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公開日:2020年12月10日

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センターだより2021年

ふるさと学習小中高校生のための考古学体験講座で瓦の文様のお皿を作りました

11月21日(日曜日)、埋蔵文化財センターでふるさと学習小中高校生のための考古学体験講座「讃岐国府跡と瓦(瓦のお皿を作ろう)」が行われ、7名の小中学生が参加しました。
この講座は讃岐国府跡への関心を深めてもらうことを目的としたもので、讃岐国府跡から出土した瓦の観察などを行ったあと、オーブン陶土を使って讃岐国府跡から出土した軒丸瓦と同じ文様をもつお皿を作りました。
軒丸瓦の文様はひとつひとつ手で彫るのではなく、木型を使って同じ文様の瓦を製作していますが、今回の講座では木型ではなく、讃岐国府跡から出土した軒丸瓦の文様を彫った石膏の型を使いました。参加者たちはのばし棒で薄い粘土版を作り、これを石膏の型に押し当て、縁をヘラで丁寧に整えました。型から取り外して、ドライヤーで乾かしたあと、オーブントースターで焼き上げ、ニスを塗って仕上げました。参加者からは「お皿作りは縁をきれいにすることや、型から外すことが難しかったけれど、楽しかった。」などの感想をいただきました。

瓦の文様のお皿作り
瓦の文様のお皿を作っています


 

小学生が校外学習で埋蔵文化財センターを訪れました。

10月1日(金曜日)、新型コロナウイルス感染拡大防止のため1月半ほど閉鎖していた展示室の利用を再開しました。この日の午後にはさっそく高松市立植田小学校5年生が校外学習にやってきました。展示室をはじめ整理室や収蔵庫を見学し、校区内にある大亀古墳群から出土した埴輪を観察しました。火おこし体験では、以前と違って息を吹きかける代わりに団扇を用いて風を送りましたが、なかなか火が付かず、残念そうでした。久しぶりに小学生の元気な声を聞き、埋蔵文化財センターもにぎやかになりました。(10月1日)

銅鐸の音色を聞いています 火おこしの様子
展示室の見学 復元銅鐸の音色を聞いています。 火おこし体験

 

高松市茶臼山古墳出土鉄器の保存処理事業が完了しました。

令和2年度朝日新聞文化財団の文化財保護活動助成金を受けて高松市茶臼山古墳出土鉄器9点の保存処理事業が完了し、「香川県埋蔵文化財センター発掘調査速報展ー令和2年度の調査ー」(7月16日~9月14日開催)で公開しました。

鉄器

高松市茶臼山古墳出土鉄器

 

 

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