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公開日:2018年2月1日

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薬物乱用

薬物乱用は「ダメ。ゼッタイ。」

薬物(ドラッグ)について、皆さんはどんなイメージを持っていますか?もし、薬物を勧められたらどのように対応しますか?
今、私達の周りには、さまざまなマスメディアや口コミなどを通して、薬物に関する様々な情報があふれています。中には、薬物を試してみたいと思わせるような興味本位の情報も少なくなく、薬物を供給する暴力団や密売組織も全国に広がっています。こうした中、薬物に手を出す人の数が、若者を中心に増加しています。

覚せい剤の乱用が中高生にも広がっています。

薬物事犯の検挙件数、人員をみると、最も多く乱用されている薬物は覚せい剤です。覚せい剤事犯では、少子化で少年全体の数が減っているにもかかわらず、20歳未満の少年、特に中高生の比率が急速に増えています。
若者の間で覚せい剤は「スピード」、「S(エス)」、「シャブ」などと呼ばれています。注射を使わない方法で乱用されることが増えており、覚せい剤の使用に抵抗を感じなくなっているようです。
覚せい剤の誘惑は、誰にでも、どこにでも有り得ることです。
「ダイエットにいいよ」「疲れがとれてすっきりするよ」「気持ちが良くなるよ」・・
覚せい剤には、このような甘い言葉がつきものです。

「薬物乱用」とは?

本来、医薬品であるもの(麻薬、睡眠薬、精神安定剤等)を医療目的から外れて使用することです。
また、本来、使用してはいけない薬物を不正に使用することも薬物乱用です。
これらの違法な薬物はたとえ、1回使用しただけでも乱用にあたります。

薬物乱用をするとどうなるの?

心身への影響(脳や臓器がボロボロになります)

乱用を続けると、脳や各臓器の大切な働きがこわれてしまいます。また幻聴や幻覚、妄想といった精神障害が現れます。
薬物を注射で乱用する場合、各種の感染症(エイズ、肝炎)などの原因になります。

いったん始めるとやめられなくなりなす。

薬物乱用の最も恐ろしい特徴は、何度でも繰り返して使いたくなる「依存症」をもっていることです。特に、覚せい剤などは、それなしではいられないほどの強い精神依存症を持っています。乱用を繰り返す人は「快感を得るため」だけでなく、薬物が切れたときに感じるイライラや不安、禁断症状として現れる身体的苦痛から逃れるため、さらに薬物に依存するようになります。また、乱用薬物には、使用を繰り返しているうち、それまでと同じ量では効かなくなる「耐性」という性質があります。
1回だけと思ってはじめた人も、薬物の「依存症」と「耐性」によって使用する量や回数がどんどん増えて自分の意思ではやめられなくなります。

治療して治ったようでも「フラッシュバック」がおこります。

薬物の乱用による害は生涯続きます。薬物乱用の結果、ひとたび幻覚、被害妄想などの精神障害が生じると、治療によって表面上は回復しているように見えても、不眠やほんの小さなストレスがきっかけで突然幻覚、被害妄想などの症状が再燃することがあります。これを「フラッシュバック(再燃現象)」といいます。

「ダメ。ゼッタイ。」を合言葉に・・・

薬物依存は、周囲の人がいくら努力しても直すことができません。本人が、「自分は薬物依存である」と自覚して、自ら治そうと思わなければダメなのです。
家庭環境の中でも、親も子どもも一緒に正しい知識を身につけて、薬物乱用の恐ろしさと乱用される薬物が身近に迫っていることを理解し、薬物乱用には近づかない、甘い言葉でどんなに誘われても「断る勇気」を持つことが大切です。

薬物乱用は「ダメ。ゼッタイ。」です。

愛する自分を大切に ~Yes To Life, No To Drugs~

薬物乱用防止に関しては、公益財団法人 麻薬・覚せい剤乱用防止センターのホームページ(外部サイトへリンク)もご覧ください。

このページに関するお問い合わせ

健康福祉部西讃保健福祉事務所

電話:0875-25-3082

FAX:0875-25-6320