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公開日:2020年12月26日

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亀山八幡宮の秋祭(小豆島町)

概要

文化財シコミ(小豆島町無形民俗文化財)・オオネリ(小豆島町無形民俗文化財)

所在地・伝承地豆島町池田地区

祭礼・公開日10月16日

概要豆島の季節最後の祭りとして行われる旧池田村の秋祭。地区内から15台の太鼓が奉納され、特にお旅所のある桟敷前では「カエシ」や「カキアゲ」、「ホリアゲ」などが行われ、見物人を魅了する。
他にも町無形民俗文化財になっているオシコミやオオネリも見もの。なお、同神社には絵馬「奉懸當社御祭禮之図」(文化9・1812年)が伝わっており、太鼓や芝居をするダンジリ、流鏑馬や船競漕(ハリバタ)の様子も描かれており19世紀前半にはすでに現在のような祭礼が行われていたことがわかっている。

撮影日2007年

参考文献亀山八幡宮の秋祭り」香川県教育委員会『香川県の祭り・行事』2008
                 「蒲生のハリバタ」瀬戸内海歴史民俗資料館『香川県の民俗芸能』1998

写真

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オシコミ(神浦地区の太鼓台を船に乗せ、櫓を漕いで神社前の浜に入る。) 神浦地区の太鼓台を船から降ろす。 境内での太鼓の奉納が終わると、打ち子は若い衆に肩車されて、参詣する。
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太鼓の奉納風景 太鼓の奉納風景 打ち子は、赤い襦袢に色とりどりの襷、鉢巻きなどの衣装を着る。
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太鼓を大きくかえす 太鼓を大きくかえす 池田本町の五組が毎年、交代で奉納するオオネリ。拍子木を先頭に薙刀、毛槍、ハサミ箱が唄に合わせて進む
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オオネリの最後に、その年に流行ったものなどの作り物をダンジリに乗せ進む お旅所の桟敷。国の重要有形民俗文化財に指定されている お旅所の桟敷
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お旅所の桟敷前での太鼓披露 各太鼓は、集団演舞のように3~4台ずつが桟敷前を練り、カキアゲやホリアゲを行い、力自慢を競う

写真の説明

  1. オシコミ(神浦地区の太鼓台を船に乗せ、櫓を漕いで神社の前の浜に入る。舳先では派手な襦袢を着た若い衆がザイを振りながら踊る。)
  2. 神浦地区の太鼓台を船から降ろす。
  3. 境内での太鼓の奉納が終わると、打ち子は若い衆に肩車されて、随神門から本社、境内の末社まで参詣する。
  4. 太鼓の奉納風景
  5. 太鼓の奉納風景、「カヤセ」で太鼓を大きく傾け、屋根の布団が地面すれすれになるところで止める。また太鼓を傾けると同時に、若い衆2人がかき棒にあがり所作をする。
  6. 打ち子は、赤い襦袢に色とりどりの襷、鉢巻などの衣装で、太鼓を叩きながら所作をする。
  7. 太鼓を大きくかえす
  8. 太鼓を大きくかえす
  9. 池田本町の5組が毎年、交替で奉納するオオネリ。拍子木を先頭に薙刀12名、毛槍一対、はさみ箱一対が唄にあわせて踊りながら進む。
  10. オオネリの最後に、ダンジリが行く。毎年、その年に流行したものなどを作り物にしてダンジリに乗せて進む。
  11. お旅所の桟敷。国の重要有形民俗文化財に指定されている。
  12. お旅所の桟敷。
  13. お旅所の桟敷前での太鼓披露。
  14. 各太鼓は、集団演舞のように3~4台ずつが桟敷前を練り、カキアゲやホりアゲを一緒におこない力自慢を競う。

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