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2年時で受講する日本画実習は、年間を通し毎週火曜日午前に実施しています。
指導員は、日本画家の鈴木龍子先生です。
鈴木龍子先生からのメッセージ
『日本画の画材、天然岩絵の具、群青(ぐんじょう)、緑青(ろくしょう)、ラピスなどの美しさと鮮やかさを是非体感していただきたい。その他、三千本膠のとき方、胡粉の100たたきとは、どんなものか?岩絵の具を膠でといて、麻紙(麻の紙)に面相筆、隈取、則妙、連筆などの筆で塗り、日本画独特の感性を味わってほしいと思います。日本画は、細かいデッサン力無しには描けません。花や昆虫を自分の目でしっかり見て描くことこそ大事です。最近は写真を見て描く人が多々存在しますが残念です。漆芸の細かいセンスと日本画のデッサン力は、共通した点があると思います。』
日本画実習の様子
鈴木先生のご自宅の庭に咲く、季節のさまざまな草花を
モチーフに描きます。
モチーフの構図は、その植物の習性に矛盾しないよう気を付けて配置します。
鈴木先生が研究生ひとりひとりを見て回り、細やかな
ご指導をしてくださいます。
これからの漆の作品制作においてスケッチがいかに重要であるかを研究生たちに伝える鈴木先生。
「本物の日本画を見たい!」という研究生の要望で、
鈴木先生の作品を間近に鑑賞できる時間もあります。
モチーフに対し、真剣に向き合う研究生たち。
自然光がたくさん入る最上階の部屋で集中して描きます。
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