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農業後継者はもとより、多様なルートから意欲ある人材を確保するため、就農相談から就農までのサポート体制を強化します。また、高齢化する担い手の円滑な世代交代に向けて、次世代への経営継承を支援します。
独立就農の促進や就農後の早期経営の安定を図るため、実践的な研修、機械・施設など経営基盤の確保を支援するとともに、発展段階に応じた生産技術や経営改善の支援など、関係機関と連動したサポート体制を強化し、次世代の担い手へと誘導します。また、女性農業者が幅広い視野と優れた経営感覚を身につけ、農業経営に参画できるよう、経営発展に向けた取組みやネットワークを支援します。
自己の経営を発展させつつ、新規就農者を受け入れて育て、地域に人材を送り出す里親となりうる農業士等の優れた経営体を育成するとともに、優れた経営体同士の連携を促進し、新たな品種や革新的な技術の導入等を進め、産地全体の発展に取り組みます。
また、市町や農業委員会などと連携し、地域の実情に応じた集落営農の組織化を図るとともに、既存組織の経営改善を支援します。
農業の成長産業化に向けて、マーケットインの発想による消費者ニーズに即した魅力ある農産物の生産が重要であることから、消費者ニーズに即した農産物の安定生産を始め、米「おいでまい」、小麦「さぬきの夢」、和牛「オリーブ牛」、イチゴ「さぬきひめ」、温州みかん「小原紅早生」等ブランド力を備えた「強み」のある農産物の生産拡大や食の安全・安心や環境に配慮した農業への取組み等を支援します。
合わせて、農業者自らが戦略的に取り組む6次産業化や農商工連携を支援し、農業所得の向上と経営の発展を促進します。
イノシシやサルによる農作物被害が拡大しており、中山間地域を中心に農村生活や営農環境に深刻な影響を与えているため、市町や農業委員会などと連携し、集落ぐるみの鳥獣被害防止対策を推進します。
農業・農村の有している洪水の防止や水源のかん養などの多面的機能が、農村の過疎化や高齢化の進行により、その機能の維持が困難となっているため、地域の特色を活かした新たな品目の掘り起こしや農畜産物加工を促進するとともに、農村の豊かな自然環境や伝統文化、農産物などの特徴ある地域資源を活かし、都市と農村との交流や食育・地産地消の推進などを通じて、農村の活性化を図ります。
さらに、活性化を支える人材の育成を図るため、女性や高齢者等の多様な地域活動を支える組織や人づくりを支援します。
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