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公開日:2020年12月26日

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垂水神社湯立神楽(丸亀市)

概要

文化財川県無形民俗文化財

所在地・伝承地亀市垂水町

祭礼・公開日10月第四土・日曜日

概要水神社の秋祭りの宵に、境内に高い湯棚が造られ、湯立神楽が行われる。休憩をはさみながら夜を徹して、神職や神楽人による里神楽が舞われ、祭り当日の夜明けごろ湯立神事が行われる。薪に火がはなたれ、湯釜の水がわかされ、神職はその湯に御神体を湯浴みさせ、また笹で氏子にも湯をふりかける。その後、神職の一人が笹を湯釜に敷き、釜に入りすわる。そして白い紙を貼った籠がかぶせられ、神職をすっぽり覆い隠し、湯棚の上と下での問答のあと、籠がとりのぞかれる。氏子たちは、湯釜の下を火渡りして無病息災を祈る。この湯立神楽は、神職の代替わりにも行われた。

撮影日2007年

参考文献井静明「香川県の湯立神楽」日本民具学会『民具研究』124号2001

写真

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境内に作った湯棚 湯棚 釜の水を湯棚の神前に供える
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小さな色御幣を板にさしたものを湯釜に浮かべる 薪に火をつけ、湯釜の水を沸かす 銭の束を湯釜に入れ、ゆっくりとかき混ぜる
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手草(笹)を湯釜に差し入れ、氏子は湯浴みをする 神社の御神体を湯釜に入れる 笹を敷いた湯釜に神職の一人が入り、籠をかぶせる
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氏子は火渡りをする

写真の説明

  1. 境内に造られた湯棚全景
  2. 湯棚全景
  3. 釜の水を湯棚の神前に供える。
  4. 小さな色御幣を板にさしたものを湯釜に浮かべる。
  5. 薪に火がはなたれ、湯釜の水を沸かす。
  6. 銭の束を湯釜に入れ、ゆっくりとかき混ぜる。
  7. 手草(笹)を湯釜に差し入れ、氏子は湯浴みする。
  8. 神社の御神体を湯釜に入れる
  9. 笹を敷いた湯釜に神職の一人が入り、籠をかぶせる。
  10. 氏子は火渡りをする。

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