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近年、災害の態様が複雑・多様化、大規模化しているほか、南海地震への対策が急務となるなど、消防を取り巻く環境は大きく変化しており、住民の生命と財産を守る消防の使命はますます重要になっています。
しかしながら、小規模な消防本部は、出動体制、消防車輌、専門要員の確保等に限界があることや、厳しい財政運営が指摘されるなど、消防体制としては十分でない場合があります。
こうした中、平成18年6月に消防組織法が一部改正され、「第4章市町村の消防の広域化」が追加されたことにより、消防の広域化を推進するための法的枠組みが整備されました。
また、平成18年7月12日に、消防庁長官から「市町村の消防の広域化に関する基本指針」(PDF:28KB)が告示されました。
このため、香川県では、消防体制の整備、強化を図るため、消防の広域化について検討しています。
令和7年4月1日に丸亀市・善通寺市・多度津町消防広域化協議会が設立され、消防広域化に向けた協議が進められております。当該地域については、広域化の気運が高いことから、「市町村の消防の広域化に関する基本指針」の規定により、令和7年7月1日付けで丸亀市、善通寺市及び多度津町を消防広域化重点地域に指定しました。
このことにより、当該地域における広域消防運営計画を達成するために行う事業に対する財政措置が、重点化して行われることになります。
⑴ 指定地域 丸亀市、善通寺市及び多度津町
⑵ 指定日 令和7年7月1日
⑶ 指定理由 丸亀市・善通寺市・多度津町消防広域化協議会が設立され、消防広域化の気運が高い地域であるため
⑷ 県の支援
ア 消防広域化に関する情報提供
イ 市町の協議会への参画及び運営支援
香川県では、平成20年3月に「香川県消防広域化推進計画」を策定し、自主的な市町の消防の広域化を推進しております。
平成25年4月1日、上記基本指針が改正され、国や都道府県の支援を先行して集中的に行うことにより、自主的な市町の広域化を着実に推進するため、都道府県が消防広域化重点地域を指定できることとなりました。
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