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6月28日(日曜日)、四国水族館にて「水生生物に関する知識向上講座」を開催し、30名が受講しました。本講座では、海の生き物の専門家から、アマモ場に生息する生き物の生態や藻場の役割について学びました。
〈講義〉
はじめに仙田氏から自己紹介があり、続いて四国水族館の展示テーマやコンセプトについて説明がありました。四国の豊かな水景を再現し、四季に合わせて生き物を入れ替えながら展示していることなどが紹介されました。
続いて、「海藻や海草、それにつく生き物」をテーマに講義がありました。海藻と海草の違いや藻場の種類について学んだ後、仙田氏が実際にアマモ場で採集したヨウジウオやオオワレカラ、アミメハギなどを水槽で観察しました。その後、これらの生き物を題材に、アマモ場が魚の産卵場や稚魚の育成場所として重要な役割を担っていることや、食物連鎖、生息環境について分かりやすく解説いただきました。
さらに、藻場が減少している現状やその要因、藻場再生の取組について紹介がありました。「この問題をどう解決するか」という問いかけに対し、受講者からは「海草の種子をまいて藻場を増やす」「栄養塩を海へ送り藻場を守る」などの意見が出されました。これを受け、仙田氏からは、人工漁礁の設置など、人の手による取り組みが藻場再生には重要であると説明がありました。その後、仙田氏の案内で館内を見学しました。


〈館内見学〉
四国水族館では、「四国の水景」を展示テーマに、瀬戸内海や太平洋、四万十川の清流など、多彩な水景が再現されています。仙田氏の案内のもと太平洋ゾーンから深海ゾーン、クラゲゾーンへと進むと、まるで海の中を旅しているような感覚が味わえました。続いて、四国水族館で最も大きい水槽「綿津見の景」では回遊魚が群れで泳ぐ壮大な景観が広がり、「神無月の景」では頭上を旋回するシュモクザメの姿に受講者は圧倒されていました。瀬戸内ゾーンでは穏やかな海の風景が再現され、岩陰に潜む魚たちの姿が見られました。その先にはアマモ場を再現した「海の草原の景」があり、揺れるアマモの間を稚魚が泳ぐ様子が印象的でした。最後に2階へ上がり、淡水ゾーンで四国の河川を模した水景を見学し、海から川へと続く多様な水環境を体感しました。




〈振り返りとまとめ〉
レクチャールームに戻り、アマモ場の映像を見ながら、生息する生き物について解説がありました。ミズクラゲやヤドカリ、ツメタガイの卵など、自然のアマモ場の様子が映し出され、受講者は実際の生息環境について理解を深めました。最後に質疑応答を行い、「ウミウシの仲間はアマモ場で見られるか」「サンゴは瀬戸内海にも生息しているか」「四国水族館ではアマモ場再生にどのように取り組んでいるか」など、多くの質問が寄せられ、受講者の関心の高さがうかがえました。
講座終了後のアンケートでは、「生き物の目線から藻場のことを知れた」「藻場の大切さを感じることができた」などの声が聞かれました。


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