香川県地価調査

地価調査制度とは

地価調査は、毎年1回、県が実施するもので、地域ごとに標準的な画地（以下「基準地」という。）を選定し、基準地の価格調査を行い、その結果を公表する制度です。
基準地の価格は、国が行う地価公示と併せて、一般の人が行う土地取引や資産評価の客観的な目安として活用されているほか、公共事業用地の取得価格算定の基準などにもなっています。

基準地の価格の判定

基準地の価格は、毎年7月1日における単位面積（1平方メートル）当たりの正常な価格で、不動産鑑定士の鑑定評価を求め、その結果を審査、調整して判定しています。
正常な価格とは、売り急ぎや買い進みなどの事情のない土地取引で通常成立すると思われる価格です。

対象地域

県内全市町（8市9町）

令和5年地価調査結果の概要

調査地点

182地点（令和4年調査からの変更地点は無し）

対前年平均変動率

概況

• 県全体の対前年平均変動率は、住宅地、商業地及び全用途平均で下落となったが、下落率は前年より縮小。住宅地・全用途平均については、平成5年以降31年連続の下落、商業地については、令和2年以降4年連続の下落となった。
• 市町ごとの対前年平均変動率は（全用途平均）は、直島町が上昇、それ以外は高松市をはじめ各市町とも下落。
• 継続調査地点（182地点）のうち、25地点で価格が上昇、27地点で価格変動なし、130地点で価格が下落した。

	住宅地			商業地			全用途平均
	R5	R4	備考	R5	R4	備考	R5	R4	備考
県	-0.6%	-0.8%	31年連続下落	-0.5%	-0.8%	4年連続下落	-0.5%	-0.8%	31年連続下落
高松市	0.0%	-0.3%	下落以外は 令和元年以来	+0.1%	-0.4%	上昇は 令和元年以来	-0.1%	-0.4%	4年連続下落
市平均	-0.5%	-0.8%	32年連続下落	-0.3%	-0.7%	4年連続下落	-0.5%	-0.7%	32年連続下落
町平均	-0.8%	-1.0%	28年連続下落	-1.0%	-1.2%	30年連続下落	-0.8%	-1.0%	30年連続下落

住宅地

• 住宅地の対前年平均変動率を各市町別にみると、直島町が上昇、高松市が横ばい、それ以外の全市町で下落となっており、下落率の大きい順に、東かがわ市（-1.9%）、次いで小豆島町（-1.7%）、土庄町（-1.5%）となった。
• 住宅地の継続調査地点123地点のうち、20地点で価格が上昇、12地点で価格変動なし、91地点で価格が下落となった。

順位		基準地番号	基準地の所在地	変動率	価格
下位	1	小豆島(県)-2	小豆郡小豆島町草壁本町字下川西499番5	-2.3%	21,700円
	2	坂出(県)-2	坂出市大屋冨町字中須加2087番	-2.0%	19,200円
	2	観音寺(県)-6	観音寺市大野原町萩原字早本1880番4	-2.0%	14,400円
上位	1	高松(県)-36	高松市番町3丁目14番8「番町3-14-30」	+4.1%	277,000円
	2	直島(県)-2	香川郡直島町字積浦4782番15	+1.4%	15,000円
	3	高松(県)-8	高松市亀岡町3番11「亀岡町3-6」	+1.3%	159,000円

注）所在地の「」内は住居表示である。

商業地

• 商業地の対前年平均変動率を各市町別にみると、高松市が上昇、それ以外の全市町（商業地の基準地がない直島町を除く）で下落となっており、下落率の大きい順に、東かがわ市（-1.9%）、次いで土庄町（-1.8%）、綾川町（-1.3%）となった。
• 商業地の継続調査地点40地点のうち、4地点で価格が上昇、6地点で価格変動なし、30地点で価格が下落となった。

順位		基準地番号	基準地の所在地	変動率	価格
下位	1	東かがわ(県)5-1	東かがわ市湊字水入1887番2	-1.9%	35,700円
	2	土庄(県)5-1	小豆郡土庄町渕崎字西宮下甲2128番5	-1.8%	43,300円
	3	綾川(県)5-1	綾歌郡綾川町陶字川北東2518番7	-1.3%	39,000円
上位	1	高松(県)5-11	高松市磨屋町2番6外	+1.8%	450,000円
	2	高松(県)5-5	高松市天神町6番6「天神前6-6」	+1.4%	213,000円
	3	高松(県)5-1	高松市昭和町1丁目138番1外「昭和町1-1-20」	+0.7%	136,000円

注）所在地の「」内は住居表示である。

平均価格

概況

県全体の平均価格は、住宅地が32,600円、商業地が73,600円、全用途平均が39,900円となった。

	住宅地		商業地		全用途平均
	R5	R4	R5	R4	R5	R4
県	32,600円	32,600円	73,600円	73,500円	39,900円	39,900円
高松市	49,000円	48,600円	112,200円	111,500円	61,500円	61,100円
市平均	36,500円	36,400円	83,600円	83,400円	45,300円	45,200円
町平均	19,500円	19,600円	39,200円	39,600円	22,700円	22,900円

住宅地

住宅地の平均価格を各市町別にみると、高松市が49,000円で最も高く、次いで宇多津町が34,100円、丸亀市が33,600円となった。なお、価格上位の基準地は次表のとおり。

順位	基準地番号	基準地の所在地	価格	変動率
1	高松(県)-36	高松市番町3丁目14番8「番町3-14-30」	277,000円	+4.1%
2	高松(県)-8	高松市亀岡町3番11「亀岡町3-6」	159,000円	+1.3%
3	高松(県)-29	高松市上ノ町1丁目7番8「上ノ町1-7-18」	122,000円	+0.8%

注）所在地の「」内は住居表示である。

商業地

商業地の平均価格を各市町別にみると、高松市が112,200円で最も高く、次いで丸亀市が69,200円、観音寺市が59,700円となった。なお、価格上位の基準地は次表のとおり。

順位	基準地番号	基準地の所在地	価格	変動率
1	高松(県)5-11	高松市磨屋町2番6外	450,000円	+1.8%
2	高松(県)5-5	高松市天神前6番6「天神前6-6」	213,000円	+1.4%
3	高松(県)5-12	高松市亀岡町9番4「亀岡町9-17」	162,000円	+0.6%

注）所在地の「」内は住居表示である。

参考資料

• 令和5年香川県地価調査基準地価格等（PDF：1,126KB）
• 令和5年地価調査基準地価格一覧表（PDF：307KB）
• 市町別・用途別平均価格、対前年平均変動率一覧表（PDF：90KB）

過去の地価調査結果

• 令和4年香川県地価調査結果について
• 令和3年香川県地価調査結果について
• 令和2年香川県地価調査結果について
• 令和元年香川県地価調査結果について
• 平成30年香川県地価調査結果について