ページID:54692

公開日:2025年5月14日

ここから本文です。

知事記者会見 令和7年5月12日(月曜日)

知事記者会見録

  • 日時:令和7年5月12日(月曜日)13時00分から13時25分
  • 場所:香川県庁本館9階県政記者室
  • 作成:広聴広報課

 

7分25秒付近の知事の回答を次のとおり訂正します。】
誤)約1.5%にとどまっておりますけれども、
正)約0.15%にとどまっておりますけれども、

質問項目

1.大阪・関西万博の自治体催事について
2.先月30日に京都で起きた老朽水道管の破損について
3.参院選立候補者の宣誓書の提出について
4.瀬戸内国際芸術祭春会期の来場者数について
5.県立アリーナを活用したプロジェクションマッピングの経済波及効果について
6.県立学校のアカウント不正削除事案について

質問事項

幹事社:
【1.大阪・関西万博の自治体催事について】
【2.先月30日に京都で起きた老朽水道管の破損について】
【3.参院選立候補者の宣誓書の提出について】
幹事社からは3点質問をさせていただきます。まず1点目は大阪・関西万博の自治体催事についてです。今月頭までの出展を終えた知事の所感と、今回の出展を今後どのように活かしていきたいか伺わせてください。また、香川県のブースへの来場者数など、県が調査したデータがありましたらこちらも伺いたいと考えております。2点目が、先月30日に京都で起きました老朽水道管(の破損)についてです。香川県の水道管の交換年数や、交換対象になっている水道管の本数を伺わせていただければと思います。また、今後の交換時期の変更ですとか、適切な維持管理に向けた方針について伺いたいです。最後3点目といたしましては、参議院選挙に向けた立候補者の宣誓書の提出についてです。鳥取県と島根県の合区では、選挙管理委員会で、今年の夏、「みずからの当選を目的とする」という、いわゆる二馬力にならないようにするという趣旨の宣誓書の提出を求めることを決めました。こちらについて知事の受けとめですとか、今後の対応について教えてください。以上3点になります。

知事:3点ご質問いただきました。まず、大阪・関西万博の自治体催事についてです。4月30日から5月3日までの4日間行い、私もオープニングに参加いたしました。参加しました印象といたしましては、概括的には大変盛り上がった企画になったかと思って喜んでおります。盛り上がった要因といたしまして、各市町がそれぞれ自分たちの特産品を初めとした市や町のPRを、熱心に趣向を凝らして行ったので、会場が大変華やかなイメージになりまして、にぎやかさを呼んだのではないかと考えております。そしてこのように大勢の方に来ていただいたことで、香川県、そして県内市町の食・伝統・アートといった魅力を県外の多くの方に知っていただく機会になったのではないかと思います。データ的には4日間で約4万5千人、この出展に関係している方も大勢おりましたので、それを除くと3万1千人という来場者でございました。万博の来場者が関係者を除いてこの4日間で36万人余りということでございますので、3万1千人余りという人数は、一定の人を集めた数ではないかと考えております。今後でございますけれども、今回、市町それぞれの力を集めてPRすることの価値・力を改めて感じましたので、今後とも市町と一緒になった誘客活動や情報発信に取り組みたいと思います。それと、今回訪れた方へのアンケートを行っておりまして、まだ集計ができておりませんけれども、このアンケートの結果に基づきまして、特に今後力を入れていくもの・分野について分析して今後の政策に反映したいと思います。それから2つ目の京都で起きた老朽水道管の事案の件でございます。香川県において水道の管路が何本かというご質問がありましたけれども、本数で管理せずに延長管理をしておりますのでご理解いただきたいのですが、水道管路は約8千キロメートルございます。そのうち導水管・送水管などの基幹となる管路が約1千キロメートルでございます。そして、この水道管の更新の時期・老朽化の程度の目安は、管の材質、鋳鉄ですとか、最近はダクタイル鋳鉄でできたものが多いのですけれども、それぞれ異なっています。例えば香川県の状況を申しますと、事故があったときに非常に影響が大きいのは、目に見えるところでいうと水管橋という、川などを渡っている水道管がありますけれども、そういうものについては、一部を除いて基本的には5年に1回の点検、それから基幹管路は、大概は道路の下に入っていることが多いですが、年に1回の点検を行っております。直近の3年間、令和4・5・6年度においては異常が検知されていないという状況でございます。話が前後いたしますけれども、この(水道管路の)8千キロメートルのうち、現在最も多く使われているのがダクタイル鋳鉄管というものでありまして、これは全体の約半分の約4千キロメートルでございまして、更新の目安になっている基準は60年から80年ということで定めております。香川県の中で更新時期に該当しているダクタイル鋳鉄管の延長は、現時点では6キロメートルと、約0.15%にとどまっておりますけれども、今後、敷設時期などを考えると、更新時期を迎えるものが増えてくるという予想になっています。先ほどのように、定期的な点検を行っておりますけれども、今回の京都市の鋳鉄管の事故を受けまして、国土交通省から5月7日付けで鋳鉄管の緊急調査の要請がございました。緊急輸送道路という、災害時に物資輸送の大きな役割を果たす道路が国土交通省で指定されており、この下に埋設されている、ダクタイル鋳鉄管を除いた鋳鉄管について、5月末までに至急異常の有無を点検するような国交省からの指示がございますので、直ちにこの調査に入ったところでございます。今後の水道管路の老朽化対策ですけれども、今後老朽化していくものが増えてまいりますので、できるだけその時期に更新していくことが重要ですけれども、それと併せて異常の早期発見が非常に重要であります。今行っている点検方法のさらなる精度向上を今後早急に検討してまいりたいと考えております。3つ目は参議院選挙の立候補の関係でございます。先ほどご質問にありましたように、二馬力選挙というものが話題になっております。このことについては、各候補者が平等かつ公平な政策論争を行うことを担保する公職選挙法の趣旨に反すると考えておりまして、鳥取・島根の方でこのような取り組みが行われていることについても、趣旨に反するようなものを抑止するという中で行われているものと考えられます。一方で、本来、すべての選挙において統一的に、国において必要な措置を講じていただくものであると考えております。この4月に成立した公職選挙法の改正の附則におきまして、引き続きこの二馬力選挙についても対策を検討するような方向が示されていると承知しておりまして、国における対応をぜひ早期に行ってほしいと考えております。今後とも、この点については全国知事会も通じて、国に対しまして抜本的な対策の早期の実施を要望して参りたいと思います。以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

【2.先月30日に京都で起きた老朽水道管の破損について】
記者:水道管の件で関連して伺わせていただきます。先ほど仰った国交省からの通知があった点検の範囲ですけれども、香川県ではどの程度の範囲で点検を実施予定でしょうか。

知事:現在、緊急輸送道路の中に鋳鉄管がどれだけ入っているかということを特定しておりますので、現時点では、どれだけが対象になるかまだ特定できていない状況です。

記者:水道管の件の関連ですが、5月10日に観音寺市柞田町の県道で漏水があったとお聞きしています。これについて関連はいかがでしょうか。

知事:観音寺市の、これは基幹管路ではなく支線の方でありましたけれども、常に管理者の(香川県水道)企業団とともに異常の察知をお願いしています観音寺市上下水道工事業協同組合の方から通報があり、道で漏水があるということで、修繕が必要だという判断で早急に修繕しております。これは支線ではありますが、老朽化による漏水と考えられます。こういう事例を見ても、先ほど申しました早期の異常検知がますます今後重要になっていくと考えています。

【4.瀬戸内国際芸術祭春会期の来場者数について】
記者:瀬戸芸が開幕してからゴールデンウィーク終了までに17万人を超える来場者がいます。これについて受けとめをお願いします。

知事:当初より、コロナ禍後初めての開催になることなどから、前回を上回る来場者が想定されておりました。このように多くの方においでいただいているということで、今後ともこういった状況を前提としながら、平準化対策、それから交通の状況、いわゆる積み残しですとか、混雑による来場者・生活者の迷惑になっていることをよく見て対応していきたいと考えておりますが、こうやって多くの方に来ていただいていることは非常に喜ばしく、嬉しく感じております。

【5.県立アリーナを活用したプロジェクションマッピングの経済波及効果について】
記者:先週発表された県立アリーナのプロジェクションマッピングの経済効果の件でお伺いしたいです。今回、経済効果が2.2億円から2.6億円という形で試算をいただきまして、来場者が3万3千人とあります。まず、アンケートの回答率としては、何名ほどの方からの回答が集まってきたのでしょうか。

知事:アンケートは650人余りの方から回答をいただきました。

記者:県内外から集まってきた回答(の率)についてですとか、今回のアンケート結果での感想という形でどのような意見が集まってきたかもお願いします。

知事:アンケートの県内外の率ですけれども、約9割が県内の方でございます。県外からは7%となっております。アンケートの内容を見ますと、10代から70代までの幅広い年代層の方においでいただいたということ、9割以上の方が外出のきっかけになったということ、6割の方は外食をしたということ、それから9割以上の方に面白いとお答えいただいて、また同じく9割以上の方が次回の開催もまた来たいという結果になっております。

記者:このアンケート結果を受けて、今後の方針としては、開催時期又は開催形式といった形で、今のところどのようにお考えでしょうか。

知事:今後時期をよく考えて開催に向けて検討したいと思っております。現時点ではハロウィンの時期、クリスマスの時期、来年になりますけれどもバレンタインの時期、こういった元々外出の動機づけがあるようなときに合わせて、それを助長するようなイベントになるように考えたいと思っております。広報のことですとか、見る場所ですとか、今回の課題も併せて改善しながら次回の開催を検討したいと思っております。

【6.県立学校のアカウント不正削除事案について】
記者:学習用タブレット端末の不正アクセスについて、丸亀市教委で同様の事案がありまして、丸亀市の場合は7日に端末を使えなくなったのだけれども、バックアップデータを活用して8日に復旧したと伺っております。香川県はいまだ復旧のめどが立っていないのかというところと、復旧に時間を要している理由がありましたら教えていただきたいというのと、また今後のセキュリティの強化策についてどのようにお考えかお聞かせください。

知事:復旧が大変遅れておりまして、大変申し訳ございません。今の目途としては、そう遠くない時期に復旧できると聞いております。それだけ(時間が)かかっている理由ですけれども、こういった事案が起こって、さらに攻撃を受けたことを端緒として情報がまた盗まれるような二次的な被害も想定されますので、それを防ぐために原因究明して根本的防止策を打たないと、復旧だけではさらに二次被害の恐れがあろうかという判断で、その原因究明に時間がかかったということであります。そう遠くない時期に、そこの部分も判明して回復できると考えております。

記者:バックアップデータがなかったというわけではないのですか。

知事:復旧だけでしたらやれないことはなかったのですけれども、また攻撃を受けたところから二次的な被害も想定されたので、一旦止めたままで原因をはっきりさせたということであります。

記者:バックデータはあったけれども、二次被害を防ぐための対策に時間を要しているという理解でよろしいでしょうか。

知事:はい。

記者:今回攻撃を受けられたということで、今後のセキュリティ対策と、現状お考えのことはありますか。

知事:まもなくその原因についてもはっきりしますので、その時点で今回のことと、今回を踏まえての追加的なセキュリティ対策についてお知らせしたいと思います。

【5.県立アリーナを活用したプロジェクションマッピングの経済波及効果について】
記者:県立アリーナのプロジェクションマッピング事業で細かいところですがお伺いしたいことがございます。3月に行われたときは交流推進課が所管部署として担当していたと思うのですが、4月以降に担当課が変わっていると思うのですけれども、これは何か意図や狙いがあって変えられたのでしょうか。

知事:特に理由があってではなく、仕事の分担の中で、今年度の分担を観光振興課にしています。

記者:公務員の仕事の動かし方がどうかは分からないのですけれども、引き続き同じ課が担当した方がノウハウも含めていいかと思うのですが、そういった単純な話でもないのでしょうか。

知事:観光の仕事は課を跨っていることが元々多く、仕事も、主務課が交流推進課だったということはありますけれども、今回、担当は引き続いてやっていただいている方も多いですし、主務課をどう置くかという問題の結果でございます。

以上

 

このページに関するお問い合わせ

総務部知事公室広聴広報課

電話:087-832-3820

FAX:087-837-0421