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・ 香川県民の日について
・ 前月の交通死亡事故について
知事:
【香川県民の日について】
いつも大変お世話になっております。今日もどうぞよろしくお願いいたします。私から2点ご報告させていただきます。今年12月3日を香川県民の日として制定することとし、先日閉会しました2月県議会において、香川県民の日条例について、議決をいただいたところでございます。この香川県民の日は、県民の皆様一人一人に、香川が持っている自然、そして歴史、文化、産業、こういった香川の魅力、財産に改めてこの日を機会に触れていただき、また楽しみながら思いを深めていただいて、さらに次の香川の発展にも、県民を挙げて繋げていこうと、こういう趣旨で制定することといたしました。特に、次代を担う若い世代の方には、この日に、香川の持っているいろいろな魅力や財産について、改めて感じる日になっていただけないかと、そういった特別な日になってほしいと考えております。このために、子ども達には、香川県民の日を特別な日として意識してもらうために、できましたら学校を休校にできないかと考えております。まずは県立学校につきまして、休校を、県の教育委員会に、私の方から自分の考えを伝えて、本日開催される香川県総合教育会議におきましても、私から今の考えを、その会議で述べたいと思っております。1点目は以上でございます。
【前月の交通死亡事故について】
2点目は交通事故のことでございますが、2月の交通死亡事故は、残念ながら1件発生して1人の方がお亡くなりになりました。高松市の塩江町の国道で、80歳代の高齢の歩行者の方が、ボタン式信号機がある横断歩道の脇を渡っているところ、軽四の貨物車にはねられて、残念ながらお亡くなりになったという事故でございます。お手元にマンスリーレポートがございますが、高齢者の夜間の横断中の事故というのは、ずっと続いております。ぜひこれを無くしていかないといけない、ずっとこれまでも取り組んでいますが、そこにありますように、高齢者の方には、今一度、どうしても高齢になると、身体能力も衰えてまいりますので、昔でしたら、この幅を渡り切れるだろうというような気持ちで渡って、結果的にはねられるというようなことがありますし、夜間の場合は、自分が思う以上に、車から歩行者の方の認知ができないというのがありますので、反射材を夜間の歩行中には付けていただくように、いろいろな団体を通じてお願いをしているところでありまして、ぜひ、高齢者の方だけではありませんが、特に高齢者の方は、夜間の歩行については、いろいろなところに、今は高性能の反射材がありますので付けていただいて、自分の存在を車に知らせることをこれからもお願いしていきたいと思います。また、車の方は安全速度の遵守、安全確認、これはもう基本中の基本ですけれども、ハイビームというのは前から言っていますが、対向車が眩しいのではないかということで、ライトを下向きにしがちですが、ぜひハイビームを活用して、歩行者の存在を確認するように、ドライバーの方も日頃の運転の改善をお願いしたいと思います。県庁や県警からもいろいろなことで訴えていきたいと思っており、報道機関の皆さまもいろいろなところでやっていただいていますが、この交通事故防止について、春の交通安全運動もまもなく始まりますが、ぜひ機会を見つけて、ご協力いただけますように、何卒よろしくお願いをいたします。私からの報告2点は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
1.かがわマラソンについて
2.香川県民の日について
3.旧県立体育館について
4.令和8年知事選挙における電子投票の導入について
5.中東情勢緊迫化に伴う県内経済への影響について
6.JR鬼無駅のトイレについて
幹事社:
【1.かがわマラソンについて】
幹事社の方から本日1点お願いいたします。かがわマラソンについてです。今月15日に初開催されましたかがわマラソンについて、SNS上では様々な感想や意見が見受けられます。そうした感想や意見も踏まえ、大会の総括をお伺いしたいと思います。また、参加したランナーからは次回開催を望む声も多いようです。次回開催に向けた知事のお考えをお願いいたします。
知事:ありがとうございます。先週3月15日に開催いたしましたかがわマラソン2026、全国各地から、また海外からもおいでいただきまして、1万人のランナーの方にご参加をいただきました。3千人以上のボランティアの方に、いろいろなお手伝いをしていただいて、また、アリーナ自体に、前日のイベントと当日のイベントとを合わせて約7万人の方においでいただきました。沿道には、約10万人もの方が出て、ランナーの方の応援もいただいたところであります。全体的には、大変盛り上がった、記念すべき第1回大会になったのではないかということで、ほっとしておりますし、大変喜んでおります。SNSのいろいろな評判を目にしたり、私に直接お話をしていただける方もいらっしゃったりしますが、いくつかある意見のなかで、ボランティアの方の対応が非常に親切で、フィニッシュしたときにタオルを一人一人かけていただいたとか、荷物を非常に丁寧に扱っていただいたとか、ボランティアの方に対する評価がいろいろなところで聞かれた、これが非常に嬉しいことでございました。また、沿道の応援が途切れなかったと、ランナーの方、県外の方の中にはいろいろな市民マラソンに出かけておられる方もいる中で、「いろいろ出たが、このかがわマラソンの沿道の応援に切れ目が無いというのは、自分は初めての経験だ」というような話を私も聞きましたし、ネット上にもそのような記事が載っておられて、これも非常に嬉しいことでございました。また、給食や給水のエイドでありますが、香川自慢のうどんでありますとか、うどんの出汁でありますとか、イチゴでありますとか、非常に好評であったということがございました。このようなこと、それから、フィニッシュ会場で、県内の高校6校の応援部がパフォーマンスをして、ゴールに入るランナーを盛大に応援していただいて、これも非常に好評でございました。それと、救護が、どうしても体調を崩される方もいらっしゃったのですが、400名の救護スタッフの方に沿道に張りついていただきまして、結果的に安全安心な大会運営が行われたということでございます。このように、ボランティアの方を始め、沿道で応援していただいた方、また、給水所、給食所でサービスをしていただいた方、救護の方、そして参加されたランナーの方、皆さまに一体となって盛り上げていただいた、このことに大いに感謝をしているところでございます。本当にありがとうございます。第2回大会でございますが、今回と同じ時期の来年、令和9年の3月に開催を予定して、準備に入っていきたいと考えております。今回の振り返りについては、ランナーの方へのアンケートも、今、お願いしておりますが、そういったものをしっかり見ながら、改善すべき点は改善して、第1回大会以上にたくさんの県民の方々に沿道で応援して、一体となって盛り上げる大会にしてまいりたいと考えております。以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
【2.香川県民の日について】
記者:先ほど知事冒頭の発言で、県民の日の関連で、県立学校の休校をやりたいというご発言がありましたが、公立の小中学校並びに私立学校への対応はいかがでしょうか。
知事:県立学校が、直接的に、いろいろな私の気持ちも伝えることができることがありますので、県立学校に、まずはできないのか検討をお願いしたいと思っておりますが、引き続いて、私立、市立、町立、こういった学校についても、ぜひご検討をいただけたらありがたいと考えております。
記者:私立学校並びに市町立の小中学校に対するその検討のお願いというのは、今日の会議で、ご発言はそこまで至るのでしょうか。
知事:今日は県立学校のお話をしたいと思っておりまして、また引き続いて市立町立、私立の方もお願いをしていきたいと考えております。
【3.旧県立体育館について】
記者:旧香川県立体育館の件でお伺いします。淀谷教育長は年度内に着工を目指して最終調整中ということでしたが、今、具体的に着工の目途についてはどのようになっているか、改めてお聞かせください。
知事:着工については、現在、最終調整中でございます。
記者:年度内に着工するという方向は変わらずということでしょうか。
知事:その方向は以前もお話ししたことでございますが、具体的に、年度末も近づいておりますが、どのような着工の時期になるかは、今、最終調整中でございます。
記者:つまり年度内じゃない、年度を跨ぐ可能性も含めて調整中ということですか。
知事:以前にも年度内の着工についてお話ししたところでありますが、今の状況など、準備の状況を踏まえて、最終調整をしております。
記者:明言を避けられるようですが、年度内にやるということで調整中なのか、年度内にはこだわらずにやれるところからスタートというので調整しているのかについては。
知事:着工には準備が必要ですので、準備が整って目途が立った段階で、改めてお知らせをしたいと思っております。
記者:議会中でしたが、2月20日に、解体実施設計時には無かったアスベストの存在が確認されたということを(県が)公表されていまして、民間で再生を目指す団体の方は、公表された以外にもアスベストを含む建材が使われている可能性について指摘して、労働基準監督署と高松市に情報提供したという発表がありました。このアスベストに関して、今、県としてはどの程度把握されていて、どういう対策をされようとしていますか。
知事:アスベストの健康被害防止については、解体施工事業者が、解体の着工前に必要な調査をして、必要な対策を行うということが大事であります。そして県は、解体施工事業者の確実な実施を確認する、そして、その調査についても必要な協力をする、そういうようなことで一体となって進めていくことになっており、これまでもそういう形の中で進んできておりまして、今後ともそういったことが進んでいくように、解体施工事業者にも徹底していきたいと思います。そして県としても、確実な実施を確認してまいりたいと考えております。
記者:本来であれば、解体の工事の入札を行う前に、その調査も行った上で、対策も含めた入札となるという手順だと思うのですが、直前になって新たなものが発見されたり、もしかしたらもっとあるかもしれないという指摘をされていることについての受け止めは。
知事:解体工事においてのアスベストの健康被害防止については、着工までの中で解体施工事業者が調査をして、その内容を掲示もするし必要な機関にも届ける、もちろん発注者、施主である県にも報告をして、それを県がしっかりと確認するという、こういうことで一般論としても進んでいるところでありまして、今回もその流れに沿って進んできておりますし、これからもそう進むように、解体施工事業者に県として徹底を指示しますし、内容の確認をこれからもしていきたいと思います。
記者:3月20日金曜日に行われた、地元住民を対象にした説明会でも、アスベストですとか、杭を引き抜いた後に地盤沈下を起こして家が傾くのではないかといったような不安の声が多く出て、3時間半もかかったということなんですが、こうした近隣住民への不安にどう応えていかれますか。
知事:あれだけの大きい建物の解体ですので、騒音や振動の心配、それから、工事で、地下に杭もありますので、そういったものを引き抜いたときに、自分の建物に影響がないかというご心配ももっともなことでございまして、そういったことが説明会でも発言があったと認識しております。そういったものについては、対策の内容などを住民の方に説明すると同時に、音や振動等については、全く影響が出ないということはないのですが、許容範囲になるようにしっかりと対策をする、それから、沈下等が起こらないように、これまでもいろいろなところで解体の実績がありますので、起こらないような工法をとっていく、こういったことを、今、解体施工事業者は考えておりますし、県としてもそれをしっかりとやらせて確認していきたいと、こういうことでございます。
記者:住民説明会に参加された人の中には、10年以上何もなく放置されていたのに、急に今年度内にやるということになって、急に説明会も開かれてということが急すぎるですとか、年度内着工でなければいけないのかといった声もあったのですが、その不安の解消も含めて、年度内にこだわらず、しっかり安心な対策をとれるようになってから着工するというような考えがありますか。
知事:安全な工事をすることが最も大切ですので、そのための準備が、今、進められております。それが何とかできるのではないかという判断に至ったときに発表をしたいと思いますし、そういう段階があっての着手ということを考えております。
記者:ということは、先ほどから明言されていないですが、特に年度内にこだわらず、しっかりやってから着工すると受け止めていいですか。
知事:年度内ということは、大きな工事の中で意味があることではございません。ちゃんと準備ができるということが重要ですので、しっかりと準備して、着工の準備ができれば年度内ということになるし、できなければそうではないという、それだけのことでございます。
記者:2月10日付けで、丹下健三氏の長男の丹下憲孝さんから知事宛の書簡が届いたと伺っておりまして、その後、先週になって、TANGE建築都市設計のSNSなどでも、知事に宛てた書簡とはちょっと違うそうなのですが、声明文を発表されました。ご自身に届いた書簡ですとか声明に関して、どう受け止めたかというのをお聞かせください。
知事:丹下健三氏のご子息からの書簡については、私からお話しするのは適切ではないと考えておりますので、ご理解いただければと思います。
記者:それは個人宛だったからということですか。
知事:届けられた文書であったとしても、丹下健三氏のご子息の書簡でございますので、私からその内容について公開していく、内容を紹介していくということは、適切ではないのではないかと考えております。
記者:どういうことが書かれていたかということではなく、そういったものが届いて、それを読まれた上で、どうしていきたいかみたいな受け止めに関しては問題ないかと思うのですが。
知事:どういうことが書かれているかということがないと、受け止めのお話というのはなかなか難しいところがあると思いますので、そういう面でご理解いただきたいと思います。
記者:その書簡ではなく、公表された声明に関しては目を通されましたか。
知事:声明は目を通しました。
記者:それについてはいかがですか。
知事:丹下健三氏が設計して今もある船の体育館を、丹下健三氏のご子息としても、何とか保全ができないものかというようなことだったかと認識しております。丹下健三氏のご子息も含めて、今の旧県立体育館については、何とか保存できないかという声があるということは私もよく分かっております。その点について、今回、そのままの保存ということが叶わず、記録保存しながら、安全性のために解体せざるを得ないということは、大変今も心苦しく感じているところでございます。
記者:船の体育館について重ねてお伺いします。再生委員会の方々が指摘された、船の体育館の船体の側面部分に含まれている可能性がある粉末アスベストについてです。こちらの存在について、まずそもそも県は認識していたのかどうかを伺ってもよろしいでしょうか。
知事:先ほども申しましたが、アスベストの健康被害防止については解体施工事業者が解体前の調査をして必要な対策をする。それに対して発注者、今回は県ですが、施主の立場にある者はしっかり協力をする、そして報告を受けて確認をする。こういったこととなってるところであります。こういう中で進められているわけですが、今、おっしゃられた再生委員会の方々が言及している文書のやりとり、どういう細かい経過が今日に至るまでにあるか、これについてはぜひまた担当課にお聞きいただきたいと思います。
記者:先ほど、お話の中にありました「安全を確保した上での解体工事の着手」というところでいきますと、どの程度含まれているかの事前調査というのはかなり大事なわけで、船体部分は表面に出ている部分ですから、解体時に飛散の可能性は少なからずあるので、一般的に考えれば解体業者による事前の調査でも、把握していれば県に報告があってしかるべき箇所かなと思います。報告はあったのでしょうか。
知事:今のことについては、解体施工事業者がきちんと調査をして報告をしてくると言っておりますので、その調査が、きちんと今、行われているということだと思います。
記者:今、調査されているということは、事前の段階ではやはり承知されていなかったし、報告も来ていなかったと捉えられるのですが。
知事:解体のアスベストの防止は、解体施工事業者が必要な調査をして必要な対策をするということになっております。今もこれからも、工事を行う中で、解体施工事業者が必要な調査を判断して行って、対応をしていく。施主については、必要な協力をする。それから、やったことの確認を自分できちんとやる。こういう役割がありますので、そういう役割の中で、きちんと県としても果たしていきたいと思っております。
記者:今後の見通しについてお伺いします。仮にですが、外壁の船体部分の壁面部分、クラック処理の補修剤の中に粉末のアスベストが練り込まれたという記述が、竣工当時の現場手帖、施工記録の中から見つかっていますので、かなり確度が高いかという気はします。もちろんクラックの補修ですので、実際に解体した場合に、その部分が先に壊れやすいというのは、一般的に考えれば分かりやすいところです。もし仮に解体するとしたら、そこのさらなる対策もしないと、外ですので、外にも影響するので、周りの住民の健康被害等々の懸念もあるかと思います。そうなった場合、大規模な解体計画の変更ですとか、予算の増額も含めて可能性が出てくると思うのですが、このあたりを今、解体業者の方とどのようにお話しされているのか伺ってもよろしいでしょうか。
知事:今、必要なアスベストの健康被害防止についての調査を、断続的にずっと解体施工事業者がやっておりますので、その中で当初考えていた、今考えているものの変更は、当然、必要な変更をしないといけないし、必要な増額がもしあるのであれば増額も考えないといけないと考えております。
記者:今朝方、保健体育課の方から公式に発表いただいていますが、工程表を見ますと、最初にやるのが、外構の解体工事から入られる。外構が何を指しているかはあれですが、仮にこの船体部分、そこから崩していくとなると、アスベストの有無が確認されていないところから着手する形になると思うのですが、このスケジュールについては、今、お考えはいかがでしょうか。
知事:大事なのは、アスベストの健康被害が周辺には及ばないということですので、それが確保されることを条件に、いろいろな工事の場所ですとか段取り、こういったものが決まっていくと考えております。
記者:「年度内」というと、実質、来週の月曜日になると30日ですよね。それで、この1週間の土日を除くと、あとの営業日は4日半しかない中で、年度内にこだわらず、新年度に組み入れてでも安全を確保するというお考えでしょうか。
知事:安全の確保が第一で年度内が大事なわけではありませんので、安全確保を第一に段取りを作っていって、問題なくやれるという判断の中で着工していきたいと思っております。
記者:解体工事の実際の着手のタイミングですが、近隣住民ももちろんですけれども、かなり人通りの多い通りではありますから、いつから実際工事が始まるんですかというのは関心事項だと思います。具体的に決定された場合のアナウンスというか、広く公表されるお考えはお有りでしょうか。
知事:もちろん、広く公表していきたいと思います。
記者:アスベストの調査をするのは解体施工業者がやる話だというお話でしたが、今回、その施工業者の方で、県の発表のないアスベストの存在というのを認識されたのはいつのことだったのでしょうか。
知事:今、解体施工事業者の方で、再生委員会も言及しているものについては、調査をするということを聞いております。
記者:再生委員会の発表があって、記者会見があって認識をされたということでしょうか。それとも、その前から認識はされていたのでしょうか。
知事:そういった時系列については、ぜひまた担当課にもお聞きいただきたいと思うのですが、いずれにしても解体施工事業者が責任持って調査をする、それに県が資料提供などの協力をするという、そういう関係になっておりますので、細かな時系列についてはまたお聞きいただければと思います。
記者:知事はまだそこまでは把握されていないということでしょうか。
知事:私自身は、解体施工事業者の責任の調査の実施をしっかり監督する立場の長ですから、そういった形で責任を果たしていきたいと思っております。
記者:今回、県が把握されていなかった箇所について、アスベストがある可能性が高いという状況になって、今、近隣住民の方の不安が高まっていますし、解体の施工スケジュールにも影響が出そうな状況になっています。もし再生委員会の記者会見がなければ、それに対する対応が為されなかったということであれば、これは大変なことだと思うのですが、調査をするのは解体事業者かもしれませんが、施主である県も当然監督責任が生じますよね。そもそも、これだけ注目度の高い工事ですので、もし解体業者が、指摘されるまで把握していなかったということであれば、それはそれで大変なことですし、逆に指摘される前から分かっていて、公表せずに進めようとしていたということであれば、それはそれでまた大変なことだと思うのですが、いずれにしても県からの指導が必要になるのではないかと思うのですが、そこの実際の経緯についてはまだこれから認識されるということでしょうか。
知事:解体工事の着手までの中で、解体施工事業者が必要な調査をして、その調査を公表して、掲示もしてという、こういう段取りになっております。それが確実にされていく、それを県としても見守るという、そういう責任の果たし方をしていきたいと思っております。
記者:それは先ほど説明していただいているとおり承知したのですが、今、周りの近隣住民の方からも、先日の県の説明会を聞いても、納得して、では工事をどんどんやってくれという状況にはなってないですよね。
知事:いろいろな意見が出たことは承知をしておりますが、いずれにしましても、健康被害が及ばないように、調査の内容を、結果を示して、掲示をして、私どもにも報告をいただいて進めていくということですので、影響が限りなく及ばないように取り組んでいく、これに尽きると思っています。
記者:今後しっかりやるというところは、それはもちろんそうだと思うのですが、むしろ今回、県の機関でも何でもない再生委員会の指摘で新たな問題が明らかになったということが実際にあったわけですよね。これについては解体業者がちゃんと調査をしていなかったのか、あるいは認識をしていたが表に出していなかったのか、あるいは気が付かないやむを得ない事情があったのか。どういうことだったかというのは、今、県としてはどういう認識でしょうか。
知事:解体施工事業者が、これまでの中で調査を、これまでも今も行って、その結果を工事前にちゃんと掲示することになっておりますので、その中のオンザウェイの状況にあると思います。
記者:まだ途中段階だったというのはそのとおりかもしれませんが、仮に再生委員会が今回、記者会見という形で、彼らの認識している問題点を公表するということがなければ県の側も認識されていなかったということですので、このまま解体工事が着手された可能性が高いですよね。
知事:その点については、先ほど言いましたように担当課に、再生委員会が言及しているいろいろな書類のやりとりについてご確認いただければと思います。いずれにしても、今の段階でまだ調査をし、明らかになった段階でお示しするということですので、ぜひそういう理解をいただきたいと思います。
記者:解体事業者にやってもらっていたこれまでの調査に手落ちがあったということであれば、近隣住民なり作業員も含めてだと思いますが、信頼感に関わると思うんですよね。仮に、いろいろなケースがあるので仮定の話をしてもあれですが、ちゃんと調査をしてから工事をしようとしているのかとか、あるいはちゃんと把握したことをきちんと公表して対策をしようとしているのかと、いろいろな可能性の上で疑念を呼ぶ状況が生まれてしまっていると思うのですが、これについて県としてもその経緯は当然把握をされて、必要であれば業者に対する指導というのをしていくという必要があるかと思いますが、その点はいかがでしょうか。
知事:解体施工事業者が必要な調査を行って必要な対策をしていく、その調査結果については掲示をして報告するという、これはこれからもちゃんと行われるように、私どもの方で監視をして、指導していきたいと思っております。
記者:再生委員会の指摘の中では、外壁部、縁梁、アリーナ部の大きな面積のところが一番大きな話だと思いますが、その他の建物内部についても入札時に県が示した資料と違うところがいろいろあって、アスベストが疑われるところが多数あるという指摘をされています。この内部についてのアスベストの存在や対策の必要性について、県の現状でのお考えはいかがでしょうか。
知事:全部解体するには内部の部材もあります。それは解体施工事業者が解体する段階、段階で、アスベストの存在の有無を確認しながら進めていくということになりますので、これからもずっと調査、対策ということが続いていくということになると思います。
記者:工事の着工については、先ほどのお話では、着工の前にアスベストの調査の結果と対策について掲示をして、それから着工するという話でしたか。
知事:着工といっても、いろいろなところがあります。着工するところはもちろんアスベストのことも明らかにして、必要な安全対策もあって進めていくということになりますが、その後にまた次々と中に入っていくということになると、その段階でまた必要な調査をやって、また公表もしてという連続的な行動になっていくと思います。
記者:業者がこれから必要に応じてやる調査というのは、着工する箇所ごとに順番に解体工事を進めながらその途中でやっていくということになりますか。
知事:そうですね。
記者:内部についてはかなりたくさんの箇所について指摘があったと思いますが、それについて、解体の途中で1つ1つ確認していくということですか。
知事:解体施工事業者が自分の責任で、それを全部やっていきます。そして、それ任せにせずに、県の方としてもしっかり報告を受けて確認していく。こういったことで、県も一緒に責任を果たしていきたいと思います。
記者:くどいようですが、今回、再生委員会から指摘を受けるまで、この新たなものの可能性は表に出てこなかったということについて、一義的にまず県ではなく解体業者の責任であるという話は承知しましたが、その解体業者の今までの調査のあり方、あるいは公表の仕方についてここまでのところ問題はなかったのでしょうか。
知事:特に今の時点で何か問題があったとは考えておりません。解体施工事業者の調査について県が協力をして資料も提供するという役割分担になっておりますが、その辺の前後関係だったり、どんなときどんなことが行われているかということについては、ぜひまた担当課にお聞きいただければと思います。
記者:しつこいようで恐縮ですが、もし再生委員会から指摘がなければ、どこかの段階で業者と県の担当課とのやり取りでこの問題は出てきたとお考えでしょうか。
知事:この問題は解体施工事業者の中で、自分の調査、また県からの情報提供の中で調査をされてきたことになるのではないかと考えております。
記者:指摘がなくても、どこかの段階で調査の対象にはなっていたとお考えでしょうか。
知事:いろいろなやりとりはまた聞いていただければと思いますが、その中で、この関係についても、調査がされていくことになったのではないかと思います。
記者:大変また細かくしつこく恐縮ですが、解体業者が事前にこの施工記録の存在を把握して、対策の必要があることを気付いていたということでしょうか。
知事:そういったことについてはぜひ担当課に聞いていただければと思いますが、私の立場としては、解体の着工の前までに安全性の確保ができるように解体施工事業者を指導していく。それを私どもの担当課の方にきちんとやるように指示をしているという立場です。
記者:今回実際に県の担当課ではないところからの発表、指摘によって、先日の教育長の記者会見のときには、教育長もご存じなかったという話でした。
知事:その発表を再生委員会の方がされたかもしれませんが、我々当事者の、解体施工事業者と県の方での資料提供のやりとりはこれまでもありますので、その段階でどういったことが行われてきたのか、ぜひまた聞いていただければと思います。
記者:資料のやりとりの中で、今回の問題についても、県の担当課と解体業者のやりとりの中で俎上に上っていたということであれば、そのようにご説明していただければ分かるのですが。
知事:私の段階ではそういったところまでは確認をしておりませんが、特に資料提供と解体施工事業者の事前調査に問題があったとは思っておりません。
記者:それでなぜ問題がなかったと言い切れるのかよく分からないんですけどね。
知事:着手前には全体の調査結果を示して、それを確認してまた公表して進んでいく、まだ途中段階でありますので、問題は今の時点であるとは考えておりません。ぜひ、そのやりとりについてはご確認いただければと思います。
【1.かがわマラソンについて】
記者:かがわマラソンですが、知事が冒頭の発言で「今後改善するべきところは改善して次回に臨みたい」という旨のお話があったかと思うのですが、現時点で知事が把握されている、もしくは考えられている今回の改善点等がございましたら教えてください。
知事:今回のマラソンは本当にありがたいことに高評価を得ておりますので、まだ、振り返りの途中でございます。改善のところということがまだ特定されているわけではありませんが、交通規制に伴って、人の移動についても、できないということが事前に分かってなかったみたいなことですとか、もっともっと走る人にも、見える人にも、また、マラソンとは直接関係ないけれどもコースを跨って移動するような方にも、改善するところは多分あるだろうと思っておりますので、よく振り返って、より良い大会にしていきたいと思っております。
記者:今回の交通規制について、特に大きな問題はなかったと思うんですが、瀬戸大橋通りと11号線が横断できなくなって、近隣の住民の人たちが、すぐそこに住んでいるがそこに行けないみたいな人が結構いたような気がするんです。このあたりについて何か感じた課題みたいなものはありますか。
知事:交通規制の事前PRはかなりやったのですが、それが車のことであって、歩行での横断というのができる、できないということについて、もう少し明確にした広報というものがあった方が良かったかということは感じましたが、そういった方が結構おられましたので、工夫が要るんだろうなと思いました。
記者:トータルで結構なんですが、個人的に感じられる課題も全部含めて、次回に対しての思い、抱負、意気込みみたいなものを聞かせていただきたいと思います。
知事:かがわマラソンの地の利というのですかね、出発とゴールが駅に近くて、非常に眺めのいいアリーナを出発・ゴールにできる。フラットなコース設定ができる。こういった、真似するにもしようが難しい地の利がありますので、こういった地の利が今回の成功のベースになっていると思いますので、これをさらに活かしていけるように、規制の改善ですとか、いろいろな沿道盛り上がりのさらなる改善、改善といいますか、盛り上げる方法を考えるとか、いろいろとまだやれることはあるのかと思っています。この地の利を、もっともっと活かせるようにしていきたいと思います。
【4.令和8年知事選挙における電子投票の導入について】
記者:善通寺市で、この前電子投票の条例が通ったと思うのですが、この夏の香川県知事選挙での実施に向けて、例えば条例の制定とか、そのあたりはどのようにお考えでしょうか。
知事:まず善通寺市で環境が整ってきたということでございますので、今夏の知事選においても善通寺市内での電子投票については導入ができるように、必要な県の準備も進めていきたいと考えております。
記者:例えば6月の議会で新たに条例を、というような形になるのでしょうか。
知事:段取り的にはそういったタイミングが必要になってくるのではないかと思います。
【5.中東情勢緊迫化に伴う県内経済への影響について】
記者:中東情勢の悪化を受けた県内経済の影響について知事の所感をお伺いします。
知事:大変懸念をしております。現時点においても、いくつかの県内の主要製造業者にヒアリングをしたところ、先行きの不透明感があること、それから長引けば影響は不可避であるということ、こういったことが出てきていまして非常に心配しているところであります。今、中小企業の皆さんが、原油価格の高騰が今後長引いた場合にどのようなことになってくるか、相談窓口が経営支援課にあり、今の時点ではまだそのご相談は来ておりませんが、そういった声を聞いて、必要な対策を打っていきたいと思います。現状においては、県制度融資の経済変動対策融資というのがありますので、これをご利用いただくことをお知らせしていきたいと思います。
記者:特に交通事業者に関する影響についてなんですが、ある地域では離島航路の船が、原油高によって燃料の調達が困難になったことも踏まえてですが、減便だったり、運休に追い込まれている事態があると伺っておりますが、現時点で香川県内においてそういったような報告が入っているかどうか。
知事:今のところはございません。
【2.香川県民の日について】
記者:県民の日についてお伺いします。県立学校を中心に休校にできればというお考えをお持ちということでしたが、学校現場に目を向けますと、すでにカリキュラムがかなり詰まってると言われている中で、1日追加で休日を作るとなると、ある程度現場の負担感ですとか、働いてる保護者の方への対応、休校になった場合どうするのかとかというような課題も出てくると思います。この課題の整理を、現状、どうされているのか。現時点でまだ何もないとすれば、例えば課題の抽出とかを今後どうしていくのか、この点を伺ってもよろしいでしょうか。
知事:特に小学生とか、親御さんがお勤めで、小学生が休校になって、どのような保護体制になっていくかというようなことが課題のひとつだと認識しております。そういったものについては、これから詰めていくということになろうかと思っております。小中学校についてはそのようなこともありますので、県立高校の次に進めていっていただけるように、検討をお願いしていきたいと、このように考えております。
記者:イメージとして段階的に始めていければ、休校できていければなという感じなんでしょうか。
知事:今の段階では、県立高校については実施可能ではないかと見ておりまして、これを県教育委員会の方で詰めていただくということでございます。市立、町立の特に小学校、中学校、こういったところをどんなふうな、休校のときにフォローアップ、保護の体制ですね、こういったものがとっていけるかというようなことは、少し時間もかかるのかなと思っておりますので、引き続いて検討していただくようにお願いしていきたいと思います。
記者:県立学校も含めてですが、毎年、この日は休みというイメージなのか、ひとまずその制定された初年度、初めての年だから記念にというイメージなのか。
知事:今、考えているのは毎年です。
記者:もしかしたら、今年は県立学校だけで、来年以降、準備が整い次第、小中学校にも広げるみたいな可能性もあるということですか。
知事:そういう感じで考えています。
記者:子供にとっては休みだったら多分すごく嬉しいと思うのですが、香川の魅力を知ってもらうためには、休んで何をしてもらいたいみたいなイメージはありますか。
知事:県の自然、歴史、文化、産業を知ってもらう、それもせっかくの休みということですので、楽しみながらそういうことをしてほしいなと思っていますので、それのきっかけになるようなイベントだったり行事だったり、そういったものを市町と連携して用意していきたいと思います。
【6.JR鬼無駅のトイレについて】
記者:昨日、JR鬼無駅前のアートトイレが完成して、知事も式典に参加されましたが、改めてトイレを見た感想と、今回県が費用を出して整備した狙いについて教えてください。
知事:JR鬼無駅のトイレ事情は長年の課題で、特に県立高松西高の生徒が鬼無駅を利用されるのに、トイレが非常に劣悪な状況だったので、本当に悲鳴にも近い要望が来ておりました。もう何とかしないといけないということの中で、JRもなかなか経営が厳しい中で、今回は高松西高の生徒のためということもありますので、香川県の方でやらないともう待ったなしではないかということで行ったところでありまして、昨日見て、これなら高松西高の生徒も、香川誠陵中学・高校の生徒も、安心して使ってもらえるトイレになったという思いで、ほっとしたところでございます。
記者:トイレを綺麗に洋式化して、多目的も整備してというのとは別に、アートを組み合わせたという部分に関してはいかがでしょうか。
知事:今回のトイレ整備が具体的に動き始めたのは2年と少し前になるのですが、その際に高校生も使う、それから観光客も盆栽の関係で多い。そういう中で、どうせ作るのだったら壁面をうまくパブリックアートのキャンパスにできないかという話が出てきました。そういう中で、今回、あのような形で、なかなか例を見ない拠点になるような、主役になれるような施設ができたということで喜んでいますし、ぜひ、トイレだけではなくてアートの拠点、町の主役、こういった施設になってほしいなという願いを持ってます。
記者:一方で総工費は9千万円を超えるという、決して安くはない予算をかけていて、利用者数なども考えると、そこまで公費をかける必要があったのかという県民感情もあると思うのですが、そのあたりはいかがですか。
知事:これはトイレというものが、単なる用を足すところだけではなく、町の表口にしていきたい。そして、主役になるようなものにしたい。それから、今回、盆栽の拠点でもあるので、アートというものの拠点にもできるのではないかということで、1つの施設を幾つかの役割を果たすものにする。こういったものとして、機能を複数併せ持つものとしての施設整備ということでありますので、その点について今後とも必要なことがあれば説明をしたいし、理解を求めていきたいと思っています。
記者:JRは経営事情もあって、できればもうトイレは撤去したいみたいな方向の中で、東かがわ市ですとか三豊市が引田駅、高瀬駅を地元の市としてやっているというケースもあるんですが、今回は高松市ではなく県がやったということで、そのあたりについてはどういう整理になっているのでしょうか。
知事:駅のトイレというのは、これからも必要な施設だと思っております。これをJRがやってくれればそれに越したことはないのですが、経営状況からも全部お任せするというのが現実的ではない中で、それを助けるのは市町であり県であると思います。今回は県立高校があったものですから、そういう分担の中で、ここは県で投資をするということで進めたらどうかという判断に至ったところでございます。
【1.かがわマラソンについて】
記者:来年度以降、継続的に開催するとなると、コースの考えは現状のままなのか、変更の可能性があるのか、いかがでしょうか。
知事:コースについても今一度見てみたいと思います。より良い改善があれば改善したいと思っています。
以上
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