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公開日:2020年12月10日

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沖遺跡 2019年度

香川県埋蔵文化財センター

現地説明会で発掘調査の成果を紹介しました!

6月29日(土曜日)、沖遺跡の現地説明会を行いました。
現在、沖遺跡の周辺では1辺約109mの方形の区画割りが見られます。これは古代から中世にかけて施行された土地区画の名残で、「条里地割」と呼ばれます。
今回の発掘調査では、周辺の「条里地割」と平行する方向に延びる、鎌倉時代から江戸時代までの溝状遺構や、同時代の掘立柱建物跡などが見つかりました。
これらの遺構について、また多く見つかった土師器や陶磁器などの説明を交えながら、発掘調査の成果を紹介しました。

当日は60名の方々が説明会にお越しいただきました。
梅雨の晴れ間の蒸し暑い一日となりましたが、熱心に溝状遺構や出土した土器などをご覧いただきました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
(7月1日)。


発掘調査現場での説明


出土した土器を熱心に見る参加者


遺跡の紹介パネルを目を凝らす参加者

沖遺跡の発掘調査が始まりました!

沖遺跡は丸亀市飯山町上法軍寺にある遺跡で、丸亀市飯山南コミュニティセンターのすぐ北にあります。
昨年度も調査しましたが、今年度は昨年度調査区の西側を4月から7月まで調査します。今回の調査では古代の溝などが見つかると予想しています。この付近の開発や土地利用の様子を明らかにしていきたいと思います。
(4月9日)

遺構を探している様子

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