに思います。
 

ステージでのトークショー

知事があいさつをしている

 

 

 

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