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窓口で遺失物を受理している様子
大学進学を機に香川県での暮らしを始め、学生生活やアルバイト、ボランティア活動を通して香川県に愛着を持つようになりました。
幼い頃から警察官への憧れがありましたが、大学時代に警察行政事務という職業の存在を知り、警察官とは異なる視点から警察業務に関わることができる点に魅力を感じて志望しました。
高松南警察署で遺失・拾得物係として、落とし物に関するお問い合わせの対応や、警察に届けられた拾得物を持ち主に返還する業務等を行っています。
遺失・拾得物業務は遺失物法に則って行われるため、大学で学んだ法律の読み方や法律用語等の知識を生かして日々業務を行っています。
8時10分 | 登庁 |
8時30分 | 窓口業務開始(~17時15分まで) |
9時30分 | 交番等からの引継ぎ |
12時00分 | 昼休憩 |
16時30分 | 拾得物の整理 |
17時15分 | 窓口業務終了後退庁 |
入庁前は、「警察行政事務は縁の下の力持ちなので表立つことはない」と思っていましたが、入庁後は、「警察行政事務は裏方ではない」ということに気が付きました。遺失・拾得物業務を通じて、警察官と警察行政事務がそれぞれ活躍できるフィールドがあることを知り、両者が力を合わせることで、初めて警察組織が上手く回るという点が良いギャップとして感じられました。
この「新規採用者の声」が、警察という組織には、警察官だけではなく警察行政事務という働き方があるということを知るきっかけになれば幸いです。
警察行政事務の試験では、様々な科目や面接等の対策が必要になります。
第1次試験においては、数的処理や文章理解、資料解釈という独特な設問がありますが、勉強で身につけた能力は、業務を円滑に進めることや、自身の頭の整理に役立っていると感じています。
第2次試験の個別面接や集団討論では、コミュニケーション力が求められました。アルバイトやサークル活動などの経験が試験の対策にもなりましたし、現在の業務においても生かされています。
みなさんが存分に力を発揮できるよう願っています。
(掲載内容は、令和5年2月現在のものです。)
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