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公開日:2015年7月27日

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人権啓発テレビCM・ポスター制作にあたって(平成26年度)

「虐待」を告発できる子は、まれです。

ポスター

12月4日〜10日は「人権週間」です。

香川県・香川県人権啓発推進会議では、一人ひとりの人権が尊重される社会の実現をめざし、「人権啓発テレビCM・ポスター」を制作しています。
平成26年度の人権啓発の重点目標は「子どもの人権擁護の推進」です。

児童相談所への虐待の相談件数が増加し続けており、保護者による子どもの虐待死事件がマスコミで大きく報じられるなど、児童虐待は深刻な社会問題になっています。
児童虐待は「家庭」という外から見えにくい場所で起こることから、児童虐待が深刻化するのを防ぐためには、虐待をできるだけ早く発見することが必要です。しかし、子どもは自分の意思をまだ十分には伝えることができません。また、子どもにとって保護者はかけがえのない存在であり、たとえ虐待を受けていても、それを自分に対する不当な権利侵害だと認識することができません。虐待を受けている子どもが自らそのことを周囲に訴えることは、とても難しいことなのです。
だからこそ、児童虐待を防ぐためには、周囲の大人たちが子どものサインに気づき、手を差し伸べることが重要です。

ポスターには、こちらに向かって何かを伝えようとしている子どもの姿が描写されています。子どもの後ろの大きな風船には、「殴る蹴るはもちろん、家に閉じ込める、食事をさせない…これ全部、虐待ですよ。」と書かれ、強い言葉で虐待を告発しています。
何かを伝えようとしている子どもと、虐待を告発する言葉を描写することで、「虐待を告発している子ども」の姿を印象付けるとともに、「『虐待』を告発できる子は、まれです。」というキャッチコピーを前面に打ち出しています。
そして、「子どもを虐待から守るのは、周囲の大人の気づきです。」というリード文で受けることによって、児童虐待を防ぐには周囲の大人の気づきが必要であることを示しています。

このポスターによって、子どもの人権を守ることの大切さを認識してもらうとともに、さまざまな人権問題について考えてもらうきっかけになることを期待して制作しました。

みんなで築こう 人権の世紀
〜考えよう 相手の気持ち 育てよう 思いやりの心〜

 

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