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公開日:2022年1月7日

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野鳥への餌付けはやめましょう

野鳥や生態系に対する悪影響

多くの方々が、一度は、野鳥への給餌行為(餌付け)を目にしたことがあるのではないでしょうか。人間を警戒する野鳥が、人をおそれず近づいてくる姿は、愛らしく親しみを持ちやすいものです。

しかし、人間による野鳥への餌付けは、人間と野鳥の双方に悪影響を及ぼします。
例えば、野鳥は餌付け(簡単に餌を得る方法)を学ぶことで人間に依存し、自ら餌を探すことをしなくなります。それは、野鳥など野生生物が持っている本能を阻害してしまう上に、本来野鳥のエサとなるはずだった生物の異常繁殖などを引き起こし、自然のバランスが崩れて生態系の大きな問題へと繋がります。加えて、人間の食べ物は栄養が豊富ですが、与えるものによっては野鳥にとって有害な物質が含まれている可能性があり、餌付けをすることで野鳥が病気になることも考えられます。

野鳥が人馴れすることによる悪影響

また、野鳥が人馴れをすることによって起きる人間への被害には、以下のようなものがあります。

  • 野鳥が給餌場所付近に集中して留まることによる、鳴き声やフンなどの被害
  • 人間の食べ残しを求める野鳥によりゴミ集積所のゴミが荒らされるなどの被害
  • 屋外で食事をしていると野鳥に食べ物を狙われる被害

これらの被害は、住民同士のトラブルに繋がったり、野鳥を必要以上に傷つけたりする事例に発展するおそれがあります。

以上のように、野鳥への給餌行為は、人間と野鳥、ひいては生態系の双方に、餌付けをしなければ起きるはずのなかった大きな被害を与えます。野鳥だけではなく、イノシシやサルなどの野生動物も同じです。野生生物に餌付けをしないようにしましょう。

参考

傷病鳥獣の保護について(リンク)

 

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電話:087-832-3227