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令和7年度県政知事トークの第3回目は、知事が土庄町を訪問し県民の皆さんと意見交換を行いました。皆さんからは、日々の生活や活動において感じられている課題や県政に対するご意見、ご要望等をいただき、非常に有意義な意見交換会となりました。

土庄町から推薦された県民19名が参加
【知事】今日は小豆島のいろいろな分野でご活躍されている方に来ていただきました。3つのグループに分けて進行したいと思います。第1グループは地域づくり全般についてご尽力いただいている方、第2グループは教育や文化の分野でご活躍されている方、第3グループはおおむね産業関係に携わっていただいている方で考えました。1グループ約30分ずつ意見交換を行い、私のほうからコメントをしながら進めていきたいと思います。まずは第1グループから意見をお願いします。
【参加者からのご意見】
1. 自治会の要望は町に伝えていますが、私の住む地区の自治会費が他の地区より高く、高齢者などには負担が大きいと感じています。また、観光客が島に来る際にフェリー利用料に少し上乗せして税金を徴収し、その収益を観光施設や駐車場整備など観光客向けに使う仕組みがあっても良いのではないかと考えています。さらに、高松のホテル代がコロナ禍以降大幅に上がり、宿泊が困難になっていることや、高速艇の夜間便が廃止されたことで、高校生や塾帰りの生徒などが帰宅しづらくなり不便さを感じています。
2. 小豆島の大部地区に移住し、地域おこし協力隊や地域プロジェクトマネージャーとして、大学と地域の連携を進めてきました。大学生のフィールドワークやインターンを通じて、地域の課題解決や地場産業の魅力発信、防災活動など様々な取り組みを実施し、移住する学生や島出身の若者のUターンも増え、良い循環が生まれていると感じています。しかし、移住者や若者を受け入れる体制はまだ不十分で、特に市街地にいろいろなものが集中し、都市部には都市計画があるが、市街地以外の高齢化・人口減少が進む地区をどのようにデザインしていくのかは見えてこないように思います。県や町が一体となって、全ての地区が魅力的になるような地域づくりの計画を進めてほしいと思います。
3. 消防団に20年以上所属しており、現在四海分団では52名が活動しています。消防団を通じて、世代を超えた交流や意見交換ができることに充実感を感じています。地域の防災や生命・財産を守る役割は重要ですが、消防団は地域の人間関係づくりにも貢献していると思います。一方で、団員の多くはサラリーマンであり、昼間の火災時にはすぐに集まれない課題があります。地元在住の団員が減っているため、いざという時に迅速に対応しにくい状況があると感じています。
4. 北部の道の駅の施設管理や清掃、停船料の受け取りなどを担当していますが、南向きの観光地と比べて来客が少ないため、月1回イベントを開催し、地元バンドのコンサートなどで集客に努めています。大阪城残石記念公園では、石割りや修羅引き、サンドブラストなどの体験を通じて、子どもたちが石について学べるよう工夫しています。しかし、駐車場が不足しており、イベント時には対応が難しいため、近隣の田んぼを駐車場として活用できないかと考えています。また、夏場はトイレや情報コーナーが非常に暑いので、空調設備の改善を県に要望したいです。港オアシス利用者からはシャワーや風呂の設備を求める声も多くあります。さらに、北部地域は高齢者が多く、買い物や交通(バス便)が不便で、唯一残っていた店も閉店しつつあり、道の駅などを活用して地域住民が気軽に買い物できる施設づくりも必要だと感じています。
5. 老人クラブや住民参加型の福祉サービスを担当し、少子高齢化や核家族化、個人尊重の時代背景により、地域力や地縁組織(老人クラブ・婦人会・自治会)の加入率が低下していることに危機感を持っています。社会福祉協議会としては、地域力向上や孤立防止のためボランティアの育成や集まりの場づくりなどに尽力していますが、若手が不足し高齢者も働き手となることで、さらに地縁組織への加入が難しくなっています。福祉分野では住民同士の「互助」が大切ですが、相談内容も複雑化・専門化しており、人材確保や人件費の支援が必要だと感じています。地域力向上にはキーパーソンやリーダーの育成が重要で、福祉教育や郷土愛の涵養を県や教育委員会にもっと推進してほしいと思います。
6. 豊島では瀬戸内国際芸術祭によって多くの人が訪れ、地域が活気づく一方で、オーバーツーリズムによる交通や治安などの問題も発生しています。芸術祭は経済事業ではないので、誰もが不幸にならないよう配慮すべきだと考えており、交通安全の面で実行委員会に要望を伝えることにしています。
また、人口減少により地域力が大きく低下している現状に危機感を持っています。地域の再生には教育、福祉、医療、交通、産業など、基盤となる要素を維持することが不可欠であり、どれかが欠けると自治体の衰退につながると考えています。
そのため、島民自身が自立し、相互扶助の精神で助け合いながら地域を守り、団結力を高めていくことが重要だと思っています。また、行政にも地域を見捨てず、十分な支援を続けていただくようお願いします。

【知事(第1グループ)】
・高松への移動において、船の遅延やホテル代の高騰、夜間の高速艇便の減少など、島民の交通や宿泊の不便さが深刻化していることを認識しています。今後は状況が悪化しないよう、プラスアルファの対策を検討し、特に夜間の移動の不便さについても何ができるか考えていきたいと思います。
また、自治会や地域力の低下についても課題意識を持っています。小豆島は本土よりも地域力が残っていると感じていますが、今後さらに地域力を高め、自治会加入率の向上に向けて、楽しいイベントなどを入口にしながら、地域のつながりを強化する方策を皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。
・都市部には都市計画があるが、田舎には計画が少ないという指摘はその通りだと感じています。現在、農業分野では課題解決のための計画づくりが進んでいますが、都市計画は乱開発防止が主な目的であり、地域ごとに目的を明確に設定し、その目的に沿った計画が必要だと思います。今後は、田舎の地域でもどのようなテーマで計画を作るべきかを考え、取り組んでいきたいと考えています。
・消防団員の減少は香川県内全域の深刻な課題であり、現状では決定的な解決策はありませんが、今後は女性団員の積極的な参加を推進したいと考えています。これまで女性は補助的な役割が中心でしたが、体力などの条件を考慮しつつ、先入観にとらわれず、できる人には男性と同様に活動してもらえるよう、女性の参画拡大を目指したいと思います。
・道の駅の取り組みやイベント開催など、素晴らしいアイデアに感心しています。今後も北側にも人の流れができるよう、道の駅を拠点として活性化を進めてほしいと思います。駐車場やトイレ、空調などの課題については、県としても再度現地を確認し、必要な対応を早急に検討したいと考えています。
・日本の国土政策として、全国の地域に人が住み続けられることが重要だと考えています。人がいなくなると、その土地の産業や文化、魅力も失われてしまい、国全体の活力や豊かさが低下します。特に香川県の島々をはじめ、過疎地域でも住み続けられるような環境づくりが必要であり、地域ごとの課題を把握しながら、住みやすい社会の実現に取り組んでいきたいと思っています。
それでは第2グループお願いします。
【参加者からのご意見】
7. 小豆島全域の障害のある子どもたちを対象に、特性に応じたサポートを行い、将来的には自立や働くことを目指しています。また、親御さんが共働きで多忙な状況の中、少しでも負担を軽減できるよう努めていますが、福祉現場は深刻な人手不足で、求人しても人が集まらず、利用者や家族に迷惑をかけていると感じています。
さらに、社会福祉法人の事業として、成人の障害者向けグループホームも運営しており、両町の協力で2つ目のホーム建設が進む一方、県の事業申請はなかなか通らず、今後の施設整備に支援をお願いしたい。社会全体や行政のさらなる協力・支援をぜひお願いしたいと思います。
8. 児童福祉分野で「供食支援」(子ども食堂)や子ども宅食、フードパントリーなどを通じて、子どもたちの食と居場所の支援を行っています。食事は未来への投資だと考えており、地域の人々と協力しながら多くの子どもや家庭に支援を届けてきましたが、助成金や人手不足など課題も多く、継続が難しい状況です。
また、幼稚園に通えない子どもや定時制高校の帰りのバスの便がない現状について、人数の多寡に関わらず、島全体で一人ひとりの子どもを支える仕組みが必要だと考えています。自助やボランティアだけでは限界があり、行政や社会全体の具体的な支援をお願いしたいです。
さらに、無農薬の食材を使った循環型地域社会の実現や、子どもたちへの投資が重要であると考えており、寄付や協力を呼びかけながら、今後も子どもたちが安心して成長できる地域づくりに尽力したいと考えています。
9. 香川県が掲げる「子育て県かがわ」の少子化対策について、具体的な施策内容を教えてほしい。土庄町では少子化の進行が非常に早く、今後新一年生の人数が大幅に減ることが予測されており、安心して子どもを産み育てられない環境が影響しているのではないかと感じています。少子高齢化の流れを少しでも緩やかにしてほしいと願っており、県としてどのような政策を進めるのか知りたいです。
また、廃校が増えている現状を踏まえ、香川県や地域で廃校をどのように活用しているかについてお聞きしたい。さらに、中学校の部活動の地域移行について、小豆島では外部指導者の確保が難しいと感じており、今後の対応策についても教えていただきたいと思います。
10. 私は大家族で、島外に出かける際の船代が大きな負担になっています。特に中高生は収入がなく、移動費が家計に重くのしかかるため、県や船会社による船代の補助をぜひ検討してほしいと思います。島民は船を使うしかなく、船代の負担が軽減されれば、子育てや移動がもっと楽になると思います。
また、ジュニアリーダー活動を通じて、子供会の存在や活動を知らない子どもが多いことに気づきました。学校や地域、役場などが連携して、子供会に関わる機会や地域を結ぶ活動を増やしてほしいと思います。県にも教育面で子供会への支援をお願いしたいと思います。
11. 高校で「島の未来プロジェクト」に参加し、小豆島の課題解決や魅力発信のために、島をよくしたいという生徒が集まって探究活動を行っています。活動の成果は全国や四国のコンテスト、また香川県の高校生の探究活動の発表会にエントリーすることとしていますが、審査があるので全員が大会に出られるわけではありません。せっかく1年間取り組んだ活動なので、より多くの人に知ってもらえる機会を作ってもらえたら嬉しいです。
12. 肥土山地区の歌舞伎保存会で役者部会の部長を務めていますが、指導できる技術はなく、現在は過去の資料やDVDを参考に、皆で意見を出し合いながら伝統芸能の農村歌舞伎を継承しています。芝居の準備は半年がかりで、昔はそれぞれで役が分かれていましたが、今は、多くの役割を掛け持ちし、同じ人が毎年担当しています。しかし、地元の祭りとして、特に孫が出演することを喜ぶ地域の高齢者のためにも一生懸命取り組んでいます。観光イベントとしてではなく、地元の祭りを観光客が見に来る形が望ましいと考えています。すべてがボランティアで若い人の参加が難しく、メンバーが固定化していることや、建物や桟敷の維持管理も、今後の課題だと感じています。
13. 私は3児の母として、小豆島は子育てしやすい町・県とは言えないと感じています。人口減少や子どもを産み育てる環境の厳しさが背景にあり、特に給与の低さ、教育サービスの低さ、医療サービスの不足が大きな課題であると思います。そのため、多くの若い世代が島外へ流出しています。
一方で、小豆島には魅力もあるので、島らしい教育や多様な学びの場の充実、不登校の子も楽しく学べる環境づくり、大学キャンパスの誘致など、教育を選ぶ権利を重視した取り組みが必要だと考えています。島の古い価値観を改め、より多くの人が住み続けたくなる町づくりを目指し、皆で力を合わせて環境改善を進めてほしいと思っています。

【知事(第2グループ)】
・福祉現場の人手不足などの課題は今後さらに拡大する可能性がありますが、障害のある方が安心して暮らせるよう今後も継続してしっかりと支援していきたいと思います。
・子育ての拠点間ネットワークの重要性を改めて認識しました。ネットワークがあれば、幼稚園に行けない子や定時制高校生の帰宅困難などの課題も、支援できる仕組みが生まれると考えています。県としても拠点づくりに力を入れており、今後はネットワーク化にもしっかり取り組みたいと思います。
・少子化対策について、県では「子育てにお金がかからない環境づくり」を基本方針とし、医療費や給食費の無償化など国に先駆けた施策を進めています。今後も子育てにかかる費用の負担軽減をさらに進めていきます。また、家庭や地域の支援が減る中で、公共の力による相談できる居場所づくりを推進しています。企業にも協力を求め、育児休暇や短時間勤務など子育てしやすい職場環境づくりに助成をしながら、進めています。部活動の地域移行については、子どもたちが部活動を続けられることを最優先とし、地域移行だけを目的とせず、継続できる方法を柔軟に考えていくのが一番大事だと考えています。
・子どもの移動にかかる交通費が負担になっている現状を改めて認識しました。少子化対策を進める上で、子どもの運賃については大人と区別して考え、負担軽減策を検討する必要があると感じています。今後、課題として受け止め、何かできることを進めていきたいと思います。
・探求活動の発表会は試しにぜひ一回、私のところに来てください。
・肥土山の歌舞伎は非常に素晴らしい伝統文化であり、今後も継続・伝承できるよう、県としても支援していきたいと思います。
・教育と医療は地域に住み続けるための不可欠な要素であり、これらが欠ける場所には人々は住めなくなると思います。住まない場所を作らないという観点から、教育と医療だけは何があっても守るという姿勢で今後も取り組みたいと思います。
それでは、第3グループお願いします。
【参加者からのご意見】
14. イチゴを栽培していますが、物価高騰による生産資材や人件費の上昇で経営が厳しく、農産物の価格は消費者の状況に左右されるため、値上がりが遅れがちです。また、小豆島では鳥獣害の被害が深刻で、地域の高齢者が草刈りなどで対策していますが、今後担い手が減ることを心配しています。限界集落の存続や農業の継続のためにも、補助金などの支援が必要だと感じています。
さらに、イチゴハウスの建設や修繕には多額の費用がかかり、新規参入希望者も資金面で断念するケースが多くあります。新規就労や大規模経営への補助はあるものの、親から子への世代交代時の補助が少ないことも課題だと考えています。農業の持続のため、より幅広い補助や支援が必要だと思っています。
15. 四海漁協は、組合員数が過去30年で半減し、水揚げ量も55%減少しており、平均年齢も65歳と高齢化・後継者不足が深刻化していることに危機感を持っています。燃油や漁業資材の高騰、海洋環境の悪化も加わり、特に子育て世代の漁師の経営が非常に厳しい状況です。組合運営も、組合員数の減少で従来の方法では難しくなってきており、他の漁協と同様の課題を抱えています。合併だけでは根本的な解決にならず、今後は外部の知恵も活用しながら、新たな運営方法や事業化を模索する必要があると考えています。
16. 商工会青年部は後継者不足と若者の島外流出により部員が減少し、現在は42名で活動しています。青年部の主な活動は地元イベントの協力です。部員から多く寄せられた意見として、島内企業にとって送料負担が大きく、ネット販売では価格競争が厳しいため、送料補助などの支援が必要だと感じています。また、そうめん屋など地元産業の後継者不足が深刻で、事業継続が困難な状況があります。
さらに、島外や県外に商品をアピールしたいけれど、補助金の申請方法や販路拡大の機会が分かりにくいので、県が窓口となり大都市での販路拡大の場を作ってほしいと思います。観光業の発展のためにも、観光関連企業の誘致や滞在促進策を進めてほしいと考えています。
17. 京都から家族で土庄町に移住し、地域おこし協力隊員として島内の雇用支援や移住者の仕事探しサポートを行ってきました。現在は、小豆島町と土庄町が合同で設立した特定地域づくり事業協同組合の事務局調整役を務めており、島ワーク派遣事業の本格展開に向けて準備を進めています。
この事業は県内初の取り組みで、町内の人手不足解消や産業維持に貢献したいと考えていますが、規模が大きく運営面での課題や不安も多くあります。県やワークサポートかがわなどとの連携や広報協力、事業の継続のための理解と支援をお願いしたいと思います。
18. 貸切バスとタクシー業を営みつつ、「20年先の小豆島をつくるプロジェクト」など観光振興にも関わっています。小豆島の持続可能な観光地づくりや教育旅行誘客において、香川県や観光協会との連携強化・PR協力について意見交換がしたい。また、国内の旅行会社からは島への個人旅行者向け航路運賃割引の導入の要望もあります。
土庄港の高速艇切符売場や周辺県有地の老朽化・治安面の課題もあり、拠点の開発・整備を進めてほしいと思います。二次交通面では運転手不足が深刻なため、県による運転手養成や助成の継続をお願いしたいと思います。
瀬戸内国際芸術祭に関しては、来島客数データの集計方法の統一や継続的な情報提供が重要だと考えています。さらに、近年の異常気象を踏まえ、芸術祭の会期を冬季に見直すことで、オーバーツーリズム緩和やホテル単価の安定化につながるため、会期の見直しもお願いしたいと思います。
19. 小豆島のエンジェルロードで売店を運営し、SNSやメディアを通じて地域の魅力発信や顧客満足度向上に努めています。オリジナル商品の開発や、ふるさと納税の企画・PRも手がけています。最近、香川県の補助金を活用して土庄港ターミナルにおみやげ券売機を設置し、観光客の待ち時間の有効活用や新商品の展開、地域の賑わいづくりに貢献できたと感じています。
物価高騰の中、企業の挑戦を支える補助金や支援は不可欠なので、今後も継続的な支援をお願いしたいと思います。

【知事(第3グループ)】
・ハウスの補助を中心とした、新規就農はいいけれども、承継の補助が弱いんじゃないかというご意見について、今年度から少し充実させました。まだまだ十分ではないと思いますが、承継をそれで充てるように進めていきたいと思います。
・漁業の組合運営の支援についてはちょっと勉強してみたいと思います。
・長く続いたデフレから急激なインフレ社会へ移行している中で、送料問題や離島への助成策は従来通りでは不十分ではないかと思っています。特に離島などの振興政策について、インフレ社会に対応した新たな方策については、大きなテーマで考えたいと思います。
・協同組合は、県内で小豆島で初めてということで、素晴らしい取り組みだと思います。本土の方もこういったものをぜひ作っていければと思いますし、ワクサポも含めPRしていきたいと思います。
・県や観光協会との意見交換についてはつなげておきます。
土庄港の整備については気になっているところであり、しっかり勉強したいと思います。会期の見直しについては、理由として冬季の船便の欠航もあるのかもしれませんが、聖域を設けずに柔軟に考えていきたいと思います。統計の問題については、比較可能な形で安定させたいと思います。
・未来補助金はどんな形になるにせよ、続けていきたいと思っています。
お土産の自販機はいい例なので、ぜひ他でも紹介させていただけたらと思います。
【参加者からのご意見】
6-2. 船代が島民にとって大きな負担であり、海の航路も本土の道路と同じ「道」と考えるべきだと思います。しかし、島民は本土への移動に高い費用がかかり、これは地域の発展を妨げる要因にもなっています。島民が本土の人と同じように自由に行き来できる制度を作るべきだと考えており、香川県など島の自治体が国に働きかけて、島民の移動費負担軽減を実現してほしいと思います。
【知事】
その通りだと思います。離島振興は香川県が先頭きってやるべきことだと思っています。
【参加者からのご意見】
13-2. 知事は「子育ての負担は減っている」とおっしゃいましたが、医療費が無料なのは働く人の税負担によるもので、実際には消費税の増加やおむつ代などの負担が重く、全体として子育て世帯の負担は増えていると感じています。
【知事】
子育てや出産に対するネガティブなイメージをみんなで払拭し、負担をできるだけ軽減したいと思っています。出産一時金や医療費、学費などは以前より無償化が進んでいることも知ってもらいたいという思いがありますが、それでも子育てが楽になっているかどうかについては課題が残っていると感じています。
【知事】
いろいろな観点からご意見をいただきましてありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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