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青海中村遺跡はさぬき浜街道に沿っているため、東西に長い遺跡です。そのため1度に遺跡全てを調査することができないので、遺跡を6つの調査区にわけて7月から11月の予定で調査を行っています。
7月~8月初旬では、遺跡の西の端である1区(写真1)と、1区から東に約100m離れた3区(写真2、3)を調査しました。
1区からは柱穴群と13~14世紀とみられる足釜の足の付け根が、3区からは14世紀代の足釜の口縁部と炭窯跡が検出されました(足釜 写真4、炭窯跡 写真3)。
調査を開始した7月には大雨が降り、8月にはお盆前から雨が長く降り続くなど、降水量の少ない香川県にしては珍しい天候が続きます。なかなか思うように調査ができない日々が続いていますが、雨にも残暑にも負けずに調査を進めていきます。(8月20日)
写真1 1区完掘写真(西から) | 写真2 3区炭窯跡完掘写真(南から) | 写真3 3区炭窯跡の炭集中部と被熱痕(南西から) | |
写真4 足釜 |
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