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公開日:2023年10月25日

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知事記者会見 令和5年10月23日(月曜日)

知事記者会見録

  • 日時:令和5年10月23日(月曜日)11時00分から11時15分
  • 場所:香川県庁本館9階 県政記者室
  • 作成:広聴広報課

 


質問項目

1.来月以降の高松空港の国際線について
2.高松市長とのトップ会談について
3.サンポート高松地区のプロムナード化等について
4.北伯香川県人会 山本名誉会長による知事表敬訪問について
 

質問事項

幹事社: 幹事社からは今日は二つ質問させていただきます。
一つ目、来月以降の高松空港の国際線についてです。高松空港の上海線が今月10日から今週末の28日まで運休となっていましたが、その後、発表で12月31日まで運休が継続になったというのを聞きました。改めてこの件について、知事の受けとめを伺いたいと思います。また一方、高松空港では他の国際線は盛況で、来月からは台湾高雄との間でチャーター運航も始まります。空港では利用客のさらなる増加が予想される中、国際線ターミナルの増築などを検討していると思いますが、県としてどのような支援をしたいか伺いたいと思います。
二つ目の質問です。高松市長とのトップ会談について。先週20日、高松市長とのトップ会談が開かれました。現在進めているサンポート高松地区のプロムナード化や子育て支援などを話し合ったと思いますが、改めてその成果と、また来年度の予算編成で検討したい政策等があれば伺いたいと思います。

知事:まず上海線のご質問がございました。高松-上海線について、春秋航空から令和5年12月31日まで運休するとの連絡がございました。今年中の運休が決定したということで、大変残念に思っております。運休の理由については、引き続き会社の事業計画の変更という説明を受けております。上海線の運航再開で上海と香川県との間のいろいろな交流が活性化することに、この便は非常に大事な便でありますので、今後も春秋グループと情報交換を密にして、早期に運航が再開されるように努めていきたいと考えております。
次に高松空港の増築についてのご質問がございました。高松空港ですけれども、国際線も再開が続いておりまして、利用者の増加もあります。今後もこの傾向が続くと思われますので、ターミナルビルの増築は受入態勢の充実強化に必要なものであると考えております。このターミナルの増築ですけれども、高松空港株式会社において計画をされておりましたけれども、新型コロナウイルス感染症によって、現在においてもまだ着手がされていないという、そういう状況であります。高松空港株式会社からは、今後の航空路線の展開、再開とか増便とか、そういったものを見据えながら、早期にターミナルの増築などを検討していくと伺っております。県としては、利用者の利便性向上のために、先ほど言いましたように、大変必要なものだと思っておりますので、同社に早期の増築を働きかけていきたいと思います。現時点では、県としての財政的な支援については予定しておりません。なお、それに先立ちまして、国際線のターミナルについて、今のチェックインカウンターが会社ごとになっている、エアラインごとになっているのを、共用で使えるようにして利便性を図ること、それから国際線保安検査場を2レーン化すること、国際線の搭乗待合室内にバリアフリーのトイレを新たに設置すること、これについては、先立って、これから実施をしていくと伺っております。
それから大きく二つ目の、先週の高松市長とのトップ会談の件のご質問がございました。この会談では、サンポート高松地区のプロムナード化、子育て政策、高松盆栽の海外展開の推進、瀬戸内海国立公園指定90周年記念事業のことなど、全体で7議題について意見交換を行いました。具体的には、サンポート高松地区のプロムナード化については、高松市と県が連携して地域住民などの関係者との合意形成を引き続き今後進めていくこと、子育て政策につきましては、本年8月から全市町においての高校卒業までの医療費の無償化がスタートし、また第3子以降の給食費の無償化も3学期以降のスタートが予定されることになりましたが、こういったことについて、それ以降も継続をすること、それから、男性の育児休業取得の促進を官民挙げて進めることについて、県と市で連携して、経済界に働きかけなどを行うこと、それから、黒松盆栽の需要拡大につきましては、高松市と連携して、米国への輸出解禁に向けた取り組みをスピードアップしていくこと、それから瀬戸内海国立公園指定90周年事業の推進については、来年3月の屋島でのキックオフイベントを始めとして、県として連携して取り組んでいくこと、こういったことが具体的に、トップ同士の私と市長との間で、基本的方向性の共有が図られたということが大きな成果であると思います。予算との関係のご質問がございましたけれども、これから編成になります。7議題については、いずれも県政にとっても、もちろん高松市政にとっても、重要な課題であると思いますので、必要な予算についてその編成過程でしっかりと確保していきたいと思います。

記者:二つ目の質問に少し関連しているのですけれど、先日、サンポートプロムナード化の検討会があって、知事としては、今後はどのようなスケジュールで進めていきたいとお考えですか。

知事:まずは、住民の方を中心とした関係者との合意形成について、先日、地元説明会を行いましたけれども、これにつきまして、引き続き進めて、できるだけ早く、合意形成が図られるようにしたいと思います。そして、アリーナのオープンが25年の春に予定されておりますので、あと1年半ぐらいですので、それまでの間にこのプロムナード化が実現できればと考えておりまして、それに向けて合意形成を前提にしながら進めていきたいと思います。

記者:知事としては、何年度ぐらいの実現を目指しているのでしょうか。

知事:25年の春、アリーナの時には実現したいと。いろいろなものがありますけれども、今提案しているJR高松駅とサンポート地区との歩道化、それから、さらに海側の道を2車線化して、海との関係の連続性を強めること、こういったことについては、25年の春までに実現できたらと考えております。

記者:今はサンポート地区のプロムナード化ということですが、今後はもっと市内の方にも広げていくという考えもありますが、知事としては具体的にどこら辺まで広げますか。

知事:サンポートで言えば、25年春までに目指したいと思うことのほかに、あの地区にもう少し恒常的にぎわいができるようなにぎわい拠点も検討していきたいと思っております。それから市内との連続性については、ことでん高松築港駅周辺から丸亀町のドームまでの間を時間的、心理的距離が縮まるような回遊性のある通路と言いますか、歩いていける、そういったものを整えていきたいなと思います。併せて、長期的には市内のもう少し南の方まで歩いて、安全で、楽しく、綺麗な、そういうようなことを区間を決めながら進めていきたいと思います。

記者:まず1点目、上海線のことについてなのですけれども、運休が延長されたということで、観光面での影響についてどのように捉えておりますでしょうか。

知事:上海を中心に中国からの観光客のその戻りと言いますか、そういったものを、この上海線の再開には大きく期待しておりましたので、そこの点については、少し時間がかかる状態になったと、そんな影響を予測しております。
 
記者:具体的に何か団体ツアーの中止とかどのぐらいあるとかそういった情報が寄せられたりしていますでしょうか。

知事:タイミング的に決まっていたものが取り止めになって県内の旅行業者、宿泊関係のところで損失が出ている、そういった状況は聞いておりません。

記者: わかりました。あとサンポートのプロムナードの方なのですけれども検討会議の中でも、フェリーの事業者などから、やはり渋滞の問題、渋滞に関する意見が出されるなどしました。こういったプロムナード化に伴いまして、その渋滞についてどのように受け止めておりますでしょうか。

知事:渋滞については先日社会実験を行いました際に、周辺のエリアを広げて、あそこを止めることで渋滞がどうなるかということを見ておりましたけれども、あそこを止めた時に特段の変化というのは見られないというふうな検討結果でございました。一方で、いわゆる通れないことによって利便性が落ちることは一方で間違いないことでありますので、それをいかに補完できるか、この点についてさらに詳細を詰めながら、またきちんとそういった方々への説明をしていかないといけないかなと思っております。

記者:先週の話になるのですけど、16日の月曜日ですけれども、ブラジルから北伯の県人会の山本名誉会長が知事を表敬訪問されたと思うのですけれども、山本名誉会長、90近いご高齢ということなのですけれども、わざわざ日本に帰って来られて、その際、知事がお忙しそうだったので、その受け止めをお聞きできなかったので改めて山本名誉会長の訪問をどのように受け止めていらっしゃるか一言お願いいたします。

知事:山本名誉会長はブラジルの北の方、ベレンというところにお住まいでおられます。非常に高松、香川への訪問を楽しみにしておられて、ここのところコロナのこともあって来られなかったので、久しぶりに来られて本当に喜んでおられました。ふるさとへの思いを、もう長い間になるのですけれども持ち続けていただいているということに改めて私も心を動かされたところであります。今度サンパウロには行きます、という話をしたらベレンにも寄ってほしいという、そういうお願いをされて、どうしても行程上難しいので、丁重にお断りをさせていただきましたけれども、次の時は必ずベレンに寄ってね、という強い要請も受けまして、受け止めさせていただいたところであります。
 

以上

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