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令和7年第32週(8月4日~8月10日)の感染症発生動向調査で、小児科定点(26定点医療機関)あたりの患者数が2.12人(患者数55人)と増加し、警報レベル(定点あたり患者数2.0人)を超えたので、流行警報を発令します。香川県で警報レベルを超えたのは、現在の集計方法になった平成11年以降、初めてです。
高松地区(定点あたりの患者数3.78人)、西讃地区(定点あたりの患者数2.67人)、では警報レベルを超えており、中讃地区(定点あたりの患者数0.44人→1.00人)においても患者数が増加しています。
ヒトパルボウイルスB19による感染症です。小児を中心にみられる流行性の発しん性の病気です。両頬がリンゴのように赤くなることから、「リンゴ病」と呼ばれることもあります。
感染した人の咳やくしゃみを吸い込んだり、感染者と接触したりすることによる感染が知られています。こどもを感染から守るため、周囲の人も基本的な感染対策を心がけましょう。
また、ヒトパルボウイルスB19はアルコール消毒の効果が乏しいため、流水と石けんによる手洗いや咳エチケットが有効です。
伝染性紅斑の定点医療機関数:26医療機関
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