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【技術の概要と効果】
パセリ秋冬穫り作型において、遮光剤を塗布した黒色マルチを利用し、夏季の地温上昇を抑制することで慣行(裸地)並みの生育と省力化を両立する。
【材料】
穴開き黒マルチ(条間25cm×株間27cm、2条千鳥、幅150cm)
マルチ留め具(マルチキーパー等、2m間隔に1個をマルチ両側に設置)
遮光剤「ホワイトクール」(炭酸カルシウムの粉体を水で希釈して吹き付けるタイプの簡易な園芸用遮光資材)
【手順】
1.畝立後に灌水チューブを敷き、その上に穴開き黒マルチを敷設する。マルチの肩から下部分は折り返して天部分のみ被覆する。
2.マルチ裾が落ちないよう、マルチ留め具や針金等でマルチ端部分を止めておく。
3.遮光剤を水で10倍に希釈し、背負噴霧器等でマルチ天部分に散布する。着色が薄い所は3度掛けする。50~80m畝で約10リットル使用する。
4.マルチ穴に苗を定植、直播の場合は播種する。
5.10月上~中旬に裾マルチを下に広げる。(抑草、地温保持)
(JPG:105KB)
背負噴霧器で10倍希釈液を散布
(JPG:115KB)
遮光剤散布後に定植(または直播)
〇寒冷紗被覆と先マルチ(畝天部分に遮光剤塗布)を併用することで、マルチなしの慣行に比べほぼ同等の生育をした。
〇黒マルチでも遮光剤を塗布することによりマルチなしに比べ平均地温が0.21℃低下した。
〇先マルチを行うことにより、後マルチ(慣行)に比べ10a当たり32時間の省力化(85%削減)になった。
表_先マルチによる省力効果
| 区名 | 10a当たりの作業時間 | 10aの植付株数 |
| 先マルチ区 | 5.5時間 | 6,400株 |
| 観光区 | 37.5時間 | 6,400株 |
(JPG:181KB)
令和7年9月8日
(JPG:200KB)
令和7年10月20日
【残された課題、今後の展開、利用上の注意事項】
〇遮光剤を散布するとき、沈殿しやすいのでよくかき混ぜながら散布する。
〇乾き付くと約1ヵ月は白色が残る。
【協力】
JA香川県東讃営農センター大内集荷場、大内パセリ部会
〈参考〉グリーンな栽培体系導入マニュアルパセリ編(東讃農業改良普及協議会)
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