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県では、脱炭素につながる取組みを促進するため、CO2排出量を削減する優れた取組みを行う企業を表彰する「かがわ脱炭素促進事業者表彰事業」を令和4年度より実施しています。このたび、令和5年度の受賞企業4社を決定したため、表彰式を以下のとおり行います。
大 賞1社:株式会社ジェイテクト香川工場(東かがわ市)
優秀賞3社:四国日清食品株式会社(三豊市)、日本興業株式会社(さぬき市)、株式会社百十四銀行(高松市)
<株式会社ジェイテクト 香川工場>
「CO2ゼロチャレンジ!」をテーマに全社方針として、CO2排出量を2030年度までに2013年度比で60%削減する目標を設定。香川工場では、全国の自社工場に先駆けて、油圧ポンプを始めとした設備をインバータ制御することで電力を最適供給するなど、製造現場において多数の省エネを実行しているほか、創エネとして自家消費型太陽光発電設備を導入しカーボンニュートラルに向けて取り組んでいる。
<四国日清食品株式会社>
自社工場の外壁及び屋根に遮熱塗装を実施し、冷凍庫へ電力自動制御システムを導入することで使用電力量を削減するなど、徹底した省エネに取り組んでいる。また、ボイラーの燃料を重油からLPGに転換するほか、グリーン電力を導入することで、CO2排出量を2020年比で約60%削減するなど、グループトップクラスのCO2削減を実現している。
<日本興業株式会社>
産学連携により、土などの自然由来の素材を用いることでセメントを使用しない低炭素コンクリート製品を開発したほか、海藻などによってCO2を吸収・貯留するブルーカーボンの実現にも取組み、CO2削減につなげている。2040年までのカーボンニュートラルを目標に掲げ、低炭素型製品の開発・普及に注力するとともに、自家消費型太陽光発電設備の導入や照明のLED化、高効率設備を導入するなど創エネ・省エネに努めている。
<株式会社百十四銀行>
昨年11月にオープンした木太支店が香川県内金融機関で初の「ZEB 」認定を受け 、「建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)」の最高ランクである5つ星を獲得した。新店舗では、外壁や屋根の高断熱化、LED照明などの省エネルギー設備を導入し、従来の建物で必要となるエネルギーの52%を省エネにより削減するとともに、太陽光発電設備による50%の創エネを実現することで、年間の1次消費エネルギーをマイナス値としている。
香川県 環境森林部 環境政策課 カーボンニュートラル推進室
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