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公開日:2023年12月21日

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知事記者会見 令和5年12月18日(月曜日)

知事記者会見録

  • 日時:令和5年12月18日(月曜日)13時00分から13時40分
  • 場所:香川県庁本館9階 県政記者室
  • 作成:広聴広報課

 

報告項目

・前月の交通死亡事故について

 

報告事項

知事:お手元に11月の交通死亡事故のレポートをお配りしております。残念ながら2件発生しまして2人の方がお亡くなりになりました。その中でも11月29日の朝、信号機がない交差点で原付と大型貨物が衝突して原付の運転者が死亡した事故がございました。この事故をもとに再発防止について、お伝えをしたいと思います。この信号機のない交差点、特に安全確認の徹底が重要であります。そして今回も一時停止の場所でしたけれども、それを遵守ということが求められております。三つ目は、一時停止ではない方は優先になりますけれども、一方の一時停止が守られないケースもありますので油断は禁物でありますので交差点の進入の時には、一時停止の方から来ることも、万が一のことも備えて運転をお願いしたいと思います。そして速度が出てないと止まれるということがありますので、交差点の進入、特に見通しが悪い、信号機がない、こういった時の速度には十分ご注意を願いたいと思います。このレポートを直ちにこの後、県のホームページにアップをしたいと思います。現在12月10日から1月10日で年末年始の交通安全県民運動を実施しております。夕暮れ時の事故が多くなりがちですので、夕暮れ時の運転、飲酒運転の根絶、それと自転車のヘルメット着用をお願いしたいと思います。また、チャイルドシートも含めた全座席のシートベルト着用、これも命を守るために不可欠でございます。ぜひお願いしたいと思います。ぜひまた年末年始に向けて交通安全についての報道機関の方にもより一層のご協力をお願いしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 

質問項目

1.サンポート高松での最高級ホテルの整備計画について
2.香川県での「特定重要拠点空港・港湾」の検討について
3.観音寺市議によるヘイト投稿について
 

質問事項

幹事社:幹事社からは今日2点質問があります。
1点目です。サンポート高松での最高級ホテルの整備計画についてです。今月15日に四国電力が進めているサンポート高松での最高級ホテルの整備計画の詳細が発表されました。それによりますと、施設は四国電力などで作る新会社が整備し、運営は世界中で高級ホテルを手がける香港の「マンダリン オリエンタル ホテルグループ」が行うことになりました。オープンは2027年夏の見通しで、同じホテルグループによる直島での古民家風宿泊施設の整備も発表されています。アフターコロナで外国人観光客が増加する中、特に富裕層をターゲットにした計画になっていますが、改めて知事の所感を伺いたいと思います。一方、当初の計画では、大阪・関西万博に合わせて2025年9月のオープンを目指していましたが、四国電力は資材の高騰などで設計の変更が必要になったとして今年7月にオープンの延期を発表していた経緯があります。今後の社会情勢が見通せない中ではありますが、四国電力に求めたいことを伺いたいと思います。
2点目です。香川県での「特定重要拠点空港・港湾」の検討についてです。政府が防衛力強化の一環として検討を進めている「特定重要拠点空港・港湾」について、当面の候補として香川県など全国32ヶ所が選ばれたという報道がありました。すでに知事は防衛省などと検討を進めていることを明らかにされていますが、報道内容が事実かどうか伺いたいと思います。また香川県の場合、高松港や高松空港が選ばれる可能性がありますが、具体的な検討状況がどうなっているか伺いたいと思います。一方で、香川県が選ばれることについて一部で反対の声も上がっていますが、どのように受け止めているか、また、選定された場合、県のメリットは何であるかを伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。

知事:ではまず、サンポート地区B2街区での最高級ホテルの整備計画のご質問がございました。先週15日の金曜日に合同会社四国まちづくり&おもてなしプランニングから、「マンダリン オリエンタル 瀬戸内」が令和9年夏に開業することが発表されたところであります。このマンダリン オリエンタルは世界有数の最高級ホテルブランドでございますので、本県の立地を選んでいただいて、国内では2軒目になるということでございます。本県の国際的な知名度、そしてブランド力が向上をするのではないかと大きく期待をしております。そして、それを通じて交流人口が拡大すること、またサンポートエリアは今、中枢拠点機能の強化を図っておりますけれども、それに拍車がかかること、そしてその両者を通じて県経済の活性化に大きく繋がっていくのではないかと期待しており、この先週15日の発表は私も大変喜ばしい気持ちで聞いたところでございます。
そして富裕層をターゲットにした計画のお話、今ございましたけれども、そのような需要の創出ということも期待されております。いずれにしましても、マンダリン オリエンタルは非常に世界的なブランドでございますので、この力もお借りして本県の魅力を世界に発信できると思います。期待もしておりますし今後、この機を捉えて取り組んでまいりたいと思います。そしてもう一つ、この発表の中に直島町にも同ホテルを展開するという発表がございまして、大変こちらについても喜ばしく感じております。この高松と島を周遊するというコンセプトで事業を展開していただくということで、まさに香川県の観光戦略と歩調を合わせた形になっており、これも大変勇気づけられた点でもあり、大変喜んだところであります。世界からたくさんの方に、この香川にお越しいただき、このホテルを含めて、この高松、香川本土側と瀬戸内の島々を周遊しながら瀬戸内の文化やアートを、また本土側の様々な魅力も体験していただくことができると思います。インバウンドを含めた観光誘客について、今後とも取り組んでまいりたいと思いますし、今後は、このマンダリン オリエンタルの会社とも連携協力していきたいと思います。もう一つ、四国電力に対する求めたいことというご質問がございました。今回開業時期の延期の発表となったわけですけれども、現在のいろいろな状況等を考えて、今回の延期については、やむを得ない事情によるものだと私も考えております。一方でこの事業を県民含め、多くの方に大きな期待をいただいてきたものでありますし、今回の発表で本当に安心したとか、よかったという声も多く聞かれました。この期待に答えていただくように、令和9年夏の開業に向けて、できるだけ早くオープンしていただけるように着実な工事、そして準備を進めていただきたいというのが四国電力に対する大きな希望でございます。
それと香川県での「特定重要拠点空港・港湾」の検討に関するご質問がございました。まず12月13日の新聞報道での関係でございますけれども、このことにつきまして事実関係は承知をしておりません。これまで、この件につきましては10月23日に国の担当官がお越しになられて国で考えている制度の概要のご説明を受けたところでありまして、それ以降については国の方から追加のご説明等は現時点ではございません。そして10月23日の際に国が考えている制度の概要の説明ありましたけれども具体的な港や空港のご説明はございませんでした。現時点もそのあと、国からのご説明はございませんので具体的なものも含めてございません。そして今後でございますけれども、この制度については、この説明のほかに私どもが承知しているのが、臨時国会の場で、この制度の提案の担当官の方が議員の質問に対して答えた答弁によりますと、平時において、自衛隊や海上保安庁が優先的に利用できるようにするということを前提に考えているものではなく、基本的には民間の空港や港湾の既存の制度によって関係者間で自衛隊や海上保安庁が平素に、より円滑な利用ができるように今後調整の枠組みを作っていくような制度を考えているという国会で答弁をされておりまして、その内容を承知しているところであります。国の提案でございますので、今後とも国において、今回提案するものについて国民が不安に思えることは解消し理解が得られるように、提案する国の方でよく説明責任を果たしていただくことが重要だと考えております。そしてもう一つ、選定されることによる県へのメリットでございますが、先ほどの国からの制度の説明や国会での国の担当官の答弁によりますと平素に海上保安庁や自衛隊が、この港や空港を利用するときの円滑化を図ろうとする、そういう制度であるということでありますので、そういった制度の中で指定された港や空港であるとしたならば、災害が起こった時に港や空港というのは物資の搬入拠点になるわけですけれども、そういった時に非常に迅速に来ていただけるようなメリットはあると考えております。

記者:ホテルの件で地元紙の知事の動静を見ていたら、発表があった15日の朝にホテルの関係者と会われているということだったと思うのですけれども、その際の説明とか高松を選んだ理由とか、そのあたりの説明があったのでしょうか。

知事:今回来られたマンダリン オリエンタルの責任者の方と私お会いしまして、一つは、どうしてここ、という話が先方からありました。やはり瀬戸内海というものと、それにも関係しますけれども香川県が持っている、いわゆるアートを代表とする文化、そういったものを非常に高く評価してくださっていまして、世界でも選んで立地をしているのだということを仰っていましたけれども、そういう中で香川を選定したとお話がございました。

記者:まず先ほどのサンポートのホテルの件なのですけれども、オープンが改めて2年遅れるということで関西万博であったりだとか瀬戸芸と重なる2025年に間に合わなかったりといったようなことが起きているということでして、改めて県への影響だったり、その遅れたことの影響について教えていただいてよろしいでしょうか。
 
知事:はい。元々できれば万博でありますとか瀬戸内国際芸術祭の次回の開催に間に合えば、より良い効果が発揮されるものだと考えておりましたので、遅れたことにより、そういった面での期待していたものが実現されない面はあると思うのですけれども、その後の長い期間を考えますと今回の遅れということは香川県が期待していた、このホテルの立地に対しての経済的なプラスに対して、大きなものではないと考えております。

記者:それと今回ホテルのターゲットが主に海外の富裕層ということではあるのですけれども、こうした富裕層が香川県に来るというところで県としてはそういった富裕層が来るということをどのように政策として活用していきたいか、そういったところをお伺いしてもいいですか。

知事:はい。まず富裕層の中には、いろいろな社会的にも発信力や影響力のある、そういう方も含まれる、或いはそういった方とのご縁のある方も含まれると思いますので、これまでも進めておりましたMICEと言われる国際的な会合ですとか、そういったものの誘致の足がかりになるようなことも今回のホテル誘致でできてくるのではないかなと思います。それと香川の場合に、これまでどちらかというとホテルの対象はビジネスタイプのものが多かったところがありますので、今回のホテル誘致ということが新しい需要の喚起にも繋がるのかなという、その2点であります。
 
記者:また香川県としてはこの富裕層向けのホテルができるということで、このサポートという面ではどのようにお考えでしょうか。

知事:はい。やはりそういった方々に、ホテルの滞在というものだけではなくて、ホテルを出て島に行ったり、或いはこちら側の本土側も動いていただいたりする中で、そういった方々も香川に来てよかったなと思えるような、いわゆるコンテンツの向上、こういったものをより加速したいと思います。 

記者:わかりました。続けてなのですが、特定事業拠点のお話なのですけれども、先ほど国からの説明であったり国会での答弁についてお話されましたけれども、県としては今回この選ばれることで改めて、具体的にどういったところが変わるかというところに認識されているかを教えていただいてよろしいでしょうか。
 
知事:今限られた情報でありますが、その中においては、平時において今、自衛隊とか海上保安庁がすでに平時においても、その時々に利用を申請されてきて、こちらの方と調整して利用されているわけですけれども、それをよりスムーズにしたいのだという、そういう制度だと聞いておりますので、そういう中身として今後詰めていくのかなと認識しております。

記者:今とはどういったところが変わると考えていますか。

知事:どういうところかというと、現時点においては平時利用のプロセスが今よりも円滑にしたいという、そういうようなことをおっしゃっておりますので、そういう内容だと思います。制度の説明をしていますので、誤解がないようにお願いしたいと思います。10月23日もそうですし、それ以降も具体に香川県内のどこだという話は受けておりませんので、今、制度の質問だと思ってお答えしておりますのでよろしくお願いします。
 
記者:失礼しました。それで、この特定重要拠点をめぐって沖縄県の方では政府の説明では自衛隊の使用状況だったりが不明瞭で賛同するのが困難だというところを政府に伝えるというような報道がなされておりました。知事として現時点で、その制度と言いますか、そういったところに賛同するのかどうかというのをどのように考えているのかということと、香川県として、やはり現状でまだ説明が足りていないということに対して、国に対してどのような要望であったりだとか対応をしていくおつもりでしょうか。

知事:今いただいているのは平時の利用ルールを円滑にしたいのだという、そういったものに限られておりますので、それをもって今後受け入れるのかどうかということについては、ちょっとお答えするのが難しい状況でございます。これから実際に、この制度ができ上がるということにおいて進んでいくとしたら、その中で国と県との実際には管理者ということになるか分かりませんが、そういった間のいわゆるやりとり、調整のルールというのはそういう主体間のキャッチボールのプロセスを決めるということですので、そういったものの提示をとにかくできるだけ早く具体的にしてもらいたいというのが国への希望でございます。

記者:すみません、提示というのはプロセスの提示をするということでしょうか。

知事:そうですね、いろいろなプロセスの提示というのが、実際には今回の趣旨なり、県が協力できることの内容とイコールになってくると思いますので、そういうものをできるだけ早く提示をしていただいて、というのが今の希望でございます。

記者:そういったところを要望するということですか。

知事:はい。

記者:現時点ではそれを見てから考えるという形になるのでしょうか。

知事:はい。そういうことになります。

記者:今の特定重要拠点港湾に関連しまして、先ほど引用していただいた国会答弁で、平時に優先利用するものではないということが出ているほかに、あまりにもどのような機能を持たせるかとか、どんな運用を目指すかという全体的なところの情報が少ないという段階で、各候補地と話が始まっていると見えるのですね。それは国とその各管理者との間で枠組みを協議するということで成り立つものなのか、もう少し全体的な方針を国の方ではっきり示してもらわないと進めようがないと思われるのか、そこはどうですか。

知事:これから具体的な話ということであれば、それなりに最終形に近いものを提示していただかないと、なかなか前にいかなくなるのではないかなと思います。今回、ご説明を受けたのは、今後考えている制度としてのご説明であったのかなと思いますので、それだけではなかなか前進はしていかないのかなと思います。

記者:平時利用のあり方ということでは各管理者との話でもあるかもしれないのですけど、有事にどのような機能を持たせるかという意味では、防衛とかも国レベルの話になると思うので、そこは今のところ具体的にきていないわけですよね。

知事:はい、今そういう話はございません。

記者:ここについても確認をしていくというか、懸念というか、そこがどのような形になるかも含めて関心が高いと思うので、そこはどんな視点で確認をしていこうとお考えですか。

知事:有事の場合は、今すでにある法律で、事態対処法と言われているものですとか、これに関連した特定公共施設利用法というものがあって、その中で港や空港の利用について進めていこうということになっておりますので、それと今回のこととの関係は大事なポイントになると認識しております。

記者:わかりました。もう1点は、この特定拠点に指定されれば必要な施設整備を国の方でも進めるという話がありまして。仮に、多くの報道が出ている高松港だと考えると、大型客船が寄港するための護岸の延伸ですとか、環状道路とか、近くで大きな大型事業を目指されていると思うのですけれども、そういったあたりは考慮材料としては別のものとお考えでしょうか。

知事:まだそういった整備との関係も具体的な内容は明らかではないので、お答えするのは難しい状況であると思います。一般論としては、こういう特定の空港や港湾の指定になるということは、整備という観点で言えば、プラスのメリットも一般論としてはあるのかなと考えております。

記者:知事は11月の会見で、特定重要拠点に関して、国から十分な説明があることを前提にできる協力はしていくという発言があったかなと思いますが、そのスタンスは今も変わっていないという理解でよろしいでしょうか。

知事:はい、変わっていません。今も、平時において、個別に申請いただいてご利用いただいているということで、そういったことが協力と考えております、現時点では。そして、そういうものを、今の現状を踏まえますと、平時において、より利用しやすくというお話でありますので、今後の内容次第ですけれども、できる協力があるのであれば、考えていくのかなと思っております。

記者:話が戻って恐縮なのですが、ホテルの件でお伺いします。ホテルなのですけれども、周辺のサンポート地区、再開発が進んでいて、B2街区は長い間空き地になっていたところではあるのですけれども、これで街区としてはすべて埋まることになると思うのですが、まずその点に関して、知事はどのように思っていらっしゃるのか、改めてにはなるかもしれませんが、お伺いします。

知事:2000年頃から進んだサンポートのいろいろな立地でありますけれども、経済情勢などから、一旦ああいったところが保留になっていたというのを非常に私も残念に思っておりましたので、今回、立地が進み、さらに世界でもトップブランドのホテルが来ていただいたということは大変喜ばしいことになったなという思いでおります。

記者:先ほど知事の発言の中で、今後のサポートのことについて、来てよかったと思えるようなコンテンツの向上をより加速したいという話がありましたが、それは基本的にはハード・ソフト両面でという意味なのですか、それともソフト面を重視していくという感じなのでしょうか。

知事:両面でいろいろ考えていかないといけないと思っています。コンテンツという意味では、もともとマンダリン オリエンタル社も考えていますけれど、こちらを拠点に島を周遊するようなものを考えているというお話でしたので、周遊するとなると交通機関が大事になってきますので、ハードも順次やっていく必要があると思います。周遊はそれだけでも楽しいのですけれども、さらに、行った先で何を楽しむかというようなことはソフトとして、今もいろいろな工夫をしていただいていますけれども、まだまだたくさんあるのではないかと、マンダリンの人からも、「まだまだこの県には魅力があります。」と言っていただきました。

記者:それは、いわゆるサンポート地区周辺に限らず、周遊ということなので、島しょ部であったり、県内本土の他のエリアに関しても、ということですか。

知事:そうですね。島しょ部と県内全体、そして他県、四国全体とのこともあると思います。

記者:今までの話とは別件の質問をさせていただきます。先月、観音寺市の岸上政憲市議が、自身のXにて、日韓問題をめぐる内容で、韓国のことを、「歴史を見ようともしない、乞食しかできることのない集団だ。」などと投稿しまして、12月7日に観音寺市議会の方が辞職勧告を可決したという事案がございました。まずは、県知事として、この件に関してのご認識を伺えますでしょうか。

知事:観音寺の市議会議員が今おっしゃられたことを、自身のSNSのアカウントにヘイト投稿を行ったということについては、報道で承知をしております。それ以上のことは私も承知しておりませんけれども、特定の民族や国籍の人々を著しく侮辱するような内容のものは、人々に不安感や嫌悪感を与えるだけではなくて、人としての尊厳を傷つけることや差別意識を生じさせることになりかねないものであり、このような言動やそういった投稿は許されるものではないと思います。互いの人権を尊重し合う社会を築いていかないといけないと思っております。

記者:ありがとうございます。実際にヘイトスピーチが、近年事件に直結しているという例がございまして、例えば2021年の8月には、京都府の宇治市にあるウトロ地区というところで、在日コリアンが集中する地域なのですが、こちらの地域に放火をした罪で、男が逮捕起訴され懲役刑を下されたという事件があります。また2022年9月には、隣の徳島県の民団の事務所に、反日政策を続けるなら実弾によって浄化するという内容の脅迫文を送って脅迫の罪で懲役刑になったという事件がありました。いずれも裁判の中でも、国家や民族、人種に対する偏見だとか、嫌悪感というものが、犯行の動機になったということが認定されております。こういうヘイトスピーチが実際に人々に危害を加えるような事件に直結していることを踏まえまして、香川県ではヘイトスピーチを規制するような条例というものがまだない状況にあると思います。今後、ヘイトスピーチを規制する条例だとか、県として何かアクションを起こされるというお考えはありますでしょうか。

知事:特定の外国人などに対しての偏見、差別意識というのは解消して多様な考えを尊重する社会を作っていくために、これまでも様々な機会をとらえていろいろな啓発活動を実施しているところであります。また、そういったことの相談を受ける窓口として、国際交流協会に「かがわ外国人相談支援センター」というのも設けていまして、そういったところにも、受けられるような窓口も作っております。こういったものを、より充実強化していきたいと考えております。

記者:一方で、国の方ではヘイトスピーチ解消法というものが約10年前に成立しまして今に至りますけれども、この法律ができて、10年経ってなお、今回は公職の立場にある議員がヘイトスピーチをしているという現状にあるということを鑑みまして、ヘイトスピーチ解消法にも限界があるのではないかという意見もありますけれども、これに対して知事としてのご意見を伺えればと思います。

知事:こういったものはもう粘り強くやっていくしかないという面はあると思います。今回、非常に残念なことになっているわけですが、こういった状況も踏まえて、より一層、偏見や差別のない社会を作ることの必要性について、研修そして啓発活動、出前講座、いろいろな手段を充実させて、理解を広める活動をしていきたいと思います。
 

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