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公開日:2022年6月8日

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知事記者会見 令和4年6月6日(月曜日)

知事定例記者会見録

  • 日時:令和4年6月6日(月曜日)13時00分から13時35分
  • 場所:香川県庁本館9階 県政記者室
  • 作成:広聴広報課

 

報告項目

・前月の交通死亡事故について
・感染防止対策の徹底について

報告事項

知事:まず、前月の交通死亡事故についてであります。5月の交通死亡事故2件生じておりまして、今月も残念ながらゼロという目標は達成できませんでした。お手元に5月分のマンスリーレポートをお配りしておりますが、御覧のとおり5月2件の交通事故で、その中でも交通死亡事故が発生しており、その中でも5月10 日に高松市内で発生した死亡事故を基に注意点などをお伝えしたいと思います。この死亡事故は、昼間、片側2車線の国道を直進中の乗用車が、交差点を左から右に横断中の高齢女性と衝突し、高齢女性の方が亡くなってしまったケースであります。今年に入って、道路を横断中の高齢者が犠牲となる死亡事故は3件目であり、ぜひとも次の点に気を付けていただきたいと思います。
まず「被害者とならない」ために、ということでありますが、ポイント3点ありまして、年齢を重ねると、どうしても視力、反射神経、脚力などが低下いたします。御自分の命を守るために、御自身の体力も踏まえ、普段から通り慣れた道であっても油断することなく、周囲の状況をよく確認して、慎重に道路を横断していただきたいと思います。また、横断歩道のない場所での横断はとても危険であります。無理な横断は絶対避けて、少し離れていても横断歩道がある場合は、必ず横断歩道を利用するようお願いします。その次に「加害者にならない」ためにということで、ポイントを4点あげておりますが、横断歩道のない交差点、あるいは直進の道路であっても、走行中、歩行者あるいは自転車の急な飛び出しに備えて、運転手、ドライバーの方々には常に緊張感を持って、前方をよく見て運転していただきたいと思います。横断歩道は歩行者が優先であります。横断歩道の手前では減速をして、歩行者の発見、またその動きに十分注意を払っていただくとともに、横断歩道に歩行者がいる場合は、必ず一時停止するようお願いいたします。最後に基本的な心構えということになりますが、平素から「ゆとり」「気くばり」また「思いやり」など心の余裕を持った慎重な運転に徹して、交通事故防止に努めていただきたいと思います。この後、このマンスリーレポートを県ホームページにアップしますので、報道の皆さまにおかれても交通死亡事故抑止に向けた啓発にぜひ御協力をお願いしたいと存じます。
次に感染防止対策の徹底についてであります。現在の本県の感染状況、前週の同じ曜日と比較して、減少する日が続いておりまして、先週はそうした状況の中で200人を下回って推移しておりますので、減少傾向にあるものと受け止めております。医療のひっ迫具合を示す確保病床使用率は10%台で推移し、重症確保病床使用率ゼロということでありますので、医療提供体制が十分に確保され、医療が必要な方に適切な対応ができている状況にあると考えておりますけれども、対策期としては感染下降局面で対策期を引き下げる場合には、慎重に判断する必要がありますので、先週3日の対策本部会議では、現行の「感染拡大防止対策期」を19日まで継続しております。いつも申し上げますけれども、県民の皆さま、お一人お一人が油断せずに、高い意識を持って、三密の回避、人と人との距離の確保、不織布マスクの着用、手洗い・手指消毒、共用部分の消毒の徹底、またのどの違和感など、普通と違う、普段と違う症状がある場合、通勤、通学、外出等を控える、また感染対策が徹底された「かがわ安心飲食認証店」などを利用していただきたい。会食は同一グループ、同一テーブル4人以内、2時間以内、会話時には不織布マスクを着用していただきたいと思います。感染の不安を感じた場合に、県民の皆さまを対象として行っている無料検査を6月末まで実施しておりますので、積極的に御利用いただきたいと思います。また学校、部活動におけるクラスターが発生しておりますけれども、これらを未然に防ぐためにも、児童・生徒、保護者の皆さま、教育関係者の皆さま、引き続き、感染防止対策の徹底について、御理解・御協力をお願いいたします。事業者の皆さまには、在宅勤務、テレワークの活用、休暇取得の促進などによる人と人との接触の低減、ドアノブ、手すりなど共用部分全ての消毒の徹底、発熱、のどの痛みなど普段と違う、少しでも違う症状がある従業員の方の出勤抑制などについて、改めて御協力をお願いいたします。
 ワクチンにつきましては、6月11日から7月3日までの土曜日、日曜日に、県庁21階展望室におきまして、県広域集団接種センターを再度設置しまして、追加接種(3回目接種)を実施いたします。予約なしでも接種できますので、3回目接種がまだの方は、早めの接種の御検討をお願いします。4回目接種につきましても、既に開始されている市町もありますので、予約方法、あるいは接種が受けられる場所など、詳細をお住まいの市町に問い合わせていただき、希望される方は早めの予約接種をお願いいたします。それから、お手元に資料がいっていると思いますが、4種類目の新型コロナワクチンである「武田社ワクチン(ノババックス)」の接種について、各市町、関係機関等と調整していましたが、接種を実施していただける医療機関が決定したのでお知らせいたします。7月以降、高松市内の11か所の医療機関において、順次接種が開始される予定です。なお現在、接種の実施を検討している医療機関もあると市町から聞いており、決定すれば随時追加していくこととなります。
ノババックスは、ファイザー社やモデルナ社のワクチンにアレルギーがあって、これまで接種を受けられなかった方などにとって選択肢が広がることから、さらに接種が進むことを期待しております。県としましては、一日も早く日常生活や社会経済活動を回復できるよう、国、各市町とも連携し、感染拡大の抑止、または保健医療提供体制の確保を通じて、県民の皆さまの健康、暮らしを守れるよう全力で取り組んでまいりますので、引き続き、皆さまの御理解・御協力をお願いいたします。

 

質問項目

1.豊島の産業廃棄物処理事業について
2.武田社ワクチン(ノババックス)の接種について
3.公共交通について
4.学校現場でのコロナ対策について
5.2023年サミット関係閣僚会合の誘致について

質問事項

幹事社:豊島の産業廃棄物処理事業について、公害の調停が成立してから今日で22年を迎えます。現在、特措法の期限となっている年度末までの整地の完了を目指して作業が進められていると思いますが、改めて知事にこの事業への所感を伺いたいと思います。

知事:豊島事業につきましては、御質問のように6月6日をもって、平成12年の公害調停の成立から22年ということになります。この事業については、私が平成22年の知事就任以来、取り組んでいる県政の最重要課題の一つでありまして、これまで処理対象量の大幅な増加、また28年度末までの豊島処分地からの廃棄物等の搬出完了、91万3千トンにのぼる廃棄物等の全量処理、更には地下水の排水基準の達成など、様々な課題に対して全力で取り組んでまいりました。
本年3月には、北海岸に設置しておりました遮水壁の引き抜きを完了し、現在、地下水の環境基準の達成に向けた追加的浄化対策に取り組むとともに、4月からは、豊島専用桟橋の撤去に着手するなど、順次、関連施設の撤去を進めております。この事業につきましては、全国的に前例もなく、非常に困難な状況の中、専門家の指導・助言のもと、これまでも公害調停でうたわれている共創の理念に基づき、事業を進めてまいりました。ここまで事業を進めることができましたのも、直島町、また豊島住民の皆さま、県議会をはじめ県民の皆さまの格別の御理解・御協力があったからこそと考えております。
今後、国の財政支援が受けられる今年度末までに、関連施設の撤去、処分地の整地を完了することとしておりまして、私としましては引き続き、県議会をはじめ県民の皆さまの御理解・御協力をいただきながら、最後まで安全と環境保全を第一に全力で取り組んでまいりたいと考えております。

記者:まずノババックス製のワクチンのことについて伺いたいんですけれども、今、決定している中では7月4日以降というのが一番早いのかなと思うんですが、これはいつぐらいにどれぐらいの量がまず県内に配分されるのかっていうのは決まっているのでしょうか。

知事:7月以降、先ほど申し上げたように調整が整った高松市内の11ヶ所の医療機関で開始することとなりましたが、このワクチンは御存知の通りファイザー、モデルナなどのいわゆるmRNAワクチンとは異なって、「組換えタンパクワクチン」といういわゆる不活化ワクチンの一種の技術を用いておりまして、この技術そのものは世界中ですでに広く使用され、長期の使用実績があるものであります。それについてですね、まず11ヶ所の医療機関で合計約500回分のワクチンの供給を受ける予定となっております。国からは、今後も十分な量のノババックスワクチンが供給される見込みでありますので、新たに接種を行う医療機関あるいは希望される方の人数に応じて、順次、供給を受けることとなると考えております。

記者:ちょっと全然関係ない話になってしまって恐縮なんですが、公共交通のことについて伺いたいんですが、県の方でもですね、県別の鉄道のあり方懇談会というのが、議論が進められているかと思います。別の地域ではですね、交通税の導入といった議論が始まっているかと思うんですけれども、県として新たなそういう取り組みを始める考えとかってのはあるのでしょうか。

知事:今、最後におっしゃったのは増税。

記者:交通税、交通に関する税ですね。

知事:他県における具体的な話は、私はまだ聞いておりませんけれども、諸外国においてはですね、地域の公共交通機関の維持のため、維持といいますか、一種の特定財源的なですね、課税がされている例があるとも伺っております。いろいろな考え方があると思いますけれども、なかなかこの問題について今、直ちにこうであるということを申し上げることは、いずれの立場においてもですね、難しいところがあると思います。まずは鉄道利用を活用というようなことをですね、その利用促進、こうしたことに取り組むということが一つ考えられると思います。
いろんな事例、鉄道を中心にこの地域公共交通の持続性を確保していくため、各市町において、市町レベルで地域の実情に応じた交通サービスの検討といったことも必要となると思いますけれども、全国の様々な事例を幅広く情報収集また研究して、様々な事例を関係者間で共有して、市町における最適な交通体系の検討、こういったものについて県としても支援をしてまいりたいと考えておりますけれども、国、地元市町、交通事業者と連携して、鉄道ネットワークの維持・活性化に努めてまいりたいと考えています。

記者:学校現場でのコロナ対策についてお伺いしたいと思います。マスクの着用について、今、国内でも様々な議論が出ておりますが、先日文科省が、これまでも体育の授業であったりとか距離がとれる空間においては着用は必要ないということになっていたんですけれども、改めて指針として、体育の授業ではマスク着用が必要ないというのを明記して示しました。ただ各地の学校において、もうすでにコロナ禍になってから2年以上が経過する中のマスクの着用っていうのがもう慣例になっておりまして、先日はある県外の高校ですかね、熱中症で何十人も搬送される、マスクを着用している生徒が多かったという報道もございます。
こういった中、やはり県教委、あるいは県として、こういった夏の熱中症の事案もありますので、体育の授業では着用が必要ないということを改めて呼びかける考えはありませんでしょうか。

知事:マスクの着用について、いろんな考え方もあるかと思いますけれども、基本的に今の最後の例で言えば、熱中症の危険があるような時にはマスクを外すことが奨励されていると、これは以前からもそうなんですけれども、ただ御指摘のように日本の場合、ほとんどの方がマスクをつけているっていうことが、何と言うんでしょうか、それに今どうしても実際のいろんな現場においてもですね、そういう逆の場合にマスクを外すということが行われていない、そういった懸念もあるということで、国において、屋内、屋外それぞれの場合、いろいろと事例を挙げてですね、徹底をすることにしたというふうに理解しておりまして、前回の対策本部でもその詳細なケースのいわゆるパワーポイントで分かりやすい資料を皆さまには改めて提供いたしましたけれども、そうしたものを学校現場にもですね、お知らせを徹底しておりますので、それらについて改めてマスク着用についての考え方というものは整理されているわけでありまして、報道等でそういったところが、はっきりと改めて示されたことは、現場で外しましょうと、外してくださいというようなことが言いやすくなったというのは、これも出ていたように思いますので、そうしたことがさらに徹底されればいいのではないかと思っております。

記者:分かりました。2点目、コロナ対策に関連して給食の黙食というのも話題になっておりまして、コロナ禍以降、いわゆる教室の中で机を縦に並べて、机を合わせないような形で、子どもたちがマスクを外して、おしゃべりをせずに給食を食べるという状況が多くの学校でとられております。先日、宮崎県教委の方で、もともと県立学校に黙食の要請をしていたのを取りやめて、一律ではなく学校現場で判断してほしいということで、黙食を一斉の対策として呼びかけないということをしました。香川県内の学校、特に小学校においては、そういった児童が黙食を2年以上強いられて、先日私も取材をしたところ、「みんなで給食を食べたい」というような声も聞いたりしたんですけれども、こういった黙食についても香川県として何か変えていくようなお考えは、それか検討していくようなお考えはありますでしょうか。

知事:その点については、現在は次の対策期をどうするかということをいろいろ検討しておりますけれども、具体的な給食ということでのお話はまだ、何て言うんでしょうか、課題としての検討といったことはまだ私自身は報告を受けておりません。御趣旨は分かりますけれども、それでは今の感染状況で本当に黙食をせずに感染防止をできるのかということであります。今、現在学校では県教委のガイドライン、あるいは文科省の衛生管理マニュアルに基づいて、感染症対策を実施しているというふうに理解しておりますので、そこのところ宮崎県の例を私も詳しく承知しておりませんけれども、地方、地域によって異なるということは、あってもいいとは思いますけれども、どこまで本当にエビデンス、いわゆる科学的な根拠があるのかと聞かれて、大丈夫ですというだけのものを、私は今の時点では持ち合わせておりません。

記者:黙食をやめたから感染者が増えるのか、増えないのか、そういったエビデンスもおそらくないと思います。そうなってくると、これからの長引いている感染対策においては、そういった子どもたちの教育環境ってことも大いに考慮して考えなければならないと思いますが、知事のお考えはいかがでしょうか。

知事:一般的に社会経済活動、その中には教育、スポーツ等も含まれるんだと思いますけれども、エビデンス、証拠のないままにですね、どちらかに判断するというのは、それはなかなか難しいことではないか。なぜそうするんですかと逆に私がまた報道の皆さんから聞かれた時に答えようがないですね。

記者:その合理的な説明ができないから、やらないという理解ですかね。

知事:合理的な説明はできないものを、県として決定するなり推進するということは、それはできないのではないかと思います。

記者:ただ黙食においても黙食をしているから感染者が抑えられているというような客観的なデータはないのではないですか。

知事:それはまず会食という意味では、いろんなデータが当初から出てきていたと思います。それは政府の方で示されていたことを記憶しております。それが給食ということで、どこまで示されているのかというのはまた調べてみたいと思いますけれども、そのデータがそういうところはないじゃないかということで、だから構わないということにもならないんじゃないかと思います。

記者:ノババックスのワクチン接種が始まることへの期待感というか、その辺がありましたらお聞かせ願えますでしょうか。

知事:はい。やはりmRNAタイプというものについてですね、ちょっと抵抗感がある方もあるいはいらっしゃるのかなと。従来型に、このノババックスの場合、属するワクチンということになりますので、安心感というものがまたお持ちになる方が、そういう方がこれまでモデルナとか、ファイザーをちょっと敬遠していた方がですね、改めてこうした別のタイプのワクチンを接種することも可能だということで、ぜひまだ接種されてない方、全然何も接種されてない方はですね、こちらの方の接種も可能だということで、検討を進めていただきたいと思っております。

記者:ある程度そのワクチンの接種率の方がですね、頭打ちというわけじゃないですけれども、とどまっている中でやっぱりこの新しいワクチンが増えることで、また接種率が上がっていけばというか、その辺の期待感というのはどうなのでしょうか。

知事:そうですね。接種率まで、どこまで有意にですね、このノババックスによってこれだけ伸びているとまで言えるかそこはまだやってみないとわからないと思いますけれども、拒否反応的なものがある方に対してですね、いろいろな種類のワクチンが接種可能であるということは結構なことではないかと思っておりますので、そうしたことをまた広く周知してまいりたいと思っています。

記者:今回高松市内の11の医療機関ということですけれども、今後例えばその香川県の集団接種でとかということも、将来的というか、またいずれありうることとか考える部分ってあるんでしょうか。

知事:県の集団接種で用いるのは、ちょっと量の問題もありますし、やはり集団接種でいろんな種類を使い分けるといいますか、同じ会場で2種類、3種類あるっていうのは、ちょっと取り違え等の問題があるといけませんので、そこはやはり集団接種ではですね、できるだけ簡明なやり方をしていく必要があると思っています。

記者:来年G7のサミットが広島市で開催される見通しとなっていますけれども、これの関係閣僚会議、特に情報通信関連の閣僚会議を香川に誘致するというふうな動きが今でていますけれども、これに関して改めて知事のお考えを教えてください。

知事:動きというか、我々がそういうふうに、いろいろな形で公式に要望をしております。外務省あるいは内閣官房また総務省に要望書も出しております。前回の日本でのサミットにおいては、関係閣僚会合として情報通信関係大臣会合がこの高松で開かれまして、非常にその後のいわゆるMICEの進展にとってもですね、効果があったのではないかと。国際会議を開けるような設備もあるし、そうしたものに選ばれるということで知名度も上がったと思いますので、今回も関係閣僚大臣会合をぜひ誘致したいと思っておりまして、機会あるごとに関係の省庁、あるいは大臣等の関係者に要望をしております。

記者:前回開いて知名度の向上になったということですけれども、改めて今回また開くことでそういったところを狙っているというふうな理解でよろしいでしょうか。

知事:そうですね、国際会議場についてもサンポートの国際会議場をいち早くいわゆる感染症対策の国際的な認証基準をクリアしておりますし、こういった閣僚会合が行われることによって、その他の国際的な学会あるいはいろいろな大会ですね、そうしたものを行っても、安全である、安心できる、そういうことも示せるのではないかと思いますので、ぜひこの関係閣僚大臣、情報通信というジャンルになるのかどうか、これは現在デジタル化というようなところも焦点があたっておりますので、大臣の担当の区分というようなものがどうなるのかは、まだ決まっていないと思いますけれども、何らかの形での関係閣僚の会合が高松で開かれることを念願しております。

記者:ワクチンの関係でお伺いしたいんですけれども、新たにノババックスのワクチンを追加するということで、新たな層への働きかけにはなるかと思うんですけれども、一方でモデルナ製のワクチンの廃棄っていうのもこれまでもあったかと思います。新たなところに流れるっていうことは、モデルナの廃棄っていうのが今後もそういったところにつながる可能性っていうのも懸念されるかと思うんですけれども、県としてはどういうふうにその点は交通整理していきたいというふうにお考えでしょうか。

知事:モデルナの一部がですね、結局期限切れということで活用されなかったものがあるということは大変残念に思っていますけれども、国と実際に接種をする各市町との間で、県がいろいろな数量等あるいは期限等を調整しておりますけれども、その際にも各市町の状況をよくお伺いして、また国の方に対しても期限が十分残っているもの、そういうことも配布の際にはぎりぎりになって配られるようなことはないと思いますけれども、市町の受け入れ体制が十分でない場合にそこで時間を使ってしまいかねない、そういったことのないように今後もこれも貴重なワクチン、モデルナにしても世界的には本当に貴重なワクチンでありますので、そこが無駄になることがないように引き続き、十分な注意を払っていきたいと思っています。

記者:そうすると、県としてはノババックスを新たに接種開始することで、モデルナの廃棄に繋がることはないというような御認識でということでよろしかったでしょうか。

知事:今回入ってくるノババックスの数量からすれば、先ほどの接種率が上がるんじゃないかということについてのお答えと同じになってしまいますけれども、そこまで直ちに影響するような単位ではないと思っています。

記者:同じノババックスの話ですけれども、今現在11ヶ所の医療機関というのが高松ばかりですけれども、これは今後高松以外のところも今打診中なのかということと、おおよそどれぐらいの数の医療機関がお受けしていただけそうなんでしょうか。

知事:今すでに高松以外のところも検討している医療機関があると具体的にお聞きしておりますので、今後検討が本決まりになれば、他の市町でも接種が行われることになると思っております。取り扱い医療機関も、仮に変更がこの11医療機関でもある、あるいは加わっていくというようなことについては、県や市町のホームページを通じてお知らせしてまいりたいと思います。

記者:分かりました。とりあえずはこの11ヶ所を早速県のホームページの方で周知されるということですね。

知事:いずれにせよ高松市民以外の方でも、この11医療機関で接種を受けられます。希望すれば、本県では住所地以外の市町でもコロナワクチン接種を受けられることに、本県としては従来から取り扱ってますので、ノババックスの場合もそこは同様であります。

記者:先ほど初回の供給量が500とおっしゃいましたけれども、その後順次、十分な量が供給される見通しということでしたけれども、大体ロット規模としては、1万とかそういうのではなくて、こういう何百ぐらいの感じでこれから入ってくる見通しなのでしょうか。

知事:ちょっと国の手元にどれだけのストックがあるのか、そこまでちょっと私も聞いておりませんけれども、先ほど申し上げたように、国からは今後も十分な量のノババックスワクチンが供給されると、そういう見込みであるということを聞いております。

                                                 以上

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