アート・コレクションニッポンの城
展示の概要
- 紙版画家・井上員男(かずお)(1932~2022)の作品「日本の城シリーズ」から四国をはじめ、全国各地の城を選りすぐり紹介します。井上は紙版画という独自の技法を生み出しました。
本展では、特別展「高松城―海にのぞむ城のものがたり―」と連携し、当館が所蔵する「日本の城シリーズ」から、高松城をはじめとする四国の5城に加え、国宝の姫路城・犬山城や、高松藩初代藩主松平頼重の祖父にあたる徳川家康に縁のある岡崎城を展示します。
香川県出身の井上員男が、往時の城を思い描き、現在の姿と融合させ創作した日本の城の姿をお楽しみください。
会期 |
令和7年4月15日(火曜日)から令和7年6月1日(日曜日) |
開館時間 |
午前9時から午後5時(入館は閉館の30分前まで)
- 4月26日・5月3日・5日・10日・17日・24日は午後8時まで開館(入館は午後7時30分まで)
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休館日 |
毎週月曜日(5月5日は開館)、5月7日(水曜日)
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会場
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香川県立ミュージアム(高松市玉藻町5-5)常設展示室2 |
展示数 |
8件8点 |
観覧料 |
一般410円、団体(20名以上)330円(6月1日以降、一般500円、団体400円)
- 特別展「高松城―海にのぞむ城のものがたりー」の会期中(令和7年4月22日(火曜日)~6月1日(日曜日))は特別展観覧券で常設展をご覧いただけます。
- 高校生以下の方、香川県在住の65歳以上の方、障害者手帳・特定医療費(指定難病)受給者証・小児慢性特定疾病医療費受給者証等の提示者とその介護者の方は無料。
- 5月18日(日曜日)国際博物館の日はどなたも無料。
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関連イベント
ミュージアムトーク
展示内容について担当学芸員がわかりやすくお話しします(申込み不要)
日時 |
令和7年4月19日(土曜日)
令和7年5月6日(火曜日・振替休日)
いずれも午後2時から開始
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会場 |
常設展示室2 |
参加料 |
無料(別途観覧券が必要) |
申込 |
不要 |
展示品
井上員男「高松城」
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平成14年(2002)
- 在りし日の高松城を描く。作品の中央には明治17年(1884)に取り壊された天守が建っている。艮櫓(うしとらやぐら)や月見櫓といった現存する櫓に加え、手前には高松藩主専用の船である御座船「飛龍丸」を描いており、参勤交代の様子を描いている。
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井上員男「丸亀城」 |
平成8年(1996)
- 生駒家が築城したのち、慶長20年(1615)の一国一城令により、一度は廃城となった城郭。生駒家の改易にともない、丸亀藩主となった山崎家により再建され、次の京極家によって天守が完成した。現存する天守や大手門のほか、今はない櫓が描かれている。
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井上員男「姫路城」 |
平成12年(2000)
- 五重七層の大天守と、それに連なる小天守が特徴的な姫路城。画面下部には咲き誇る満開の桜。高松藩初代藩主松平頼重が高松城の改修をする際に、姫路城と小倉城(福岡県)を参考にしたという。最終的には、姫路城は大きすぎたため、小倉城を模した天守を築いた。
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すべて当館蔵