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1.年度末を迎えて
2.県立大学の設置・拡充について
3.旧県立体育館について
4.香川県発注工事談合に関する公正取引委員会の事前通知報道について
幹事社:
【1.年度末を迎えて】
本日は1点お願いをいたします。明日で年度末を迎えます。本年度は直近20年で最大規模の予算を編成されて県政に当たり、また、初めてのかがわマラソンの開催や、自治体では初となる半導体大手エヌビディアとの連携協定などでも話題を集めました。令和7年度を振り返っての知事の所感をお願いいたします。
知事:いつも大変お世話になっております。今日もよろしくお願いいたします。7年度の振り返りについてのご質問がございました。明日で今年度が最終となりますが、今年度は、香川県にとって新しい発展の扉が開いた年ではなかったかと考えております。何点かございます。まず、にぎわい、交流、観光、こういった観点ですが、昨年の2月に開館しましたあなぶきアリーナ香川(県立アリーナ)において、来場者数は60万人を超え、また、アリーナ周辺でのいろいろなイベントに多くの方がお見えいただきました。これまでに届いていなかった方々に香川の魅力が発信できたのではないかと考えております。また、瀬戸内国際芸術祭、6回目となりましたが、108万人余りと、たくさんの方が訪れまして、世界的な芸術祭の地位も確立されてきたかと感じております。また、ご質問にもありました、先日のかがわマラソン、1万人の県内外、海外からのランナーも含めて多くの方に来ていただき、3千人のボランティア、10万人の沿道の観客の中で大いに盛り上がった大会になりました。このようなことにおいて、先ほども申し上げましたが、これまで届いていなかった方々に香川の魅力を今年度発信できたのではないかと考えております。それから経済でございますが、県内の中小企業の投資意欲が非常に旺盛で、四国の中では最も高いレベルの設備投資の推移をしておりますし、全国的にもトップクラスの伸びになっている状況であります。また、企業誘致の面におきましては、製造業、それからIT、AI関係の企業や工場の誘致が進みました。特にAIデータセンターは、全国でもまだこれからというところですが、先行的に香川県で立地が進み、それを契機として、AIの最大手エヌビディアとの連携協定にも結びつけられました。今後の香川県の産業の発展、AIをひとつの軸にした企業の集積、こういったものの入口に立てたのではないかと考えております。それからいわゆる少子化対策でございますが、まだまだ厳しい状況がございますが、令和7年1月から12月までの調査において、その前の令和6年1月から12月までの出生数と比較をすると、ほぼ下げ止まりになりました。来年度はさらに少子化対策を進めることで、出生数の反転、望む方が躊躇なく出産ができる、こういう社会を香川県から先行的に実現できればということで、新しいスタートの位置につけたかなということでございます。このように、にぎわい、交流、観光関係、そして経済全般、そして出生数の問題、それぞれまだまだこれからですが、新しい局面の入口に立てた7年度であったかと思います。新しい発展の入口に立てたのですが、その先に、本当の発展の果実を掴み取りに行くための令和8年度にしなければならないという思いを、年度末にあたって強くしているところでございます。県民の皆様と一丸となった取組みによって、新しい本当の発展の果実をみんなで取りに行きたいと思っております。以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
【2.県立大学の設置・拡充について】
記者:県立大学の設置・拡充に関する検討委員会でお伺いします。今まで、7月、10月と1回、2回がありまして、2回のときに示された予定というのが、年明け頃に第3回を行う予定だと示されたと思います。現状、まだ第3回が開かれていない理由と、年度を跨ぎそうだと思うのですが、今後のスケジュール感について伺ってもよろしいでしょうか。
知事:できるだけ早く次回を開催したいと考えております。現時点では、具体的な設置する学科の方向性を早く固めることで、県内の既存大学との分担関係についても明確になってくると思いますので、そういったものに、今、時間をかけております。できるだけ早く、次の会議が開かれるようにしたいと考えております。
記者:1回、2回と議論される中で、各委員の方から、いわゆる技術系の「理系」と言われる学部ですとか、いやいや、もっとプログラミングだ、実学だ、といろいろな意見が出ていると思うんです。今後の進め方として、第3回の時点で、基本的には新設ないし拡充の方向で県から具体案をお示しされる予定、どういうふうに、今、お考えなのでしょうか。
知事:もともとそういう新設ないし拡充の検討ということでスタートした検討会ではございます。一方でいろいろな意見をいただいてきたこともございますので、先ほど申しました、新設するとしたら、あるいは拡充するとしたらこういう枠を設けるというようなことを固める中で、設置・拡充が必要という結論になれば、そういうことになると思いますが、現在のところはまだ方向性については未定でございます。
記者:1回、2回の検討委員会の中で、議事録も含めて、私も傍聴もしているのですが、そもそも、要不要の議論というのがどうしても少ないような印象を持ったのですが、この点について、要するに新設と拡充がそもそも必要かどうかの議論が十分でない印象も受けていますし、実際そういう声も聞くのですが、知事のお考えはこの点いかがでしょうか。
知事:これは、必要性についての意見は幾つもいただきました。もう一度、本当に必要かどうか、先ほど言いました、設置を検討する学科を念頭に置いて考えていきたいということで、今、そこに時間をかけているところであります。
【3.旧県立体育館について】
記者:船の体育館の関係で、年度があと今日含めて1日半ですが、作業スケジュールについて、現在の検討状況ですとか決まっている状況を教えていただけますでしょうか。
知事:工事着手日につきましては、先日行いました住民説明会の回答保留の質問の回答などの、今、整理をしていまして、整い次第工事着手をしたいと考えております。結果として年度を跨ぐことになったところでございます。具体的な着手日は、また改めて公表させていただきたいと思います。
記者:可能な範囲で、回答保留の質問などへの整理によって工事の着手が遅れているということですが、具体的にどういった質問内容で調整に時間を要されているのでしょうか。
知事:何か苦慮しているとかそういうことではございませんが、より分かっていただけるように、質問に対して的確にお答えできる内容を、今、最終的に詰めているところでございます。
記者:回答保留の質問などの整理をあげていらっしゃいますから、そうなると着手の必要条件としては、その回答をして、また改めて住民説明会ですとか何らかの形で周知をする、ということが条件になるとお考えなのでしょうか。
知事:質問いただいたものが先日の説明会でありますので、それを回答するということを考えておりまして、再度の説明会というのは現時点では考えておりません。
記者:この説明会は、220世帯ぐらいに呼びかけて32人出席だったと聞いているのですが、そんなに多くはないなということと、その説明会の中でも住民からはもう1回開いてくれという要望があったように聞いています。先ほど、再度開かないということでしたが、もう一度開く考えというのは、なぜ無いのでしょうか。
知事:先日お答えできるものはその場でお答えし、回答を保留したものは、今回、できるだけ早く回答したいと考えておりまして、その回答で、質問に対してお答えできるものを、今、準備をしております。そういったことから、再度説明会をするということは、考えていないということでございます。
記者:住民から出た不安の声のひとつがアスベストの件で、先週も聞いたのですが改めて聞かせていただきたいのですが、そもそも、解体実施設計の時点で調査して、こういう除去の方法があるというのが、計画を立ててやっていれば、今後の予算の増額とかもなく入札もできたのかなと思うのですが、この解体実施設計に不備があったと考えていらっしゃいますか。
知事:アスベストの調査対策は、解体施工事業者が、工事の着手前、実際に解体工事に入るまでの間で適切に調査をして、その調査結果を明らかにし、適切な対応をするという、こういうことになっています。これに従って今も進んでいます。我々県としても、施主、発注者の立場で、解体施工事業者がそのように適切な対応をしているかどうかをきちんとウォッチしている立場でありまして、現時点において、適切に今、解体施工事業者が対応しているという認識でおります。
記者:施工者が解体施工前に調査するというのが定められているのは分かっているのですが、それ以前に、解体実施設計の時点で、過去の施工記録を見るとか、目視でここは含まれていそうだなというのが分かるものだと思っていて、それを、元々、こういう除去が必要というのを入札前に入れていれば、予算が増減するということもなかったのではないかという質問なんですけど。
知事:解体施工事業者が、具体に着手する前までに必要なことを調査するというのが、今、行われていることでありまして、実施設計ということとなりますと、その解体施工事業者とは離れた段階でおりますが、そこの段階でも、施主が持っている情報については適宜提供する、このようなことが一般的にアスベスト対策では行われる流れになっています。そういう中で行われてきていることですので、最終的には、解体前に解体施工事業者がきちんと漏れなくやるということが大事であって、それを今、きちんとやっておりますし、今後も、それがきちんとされることを、私たち施主の方もしっかり監督すると、これが重要、不可欠と考えております。
記者:改めて確認ですけど、解体実施設計自体は適切にやられていたというお考えなのでしょうか。
知事:はい。特に問題はなかったと思っています。
記者:今回、解体工事の監理業務の二度入札不調がありまして、実施設計を行った設計事務所と随意契約を結んだのですが、その判断についてはどのように受け止めていらっしゃいますか。
知事:今、監理業務を、実施設計のところと随意契約ということで進めていますが、特にこれは適切な契約であると考えております。監理業務というのは解体施工事業者がきちんと施工するかどうかを監理する、そういう仕事ですので、まずその解体施工事業者を監理できる立場の人というのは、設計をした人とか、それ以外の建築の設計の仕事ができる方とか、施主にそういう能力があれば施主が自ら(行う)とかいろいろなケースがありますので、そのひとつとして、設計した人が解体施工事業者の工事監督をするということに、今、なったということでございます。
記者:アスベストが解体直前になって新たに分かる、あるいは民間団体の方から公表していた以外のものがあるのではないかという指摘を受けるということが、多分、住民の不安も招いているのかと思うのですが、改めてこういう、今、状況になっていることについては、どう受け止めていらっしゃるのですか。
知事:こういう大きい建物ですし、いろいろな部材、部所があります。それぞれについて、実際に壊す段階までの間で、アスベストの有無について必要な調査をするということの中の、一連のそういうプロセスの中の局面、一場面が今であるので、特に今の時点で大きな問題があるような状況になっているということは認識しておりません。
記者:先週も年度内にやることは第一ではないということでしたが、実際年度内は間に合わず、できるところでということですが、全体の工期に与える影響みたいなもの、このスタートが遅れたことはどうでしょうか。
知事:今回の解体施工事業者との契約においては、令和9年の9月17日までの工期ということで契約をしております。現時点においては、その工期内に安全に工事が完了できるようにこれから進めていきたいと考えております。
記者:このスタートの遅れで特に全体も遅れるということはなさそうと。
知事:今の時点では、工期内の完成、工事完了を目指して進めていきたいということでございます。
記者:今後のアスベスト除去のスケジュールですとか、追加でもう少しかかりそうということになった場合は、どの時点で判断されますか。
知事:建物が大きいですし、次々、順次壊していくことになりますので、時々に必要な調査が順次また追加になっていくという、こういう考え、流れになると思います。
【4.香川県発注工事談合に関する公正取引委員会の事前通知報道について】
記者:公正取引委員会が、香川県発注の工事に関して談合があったと認定して、関連する業者に立ち入りを一昨年していたのですが、談合と認定して、排除措置命令を出す方針を固めたと先週報じさせていただいたのですが、これについてはまだ確定ではないにせよ、現時点での受け止めと、今後県としてどういうふうに対応されるかというのを教えてください。
知事:先日、公正取引委員会が事前通知を発出したことについては県も報道により知ったところでございますが、公正取引委員会から県の方に対象になってる工事名などのお知らせはいただいておりません。最終決定を待っている状況でございます。公正取引委員会の最終決定がされた時点で、県としても必要な対応をするということになると考えています。
記者:二十数年前にも一度、大規模な談合が発覚して排除勧告と課徴金納付命令が出ている中で、また今回こういったことが明らかになってるということに関してはどうでしょうか。
知事:談合が行われているということについては、非常に遺憾なことだと考えております。2001年のときから電子入札システムを導入したり、できるだけ談合の機会になるようなことを除いていくようなこともやってきたところでございますが、このような状況があるということは非常に残念で遺憾なことだと考えております。
記者:県としてできる再発防止策みたいなものを今後考えていくお考えはありますか。
知事:今、調査を公正取引委員会が行っておりまして、今回の事案の背景や原因が明らかになった段階で、今、発注者側が行っている防止対策にプラスアルファがあるようなら、また考えていかないといけないと思っています。
以上
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