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若い世代に骨髄移植への理解を深めてもらおうと、骨髄移植を受けた経験がある、後藤千英さん(NPO法人血液情報広場・つばさ理事)を、講師にお招きし、香川県立丸亀城西高等学校で講演会を開催しました。

日時:令和7年10月28日(日曜日)
場所:香川県立丸亀城西高等学校
対象者:高校生(541名)、教職員(29名)
15時25分~開会
15時30分~講演(講師:後藤千英さん[骨髄移植経験者])
16時5分~質疑応答
16時15分~閉会
後藤さんは、「当時は、明日目が覚める保証もない状況で、毎日が奇跡の積み重ねであった。」と、命の尊さについて語られました。また、「日常生活が当たり前じゃないと感じたときに、小さなことこそが大きな幸せだと気付くことができた。」という価値観の変化を共有されました。当時の貴重な写真を交えた骨髄移植の体験談を通じて、「ドナーが命だけではなく、生きがいや希望を与える存在」であることの重要性を熱く訴えてくださいました。生徒にとって、ドナー登録や献血について深く考える【自分事化】のきっかけとなる、大変意義深い講演となりました。
参加者の意識調査では、講演会の前後で「ドナー制度についてよくわからないので、ドナー登録について考えたことがない」との回答が大幅に減少するなど、生徒達それぞれが正しい知識を得たうえで、それぞれに将来のことを考えるようになったことが伺えました。

ドナー登録は54歳までと年齢制限があり、このままでは10年以内に23万人が卒業してしまいます。
そのため、若い世代の協力が不可欠です。
香川県では、高松市丸亀町にある「献血ルームオリーブ」、献血バスのほか、
小豆保健所、東讃保健所、中讃保健所、西讃保健所でもドナー登録が可能です。
骨髄移植について、もっと知りたい方は日本骨髄バンクのホームページ(外部サイトへリンク)を御覧ください。
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