令和7年度夏の特別展
特別展
「小沢剛の讃岐七不思議」
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《目次》
- 展覧会情報
- 展覧会のみどころ
- 関連行事
- 無料シャトルバスについて
新着情報
- 予告ポスター・チラシが完成しました(2025年3月)
- 詳細についてプレスリリースを行いました(2025年6月)
- 開催ポスター・チラシが完成しました(2025年7月)
関連サイトリンク
特別展「小沢剛の讃岐七不思議」特設ページ(https://7wonders.ozawatsuyoshi.net/(外部サイト))にとびます。
「瀬戸芸美術館連携」プロジェクトの公式サイト(https://setogei.fukutake-foundation.jp/)にとびます。
「瀬戸芸美術館連携」プロジェクトチケット購入ページ
- 以下バナーをクリックすると該当サイトが開きます。
- 当館の特別展「小沢剛の讃岐七不思議」を含む、「瀬戸芸美術館連携」プロジェクト参加施設(高松市美術館、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館MIMOCA、直島新美術館、岡山県立美術館、大原美術館、兵庫県立美術館、横尾忠則現代美術館)の対象展覧会を各館1回ずつ鑑賞できる共通チケットになります。
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展示概要
現代アートと収蔵品のコラボレーション
小沢剛の大規模個展、四国初開催!
- 小沢剛は、純粋芸術とそれ以外のものの境界に関心を寄せ、歴史や社会にユーモアと批評精神を交えて様々な問いをなげかける作品で国内外で広く評価されています。本展では、香川県立ミュージアムが収蔵する香川の歴史・美術・民俗に関する膨大な資料や情報などから独自の視点でモノ・コトに着目し、それらから触発され生み出した作品や実物の資料を組み合わせた展示を構想しています。
- 子どもと大人、過去と現在など異なる視点が交差する作品世界は、モノ作りの技術や収蔵・陳列について、あるいは世界の見方や自然科学、死生観などについての考察と讃岐の歴史文化との新たな出会いを誘発します。
会期 |
令和7年8月9日(土曜日)から10月13日(月曜日・祝日)まで、全57日間 |
開館時間 |
午前9時から午後5時(入館は閉館の30分前まで)
夜間開館
- 夜間開館日:8月と10月の毎週土曜日と8月10日(日曜日)・11日(月曜日・祝日)、10月12日(日曜日)、10月13日(月曜日・祝日)
- 夜間開館日の開館時間:午前9時から午後8時まで(入館は閉館の30分前まで)
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休館日 |
月曜日(ただし8月11日、9月15日、10月13日は開館)
8月12日(火曜日)、9月16日(火曜日)
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会場 |
香川県立ミュージアム特別展示室 |
観覧料 |
- 一般:1,200円/前売・団体(20名以上):1,000円
- 瀬戸内国際芸術祭パスポート提示で団体料金(8月9日から31日、10月3日から13日)
- 高校生以下、県内在住の65歳以上の方、障害者手帳・特定医療費(指定難病)受給者証・小児慢性特定疾病医療費受給者証等の提示者とその介護者は無料
- [前売]香川県立ミュージアム、セブン・イレブン各店で発売中(8月8日まで)
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主催 |
主催:香川県立ミュージアム、「瀬戸芸美術館連携」プロジェクト実行委員会(事務局:公益財団法人福武財団)、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁
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共催(予定) |
香川県教育委員会、四国新聞社 |
協力 |
MISASHINGALLERY、一般社団法人パペットナビゲート、公益財団法人松平公益会、社会福祉法人松福福祉会城東保育園、東かがわ市とらまるパペットランド |
助成 |
公益財団法人花王芸術・科学財団 |
後援(予定) |
朝日新聞高松総局、産経新聞社、山陽新聞社、日本経済新聞社高松支局、毎日新聞高松支局、読売新聞高松総局、OHK岡山放送、RSK山陽放送、KSB瀬戸内海放送、TSCテレビせとうち、RNC西日本放送、FM香川、FM815 |
ゲスト・キュレーター |
三木あき子(直島新美術館館長) |




出品作家プロフィール
小沢剛(おざわつよし)

美術家、1965年生まれ、千葉県在住
- 東京藝術大学在学中から、風景の中に自作の地蔵を建立し、写真に収める「地蔵建立」を開始。1993年より牛乳箱を用いた超小型移動式ギャラリー「なすび画廊」や「相談芸術」、99年には日本美術史の名作を醤油でリメイクした「醤油画資料館」や、2001年より女性が野菜で出来た武器を持つポートレート写真のシリーズ「ベジタブル・ウェポン」、13年より歴史上の実在する人物を題材に、事実とフィクションを重ね合わせ、物語を構築する「帰って来た」シリーズを制作。香川県坂出市の鎌田ミュージアムにて「讃岐醤油画資料館」が恒久設置される。
「瀬戸芸美術館連携」プロジェクト
- 2025年4月18日から開催される瀬戸内国際芸術祭(瀬戸芸)2025の広域連携事業として、瀬戸芸の会期中を中心に、香川・岡山・兵庫3県の8つの美術館で、日本人の現代アーティストによる作品を中心とした展覧会を行います。これにより、瀬戸内からアートのメッセージを発信し、瀬戸内がアートの聖地として位置づいていくことを目指します。
讃岐との関係性の深い小沢剛による、新たな「七不思議」の展開
- 小沢剛は場所の歴史文化や人々との関係性をもとにした作品制作で知られ、坂出には「讃岐醤油画資料館」が、また直島のヴァレーギャラリーには「スラグブッダ88」が常設展示されるなど、讃岐(香川県)において多くの作品を生み出しています。その小沢が今回再びこの地域で取り組むのは、「七不思議」というテーマです。2008年に金沢で始め、実に17年ぶりとなる本テーマは「怪しさ」や「ありえなさ」というよりも、独自の視点で「見るべき、あるいは知っておくべきモノ・コト」に着目するもので、小沢剛の最新形を通して、作家の創作のもとにある純粋芸術とそれ以外のものの境界や時代を超えて引き継がれてきたものへの関心に触れる貴重な機会となります。
香川県立ミュージアムの収蔵品への異なる視点と地域の魅力の再発見
- 本展は、歴史博物館と美術館の機能をあわせもつ香川県立ミュージアムの収蔵する歴史・美術・民俗などに関する膨大な資料、情報をもとに構想され、収蔵品とそれらから触発され生み出された作品を組み合わせ、枠組みやヒエラルキーを超えて過去と現代が出会う意欲的な展示です。
- 香川県指定有形文化財「高松松平家博物図譜」のうち「衆鱗図(しゅうりんず)」全4帖や、「一角印籠(いっかくいんろう)」といった近年注目されている収蔵品から、本展で初展示となる捕縛術の伝授に用いられた「直指公御流儀秘事縄雛形(じきしこうごりゅうぎひじなわひながた)」(縛り人形)まで、ミュージアムの多様な収蔵品を異なる視点からとらえるとともに、地域の魅力の再発見を促します。
小沢剛による
展示構想ドローイング
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香川県指定有形文化財
「高松松平家博物図譜」のうち「衆鱗図」
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重要美術品一角印籠 |
直指公御流儀秘事縄雛形 |
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人々とのコラボレーションで生み出された多様な作品群
- さまざまな収蔵品などから触発され、「モノ作りの技術」「自然科学観察」「世界の見方」「死生観」「風景」といった方向性のもとに創作された小沢剛の作品群は、インスタレーション、写真、オブジェ、映像、焼き物、絵画といった多様なメディウムで構成され、すべて新作になります。一部は城東保育園(高松市)の子どもたちや、とらまるパペットランド(東かがわ市)など地域の人々とのコラボレーションで制作されました。
源内焼アメリカ図皿 |
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衆鱗図ワークショップの様子(城東保育園) |
とらまるパペットランドでの映像撮影 |
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なすび画廊番外編
- 「なすび画廊」は、1993年に小沢が始めた牛乳箱を展示空間にみたてた世界最小の移動式画廊プロジェクトです。日本独自の貸し画廊システム批判から始まった本プロジェクトはその後、世界各地のアーティストとのコラボレーションへと変化していきました。
- 本展では、特別プロジェクトとして、約10軒の「なすび画廊」に香川県立ミュージアムの収蔵品の数々が展示され、香川県の歴史を伝える歴史展示室などに設置されます。ポータブルな機能性から路上や店先で展示されてきた「なすび画廊」が、タイムトリップをするかのごとく時を超えて過去の様々な「作り手」たちの「創造物」を紹介します。
オープニングトーク「小沢剛の讃岐七不思議を語る」(無料・要事前申込)
オープニングに際して、アーティストやゲスト・キュレーターらが、本展コンセプトや作品等について語ります。
日時:8月9日(土曜日)13時30分から15時00分
登壇:小沢剛、三木あき子ほか
会場:地下1階講堂
定員:230名
申込期間:7月9日(水曜日)から、定員になり次第終了
申込方法:電話(087-822-0247)または香川県電子申請・届出システム(外部サイトへリンク)から
秋分スペシャルトーク「讃岐の七不思議を求めて」(無料・要事前申込)
香川県立ミュージアムが収蔵する香川の歴史・美術・民俗に関する膨大な資料や情報を探ることから始まった本展。その準備に関わった専門家や学芸員とともに、改めて「讃岐の七不思議」や地域の魅力等について語り合います。
日時:9月20日(土曜日)13時30分から15時00分
登壇:小沢剛、三木あき子、田井静明(瀬戸内海歴史民俗資料館専門職員)ほか
会場:地下1階講堂
定員:230名
申込期間:8月20日(水曜日)から、定員になり次第終了
申込方法:電話(087-822-0247)または香川県電子申請・届出システム(外部サイトへリンク)から
クロージングトーク「出会い・協働から見えるもの」(無料・要事前申込)
本展は、現代アートと時代やジャンルの異なる様々な収蔵品の出会いだけでなく、多くの人々との協働による作品制作が特徴的です。制作に参加した協力者たちが会し、作品のメイキングや協働の可能性等について議論します。
日時:10月12日(日曜日)13時30分から15時30分
登壇:小沢剛、三木あき子、協力者、当館職員ほか
会場:地下1階講堂
定員:230名
申込期間:9月12日(金曜日)から、定員になり次第終了
申込方法:電話(087-822-0247)または香川県電子申請・届出システム(外部サイトへリンク)から
プレミアムナイトツアー「小沢剛とめぐる讃岐七不思議」(有料・要事前申込)
閉館後に人数限定で、アーティストとめぐる超プレミアムなツアー。カフェで特別メニューを楽しんでから特別展会場へ。小沢剛がさらなる不思議の世界へご案内します。
日時:8月22日(金曜日)、9月19日(金曜日)、各18時00分から20時00分(受付は17時30分から)
定員:各回20名(先着順)
申込期間:7月22日(火曜日)から、定員になり次第終了
申込方法:旅行情報サイト「じゃらんnet(外部サイトへリンク)」から
子ども向けワークショップ「小沢さんと7つのフシギにチャレンジ!」(有料・要事前申込)
アーティストと一緒に特別展をめぐりながら、作品づくりに取り組むワークショップです。
日時:8月23日(土曜日)13時30分から15時00分
対象:小学生《小学3年生以下は保護者同伴(1名)が必要》
定員:15名(申込多数の場合は抽選)
会場:特別展示室ほか
参加料:500円(保険料・材料費として)
申込期間:7月5日(土曜日)から7月26日(土曜日)当日必着
申込方法:往復はがき(1枚につき2名まで)または香川県電子申請・届出システム(外部サイトへリンク)から
ギャラリーツアー(要観覧券・申込不要)
ゲスト・キュレーターである三木あき子による作品解説。
日時:8月9日(土曜日)、9月20日(土曜日)、各回11時00分から30分程度
会場:2階特別展示室ほか(2階特別展示室入口集合)
瀬戸内国際芸術祭会期中に以下の日程で、高松港と香川県立ミュージアムの間で無料シャトルバスを運行します。
「小沢剛の讃岐七不思議」にふらっと立ち寄りやすくなります!
《運行日》
8月9日(土曜日)・10日(日曜日)・11日(月曜日・祝日)・16日(土曜日)・30日(土曜日)
10月4日(土曜日)・11日(土曜日)・12日(日曜日)・13日(月曜日・祝日)
《出発時刻》
高松港→香川県立ミュージアム:16時00分、16時30分、17時00分、17時30分、18時00分、18時30分、19時00分
香川県立ミュージアム→高松港:16時15分、16時45分、17時15分、17時45分、18時15分、18時45分、19時45分