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公開日:2023年6月14日

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病棟

1病棟:急性期病棟

1病棟看護スタッフ

 

1病棟は男女混合の急性期病棟です。24時間患者さんの受け入れを行うとともに、最善・最良の看護を提供することを目標としています。患者さんやご家族に安心していただける環境ならびにチーム医療を提供することで、早期(3か月以内)の社会復帰を目指しています。
具体的には、集中的な治療を行いながら、医師・病棟看護師・外来(訪問)看護師・ケースワーカー・作業療法士など多職種が集まり、定期的なカンファレンスを行う事で、患者さん1人ひとりに合わせた支援や看護を行っています。また、看護師は身体科看護の経験者も多数在籍しており、精神症状だけでなく身体的な側面からもアセスメントしながら日々の患者さんとの関わりを大切にしています。
患者さんは年齢層も幅広く疾患も様々ですが、1人ひとりに応じた治療・日常生活を送りながら、社会生活技能訓練・作業療法などに取り組んでいます。作業療法の一環では、作業療法士と共に園芸に取り組み、野菜やお花などを栽培することで心のケアに繋げられるような関わりを行っています。他には集団教育プログラムとして、定期的に医師・薬剤師・公認心理師、ケースワーカー・管理栄養士が、それぞれの立場から患者さんの日常に沿った内容で講話しています。同じ悩みや心配事を抱えた方々が、治療や病気との付き合い方について一緒に学ぶ「かめのこ会」を開催しており、参加された患者さんからは「勉強になった」「頑張れる」との声をいただいています。
入院時から退院後のことを見据え、チームとして関わりを行う事で、患者さんの不安を軽減し、社会に復帰したあとでも安心して地域での生活が送れるように援助を行っています。「確かな目 ゆとりの耳 ぬくもりの手」の看護部理念のもと、多職種が様々な視点から、患者さんの治療に携わり、より良い医療を提供できるよう取り組んで行きます。


1病棟看護スタッフ

 

 

2病棟

2病棟看護スタッフ

 

2病棟は、男性患者さんの慢性期の閉鎖病棟で、急性期病棟の後方支援の役割を担っています。
看護職員は現在、看護師・病棟アシスタント・夜間看護員の計23名が勤務しています。男性患者さんの病棟という特性から病棟全体の6割が男性看護師です。
患者さんは年齢も40歳~80歳代と様々で入院期間も10年以上の長期入院の方もおられます。高齢化に伴って徐々に車椅子を使用される方が増えています。しかし少しでも自分の足で歩けるようにと、運動の時間を作り、スタッフと一緒に歩行運動を行い、筋力低下予防や体力の維持を図っています。
またOT(作業療法士)と協働して、患者さんお一人おひとりに応じた援助を行っています。具体的には、日常生活場面やレクレーション活動を通して、身体活動を促しながら体力や認知機能の維持を図り、気分転換により精神面の安定が図れるように寄り添っています。特にお花を育てたり、野菜を収穫したりする園芸は、患者さんが活き活きと作業をされ笑顔になられます。その姿を見て、私たち看護師も嬉しくなります。

看護では、食事、排泄面、清潔面など患者さんの日常生活全般やご家族への関わりなど一人一人の患者さんの状況に応じて、担当者だけでなく病棟のチームメンバーや、ケースワーカー、外来部門担当者など多職種で関わり支援しています。
患者さんを受け持ち担当する看護師のほか、スタッフ全員が患者さんの話を傾聴して思いを引き出し、患者さんの思いに寄り添い、病棟スタッフが一つのチームとなって継続した看護を行っています。

2病棟看護スタッフ22病棟看護スタッフ3

 

4病棟

4病棟看護スタッフ24病棟看護スタッフ1

 

4病棟は病床数48床、慢性期の女性閉鎖病棟であり、併せて結核等感染病床4床を有しています。急性期病棟の後方支援の役割も担っており、患者さんの社会復帰に向けて、一人ひとりの精神症状や個別性に合わせた支援を他職種と連携しながら進めています。

患者さんの平均年齢は64歳、入院期間は月単位から年単位と様々ですが、高齢化に伴い身体合併症の併発や日常的に介護が必要な方が増えています。胃瘻(PEG)増設されている方などの栄養管理や全身状態管理も重要となっています。
私たち看護師は、常に「その人にとって最善・最良の看護を、心を込めて提供する」
このビジョンを胸に、日々笑顔と元気で患者さんとご家族に関わることを大切にしています。具体的には、患者さんもご家族も安心できる療養環境の提供とその後の退院支援です。
一人ひとりの精神症状・身体症状に合わせた日常生活支援においては、スタッフが一丸となって食事・清潔・排泄などすべての行為にアセスメントを行い、個別性のある看護を提供しています。また日課におけるレクリエーションでは作業療法士と協働し、様々なメニューで患者さんが少しでもリフレッシュできるよう取り組んでいます。中でも今年の春のお花見(院内)は青空と満開の桜の下、患者さんから大変好評でした。
ご家族には療養生活中の患者さんの様子をお知らせしたり、その後の退院支援など、少しでも患者さんにとってより良い方向に進んでいけるような話し合いを持つことで、安心していただけるよう取り組んでいます。

4病棟看護スタッフ

 

 

 

 

 

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