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公開日:2016年11月28日

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人権啓発テレビCM・ポスター制作にあたって(平成28年度)

支えてたはずが、支えられてた。

人権啓発ポスター画像

12月4日から10日までの1週間は「人権週間」です。
県、市、町や県内企業を含む民間団体で構成する香川県人権啓発推進会議では、一人ひとりの人権が尊重される社会の実現をめざし、「人権啓発テレビCM・ポスター」を毎年制作しています。平成26年に実施した県政世論調査では、「日本における人権課題で関心があるものは何か。」との問いに「障害者の人権」と答えた人が55パーセントを超え、最も高くなっています。また、障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会を実現することを目的に、「障害者差別解消法」が今年4月に施行されたこともあり、今年度は、「障害者の人権」をテーマとしました。障害を理由とする偏見や差別意識は、私たちの障害や障害者に対する理解不足により生じることが多いのではないでしょうか。私たちの身近なところにある段差などの”目に見えるバリア”だけでなく、障害についての認識不足等により、障害のある人への偏見や差別意識を持つことなどの”目に見えないバリア”を、まちからも、心からも取り除くことが必要です。
ポスターでは、お母さんは今まで障害のある子どものことを一方的に”支えてた”とばかり思っていたのに、子どもが意欲的に車いすバスケットボールをしている姿を見て”支えられてた”と感じることができた瞬間を描いています。子どもの手が、「お母さん、僕は楽しんでいるよ。挑戦しているよ。」と言わんばかりにお母さんの手をやさしく、そして頼もしく包み込んでいます。その情熱のこもった子どもの手のぬくもりを受け取ってお母さんは満面の笑みを子どもに返しています。この一瞬を描くことで、たがいを尊重し、同じ気持ちで心をつなげば、思い込みや先入観がなくなり、今まで見えなかった相手の本当の心が見え、気づきにつながることを表現しました。普段、誰もが少なからず「心の壁」をつくってしまいがちですが、家族のように親しさが増すほど、相手を理解するほど、その壁は低くなります。そして向き合うことで見えてくる「心の扉」をおたがいが開き、そこにきっと生まれる「心の絆」を結ぶことで、障害のある人もない人も、おたがいに人格と個性を尊重しながら共生できる社会をつくっていこう、というメッセージを込めました。

みんなで築こう 人権の世紀 〜考えよう 相手の気持ち 未来へつなげよう 違いを認め合う心〜

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