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お米を栽培している水田や果樹などを栽培している畑は、食料を生産するだけでなく、水資源を守り育てる一方で洪水や山崩れを防ぐなど、国土の保全に大きな役割を果たしています。また、稲作に代表される日本文化の伝承(しょう)機能や、のどかな田園風景など景観をつくりだす機能も持っています。
特に、中山間地域にある水田は、大雨が降ったとき、水量を調節するダムの役割を果たしています。これによって、下流にある都市を洪水から守るほか、空気をきれいにしたり、土砂の流出を防ぐ機能もあります。
このように、日本の農業・農村を維持(いじ)発展させることが、豊かな自然環境を守り、私たちの生活、生命、財(ざい)産を守る観点からも重要なことなのです。
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