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医薬品医療機器等法施行規則第15条の2の規定に基づき濫用等のおそれのあるものとして厚生労働大臣が指定する医薬品(以下「濫用等のおそれのある医薬品」という。)は次の通りです。
【濫用等のおそれのある医薬品】
以下に掲げるもの、その水和物及びそれらの塩類を有効成分として含有する製剤
1.エフェドリン
2.コデイン
3.ジヒドロコデイン
4.ブロモバレリル尿素
5.プソイドエフェドリン
6.メチルエフェドリン
令和5年2月8日付け薬生発0208第1号厚生労働省医薬・生活衛生局長通知(PDF:165KB)により「濫用等のおそれのある医薬品」の指定範囲が改正されました。
コデイン、ジヒドロコデイン、メチルエフェドリンについて、令和5年3月31日までは鎮咳去痰薬に限る指定範囲でしたが、令和5年4月1日より、鎮咳去痰薬に限らず指定範囲となりましたのでご留意ください。
薬局開設者や医薬品販売業者は、薬局製造販売医薬品または一般用医薬品のうち、濫用のおそれのある医薬品を販売・授与するときは、次の(1)及び(2)に掲げる方法により行わなければなりません。
(1)当該薬局・店舗等において医薬品の販売・授与に従事する薬剤師又は登録販売者に、次のアからエまでに掲げる事項を確認させること。
アの若年者とは、高校生、中学生等を指すものであること。
ウの適正な使用のため必要と認められる数量とは、原則として一人一包装単位(一箱、一瓶等)であること。
ア.当該医薬品を購入し、又は譲り受けようとする者が若年者である場合は、当該者の氏名及び年齢
イ.当該医薬品を購入し、又は譲り受けようとする者及び当該医薬品を使用しようとする者の他の薬局開設者、店舗販売業者又は配置販売業者からの当該医薬品及び当該医薬品以外の濫用等のおそれのある医薬品の購入又は譲受けの状況
ウ.当該医薬品を購入し、又は譲り受けようとする者が、適正な使用のために必要と認められる数量を超えて当該医薬品を購入し、又は譲り受けようとする場合は、その理由
エ.その他当該医薬品の適正な使用を目的とする購入・譲受けであることを確認するために必要な事項
(2)当該薬局・店舗等において医薬品の販売・授与に従事する薬剤師又は登録販売者に、(1)により確認した事項を勘案し、適正な使用のために必要と認められる数量に限り、販売・授与させること。
購入者の皆さんにおかれましても、上記についてご理解のうえ、購入するようにしてください。
一般用医薬品の濫用等を未然に防ぐことを目的とし、厚生労働省が下記のとおり啓発ポスターを作成しました。
ダウンロードのうえ、店舗等で掲示等してご活用ください。
近年、特に若い世代の間で、市販薬の過剰摂取(オーバードーズ)が増加しています。
オーバードーズの対象となるのは、鎮咳去痰薬(咳止め)や、総合感冒薬(風邪薬)、解熱鎮痛薬(痛み止め)などであり、薬局やドラッグストアでだれでも購入できるものです。
不安や苦しみの解消、精神安定等を目的として市販薬の過剰摂取が行われることが多いようですが、一般に販売されている医薬品も、正しい用法・用量で服用しなければ、心身に悪影響を及ぼします。
催幻覚作用、痙攣のような症状から、時には死に至るような不整脈を引き起こす可能性もあります。
医薬品を使用するときは、用法・容量を守り適切な使用を心がけるようにしてください。
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