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公開日:2021年7月7日

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専攻コースの案内

野菜園芸コース

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露地野菜の管理作業

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施設野菜の管理作業

野菜栽培は、農業基本技術の宝庫

野菜園芸コースでは、施設栽培・露地栽培で一年を通して様々な品目を栽培することで、四季それぞれの気候に応じた栽培技術を経験することができます。

春から初夏には、露地でいろいろな野菜の花が咲き始め、新たな命の芽吹きを感じることができます。また、寒い時期から暖かくなるにつれ、1日ごとに果実が大きくなり、生育のスピードが急加速していく様子や、また、それらの生育の状況が野菜の種類によって大きく変わることものが実感できるでしょう。

また、気象の変化や病害虫などの試練を乗り越え、おいしそうな野菜が収穫できた時は、この上ない喜びを感じられますよ。

野菜に限らず、これらを実感し、理解することが実際に自分の手で栽培したり、農業にかかわる仕事をするときに大きく役立ちます。ぜひ、農業大学校でこれらの技術を身に着け、将来の自分に確固たる自信を贈りませんか。

花き園芸コース


切花の出荷調整作業

花を通して喜びをあなたへ!

農業大学校では、講義の他に農場での実習が大きなウェートを占めています。

現在、花き園芸コースの実習では、キクやカーネーションなどの切り花から、ポインセチアやサイネリア等の鉢物、パンジーやサルビアなどの花壇苗に至るまで、一年を通して花を栽培しています。

作業は温室内で行うことが多いので、暑い時は特に大変ですが、育苗から植え付け、潅水、施肥、防除などの管理を行い、やっとの思いで咲かせた花を見ると、今までの苦労も報われます。

経験の有無は関係ありません。花が好きな人は、ぜひ当コースで学んでみませんか。

果樹園芸コース

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買田農場の景観

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新入生初仕事 ナシの授粉作業

香川にしかない果物作れます!

「香緑」「香粋」「讃緑」「さぬきゴールド」「さぬきエンジェルスイート」「さぬきキウイっこ?」これらはすべて香川県で育成されたキウイフルーツの品種です。県内でもキウイ農家でなければ栽培できないこれらの品種が、農業大学校では受粉から始まって、収穫・剪定まで体験することができます。

そのほかにも果樹園芸コースでは香川県の県花・県木のオリーブをはじめ主要な果樹であるカンキツ、ブドウ、モモ、カキ等をそろえています。

農業試験場の研究員などによる専門的な講義で知識を学び、農場実習では栽培の基礎から先進農家の裏技まで栽培管理について学ぶことができます。

果樹栽培未経験でも大丈夫です。入学時には果樹栽培初心者だった先輩も多く、実習では先輩がわかりやすく教えてくれます。

造園緑化コース


網代垣の製作

環境緑化で人や街に潤いと安らぎを!

造園緑化コースでは、造園緑化に関する基礎的な知識や技術について、講義とともに樹木等の育成・剪定や庭園施工などの実習をしながら学びます。

造園技術は、土木・施工といったハード面の技術だけでなく、庭のデザインでは感性が要求され、植栽する植物の知識も必要です。また、日本庭園の作庭には古来からの伝統技法の習得も大切です。

昨今の就職事情をみると、技術系の就職先が見直され、人気も高まっています。当コースでは造園関連の就職に有利な資格取得も行っており、専門スキルの習得に役立ちます。

造園の仕事は、最近のガーデニングブームにより、お洒落で格好いいイメージがありますが、実際には根気と体力のいる作業が多く、基本的に庭づくりや植物が好きでないと長続きしないと思います。

造園実習で、みんなで苦労して汗を流し、一つのものが出来上がった時には、何とも言えない充実感が得られます。自分の努力や工夫が形に残るので魅力とやりがいが感じられるはずです。

近年の環境問題、ストレス社会の中で、農業とともに造園緑化への期待も高まっており、造園緑化は地球と人にやさしく社会的に意義のある産業です。造園緑化に興味があり、自分を磨き、研鑚を積みたい人は是非、農大の門をたたいてほしいと思います。

畜産コース

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畜産試験場での衛生対策実習

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先進酪農家への実習前視察

家畜とふれあい、仲間とともに

畜産分野では、国内で豚熱の発生及びアジア地域でのアフリカ豚熱の感染拡大に対応するため、家畜伝染病予防法の改正を行い、全畜種において「飼養衛生管理基準」が令和2年6月30日に改正されました。

そのため、畜産コースは、牛、豚、鶏等の飼養管理技術に加え、農場における飼養衛生管理基準に基づいた衛生管理技術を理解した上で、体験的な実習を行うことにしました。

令和3年度からは、この飼養衛生管理基準をいち早く理解してもらうために、1学年の4月から5月は、香川県畜産試験場において農場実習を実施して、各畜種の家畜衛生管理の基礎知識を習得しています。

その後、1学年は各畜種の先進的畜産農家において、家畜飼養技術を実践できるように、実習をメインとしたカリキュラムに取り組みます。

2学年では、個人が選択した畜種において、さらに専門的な知識と技術をブラッシュアップすることを目的として、香川県畜産試験場や大規模かつ先進的な飼養管理技術を導入した畜産農家に出向き、専攻実習を行いながら、卒業論文を作成して行きます。

また、畜産コースでは、原則として2年毎に香川県主催の家畜人工授精師養成講習会に参加することができるほか、各種の資格を取得する機会を設けています。家畜の飼育に興味がある方は、ぜひ香川県農業大学校の畜産コースで学んでみませんか。

 

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