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公開日:2025年10月1日

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令和7年度「ONE STEP TOGETHER 県政知事トーク」(第10回)を実施しました

令和8年1月8日(木曜日)三木町防災センター

令和7年度県政知事トークの第10回目は、知事が三木町を訪問し県民の皆さんと意見交換を行いました。皆さんからは、日々の生活や活動において感じられている課題や県政に対するご意見、ご要望等をいただき、非常に有意義な意見交換会となりました。

集合三木

参加者

三木町から推薦された県民17名が参加

意見交換の概要

知事1三木【知事】今日は朝早くから、またお寒い中、意見交換会にご参加をいただきありがとうございます。日頃から皆様方にはいろいろな立場で、地域のビジネスの振興、産業、教育の現場などでご活躍をいただいており、心より感謝を申し上げます。今日はそれぞれの現場で日頃感じておられること、問題意識、将来の提案などについて、ぜひ率直にご意見をいただきたいと思います。今日は、大まかに活動の内容で3つに分けさせていただきましたが、発言の際は、そのテーマにこだわらず、自由にご発言いただけたらと思います。

第1グループ(にぎわいづくり)

【参加者からのご意見】

1. 三木町は香川大学医学部や農学部があり若い世代も多い活気ある地域ですが、商工会に加盟する約7割が小規模事業者や個人事業主で、後継者不足や人手不足、デジタル化対応など全国的な課題を抱えています。商工会では創業相談や補助金申請支援、経営相談を行い、特にデジタル化や人材確保、価格転嫁に関する相談が増えています。価格転嫁の問題は見積もりの提示や値下げ要求について法的な複雑さもあり、相談内容が高度化しているため、専門的な支援体制の強化が欠かせません。県には商工会で対応しきれない課題に対し専門家相談窓口の拡充をお願いします。特に喫緊の最重要課題は事業承継問題で、商工会にも相談しづらい状況があり、老舗ほど顕在化しています。また、創業支援の強化もお願いしたいです。三木町には若いイノベーション人材が多く、その世代がこれからの地域を作ると信じており、商工会も努力しますが県の支援が必要です。最後に、昨年の瀬戸内国際芸術祭では隣のさぬき市や東かがわ市が会場となり経済効果があった一方、三木町が入っていないのは寂しいため、3年後の開催に向けて三木町観光協会の若者が中心となり盛り上げていってほしいと思います。

2. ここ数年、農業分野では遊休農地問題が深刻化しており、農業離れが進んでいます。三木町はイチゴの産地として知られていますが、香川県は農地面積が小さいため、大産地と比べて量で勝つのは難しく、付加価値をつけて差別化する取り組みが必要です。若手就農者は新たに増えているものの、物価高や初期投資の増加で就農のハードルは高まっており、特に移住してくる新規就農者は知識や支援が不足し苦労しています。また、農協側の指導者や支援人材も減少しているため、今後は指導体制の充実や新規就農者誘致が重要な課題です。機械や施設の価格上昇もあり初期投資の負担が大きく、これが原因で就農を断念する人や失敗事例も見受けられます。こうした状況を踏まえ、農業を持続可能な産業として維持していくために、行政からの安定的な支援をお願いします。

3. 三木町観光協会は特定の事業をするというより、三木町をより良くするために観光分野で何ができるかを考えています。瀬戸内国際芸術祭では島しょ部が注目されがちですが、海や島を訪れた人々が内陸部の三木町にも来て楽しめるよう、町の暮らしや風習、文化、農業などの資源を洗い出し、地元の人が主役となって訪問者に伝える機会を増やしたいと考えています。観光は宿泊や飲食だけでなく農業や教育、文化、芸術など幅広い分野が関わる総合産業であり、国や行政の縦割りを民間組織である観光協会が横断的につなぐ役割を担っていると思っています。特に外国からの旅行者は高松市など一部地域にしか訪れないということはないため、将来的には香川県全域を行政の垣根を越えて訪問できる、横つながりの観光推進を目指しています。

4. 私は三木町の大規模な祭り「三木まんで願。」の実行委員長を務めています。この祭りは毎年10月の第四土曜日に開催され、雨でも小雨決行の方針ですが、昨年は強い雨の中、獅子舞の参加者の熱意で無事に開催できました。過去には最大6万6千人の動員があり、雨の年でも4万4千人が来場するなど多くの人で賑わっています。町内には50以上の小獅子連と4つの大獅子連があり、人手不足で活動できなくなった獅子連が若者の参加で復活する例も増えています。また、町外の方が祭りに参加したいがために三木町に移住し獅子連に加わるケースもあり、こうした賑わいが三木町の「住みたい街ランキング1位」という評価にもつながっていると思います。祭りは企業からも協賛金などをいただいていますが、資金面の課題もあります。「三木まんで願。」は地域の賑わいを生み、県外に行っている若者たちも祭りの時期には帰郷し、香川県内での就職や定住を考えるきっかけになっていることから、県にもまちづくりやにぎわいづくりの支援をお願いしたいと思います。

5. 私は三木町南端の中山間地域、小蓑から参りました。ここ数十年で過疎が進み、25年前に農家・非農家合わせて50戸で集落営農組合を設立しました。当時から、個々の農家だけでは農業を続けられないと認識し、地域の先輩たちの農地への愛着や助け合いの精神を受け継いで活動を続けています。令和4年には小蓑の棚田が農林水産大臣に認定され、次世代への継承に責任を感じています。組織は全員参加型で、男性、女性、高齢者、若者がそれぞれ役割を担う9つの部会で協力し、村おこしに取り組んでいます。一方で、農業機械の価格が近年急騰し、補助金制度が旧態依然のままで負担が大きくなっているため、補助率や上限額の見直しを検討してほしいです。また、今後は儲かる農業を目指していきたいのですが、方向性や目標が曖昧であるため、全国の優良事例を視察し、行政と地元が壁を取り払い、一体となって中山間地域の持続可能な農業のあり方を共に考えていきたいと思っています。

6. 三木町の農業の担い手は特に琴平線・長尾線の北側から新東道路周辺のエリアに不足しており、大型機械を持ち込んで耕作や水の管理を行っていますが、狭い道や住民の生活圏に泥が付くなど問題があり、住民との軋轢も生じています。農業座談会も参加者減少で開催が難しくなっています。加えて、国の草類の野焼き禁止方針や軽トラの積載重量制限問題も課題で、これらについて今後議論してほしいと思います。地元でも解決策を模索していきたいと考えています。
 


全体三木

【知事(第1グループ)】
・事業承継は非常に重要な課題で、三木町の伝統産業も後継者不足で廃業に陥らないよう支援が必要であると考えています。県としても具体的な支援内容について、事業者の意見を聞く場を設けたいと思います。また、瀬戸内国際芸術祭は地域の再発見や賑わい創出に成功しており、海の有無は問題でないと認識しています。会場拡大については、芸術性を維持するために慎重な対応が必要で、コーディネーター・北川フラム氏と相談しながら進めていきたいと思います。地元の積極的な参画が不可欠で、芸術的水準と地域の受け入れとのバランスを考慮しながら進めていきます。
・就農・新規就農においては、「やる人を確保すること」が最も重要であると認識しています。三木町は先進的に進めていると思いますが、今までのやり方では無理があると思います。そのため、法人化を進めるなど多様な形での参入を促す必要があります。会社を辞めて短時間だけ農作業を行いたい人や体力的に長時間は難しい人も多いと思いますので、こうした多様な関わり方で農業に参加できる環境づくりに一層力を入れていきたいと考えています。
・県内全体への観光客の流れを来年の観光政策の最重要課題と考えています。アリーナ効果によりサンポート周辺で大きな集客が見込まれるため、これをきっかけに香川県全域への観光客誘致を進めたいと思います。その一環として、東京の「はとバス」のような県内を周遊する仕組みについて検討しています。また、アクセスの利便性向上も重要と考えており、宿泊客がホテルのフロントで様々な周遊ツアーのオプションを申し込める仕組みの普及も考えていきたいと思います。
・獅子連は香川県の大切な伝統文化であり、国内でも千近くあるのは香川と富山だけといわれています。特に若い世代がしっかりと繋がっている点は非常に心強く、素晴らしいと感じています。これからも獅子連を県の貴重な伝統芸能として一層支援していきたいと思います。12月3日に初めて県民の日を設ける予定で、その前後に「三木まんで願。」の行事もありますので、町長や関係者と協議し、「県民の日創設記念まんで願。」として盛り上げていくことを検討したいと思います。
・機械の問題については多くの声をいただいており、今日も他の方からもネックになっているとの指摘がありました。現在少しずつ対応を進めていますが、さらに抜本的な対策を講じていきたいと考えています。具体的な成果については、ぜひもう少しお待ちいただければと思います。
・農業に対する理解は過去50年で薄れてきており、日本全体の課題となっていますが、昨年の米騒動を契機に徐々に変わりつつあると感じています。農業への理解をより速く広めることが今こそ重要であり、国の拡充された予算を背景に県としても農業の大切さを積極的に発信しながら、機械の問題や担い手の確保など具体的な対策を進めたいと思います。また、野焼きや軽トラの積載量についてのご指摘も受け止め、持ち帰ってしっかりと検討したいと思います。

第2グループ(産業振興)

【参加者からのご意見】

7. 三木町では、地域部活動運営協議会を設立し、地域に適した部活動の展開に取り組んでいますが、課題は適性のある指導者の確保や保護者の費用負担です。現在、中学校では県と町が指導者を支援していますが、今後も報酬や経費支援の拡大をお願いしたいです。
次に、日本語指導については、外国籍の子どもが増えたため、支援員だけでは対応が追いつかず、人材育成や配置の充実をお願いします。
最後に、学校給食費の負担軽減については、新たに統合した給食センターで多くの食数を提供しており、第二子以降の給食費補助がありますが、国の補助拡大に伴い、中学生にも補助を拡充できるよう県には前向きな検討をお願いいたします。

8. 三木町のPTAはほぼ全員が加入し、「できる人ができるときにできることを」をモットーにボランティア性を取り入れて活動しています。現在、35人学級を導入しインクルーシブ教育を進める中で、支援が必要な子どもも多く、先生の負担が増えています。その影響で子どもたちに負担がかかっているため、できれば30人学級への見直しを検討していただきたいと考えています。教育は未来を切り開く重要なものであり、県には人員配置などを含め、子どもたちがのびのび学べる環境づくりをお願いします。私たちも家庭や地域でできることを考えながら日々活動してまいります。

9. 三木町は自然やお店が充実した住みやすい町だと感じています。三木町をさらに魅力的にするために、まず大獅子を全国にもっとアピールしていくべきだと思います。具体的には、SNSやTikTokでの発信、大獅子の歴史資料館の設立、獅子キャラクターグッズの充実などです。資料館ができればレプリカ展示で観光客にも大獅子の迫力を伝えられると思います。
次に、子どもも大人も家族で住みたいと思える町にするために、空き地を公園や遊園地として活用してほしいです。現在、三木町には遊べる公園が少なく、他市町に行かざるを得ないため、まんのう公園やレオマワールドのような大規模な施設があれば地域の活性化にもつながるのではないかと思います。

10. 私は現在三木高校に通っていますが、学習環境に課題を感じています。例えば、女子トイレの多くが和式で現代の生活様式に合わず、衛生面でも問題があります。学校は1日の多くの時間を過ごす場所なので、環境整備は学習意欲や学校の魅力向上につながると思います。また、食堂に空調設備がなく利用者が減っており、交流の場も減っていることが学校生活の満足度に影響していると感じています。設備の問題だけでなく、予算や優先順位の問題もあると思いますが、学習環境は生徒が学校をどう感じるかに直結すると考えています。
さらに、進路探求で地域学習について調べており、地域を知り人と関わる学びを通じて、将来一度県外に出ても香川県に戻りたいと思う若者を増やしたいと考えています。私は高校での地域との関わりを通じて、香川県を「知っている場所」から「関わりたい場所」と感じるようになりました。教育現場の環境整備と地域とのつながる学びが揃ってこそ、若者が県に戻りたいと思えると思います。こうした教育の役割について知事のお考えをお聞かせいただきたいです。

11. 普段の学生生活と、学生サークルの代表を務めた経験から感じたことをお話しします。
まず1点目は、地域と大学のつながり強化についてです。私は香川大学農学部に通っており、駅も近いのですが、三木町を見る機会がほとんどなく、学生と三木町のつながりは薄いと感じています。学生団体やインターンシップなどを通じて、もっと三木町と関わる機会が増えればと思います。高校では探究活動などで地域について考える機会がありましたが、大学ではあまりそのような機会がないので、増やしてほしいと考えています。
2点目は、希少糖の地域資源としての利用についてです。私自身、希少糖関連の講義を受けており、国際的な発展が著しいと感じています。香川大学と企業も今後さらに進展していく予定ですが、希少糖が三木町に還元されている実感はあまりありません。今後、地域に何か還元できるアイディアがあれば素晴らしいと思います。

12. 私は文化協会に設立当初から関わっており、今年で約60年になります。毎年文化祭を続けており、昨年で54回を迎えました。三木町に長く住んでおり、三木町を愛しています。私は華道と茶道を教えており、これらの「道」は心や精神を大切にする日本の伝統文化の一つです。技術や見た目だけではなく、心を学ぶことが重要だと考えています。
最近のAIやデジタル化の進展は効率化に役立つ一方で、人間の体や心を通じてものを考える大切さが軽視されているのではないかと感じています。また、伝統文化が軽んじられ、職人の技術や手仕事が減少していることにも危機感を持っています。例えば、茶道で使う道具を作る職人が少なくなり、入手も難しくなっています。
これからの日本文化やふるさとを考えると、心や手、体を通してものを作り伝えることをもっと重視してほしいと思います。先祖や命を大切にし、人道の精神を教育や文化に取り入れていくことが大事だと考えています。そうした視点を今後の教育や生活に反映していただければありがたいです。
 

 

知事2三木

【知事(第2グループ)】
・部活動の地域移行については、数年前から取り組んでおり、混乱もありましたが少しずつ方向性が見えてきています。部活動は子どもの成長にとって非常に重要であり、子どもが減少し、維持が難しくなっている中でも、中学・高校時代に多様なスポーツや文化活動を選べる環境をどう続けられるかが最も大切だと考えています。指導者の報酬の問題も重要で、町長と連携しながら継続できるよう進めてまいります。
また、外国人の日本語教育の問題も非常に大事であり、各市町の日本語教室や講座に対して、県として人材育成などの支援を行っています。
給食については、国の一律制度での実施を求めており、来年度から国の助成金が支給されることで、小学校の給食はほぼ無償に近い形になる見込みです。香川県としてもスムーズに実現できるよう取り組んでまいります。中学校給食についても中期的に検討を進めてまいりますが、まずは小学校給食の充実に注力したいと考えています。
・PTAの活動はコロナ禍で元に戻らない部分もありますが、学校と家庭をつなぐ大切な役割を担っているため、これからもご協力をお願いいたします。
また、30人学級についてですが、多様な子どもたちがいる時代であり、先生方が多忙で生徒や児童に十分目が行き届きにくい状況があります。そこで、先生が児童・生徒と向き合う時間を確保できるよう、その他の業務をサポーターに任せる取り組みを進めています。子どもの数は減少しているものの、先生の人数は現状維持しており、一人当たりの先生の数は増加しています。香川県は全国に先駆けて35人学級を導入しましたが、今後は30人学級に移行する流れがあると思います。ただし、当面は35人学級とサポーターの補強で進めたいと思っております。
・大獅子のPRは非常に重要だと考えており、県としてもさまざまな取り組みを検討したいと思います。大獅子は音が賑やかで駅前などでの演技は多くの人の心を引きつける効果があります。資料館でのPRも有効ですが、サンポートなどでの演技の回数を増やし、香川県を大獅子の活動で賑やかにしていくことが知名度向上につながると考えています。県としてもこれまで以上に積極的にPRしたいと思います。
・学校の環境、特にトイレの問題は非常に重要だと認識しており、私も多くの場所で指摘を受けています。学校施設の老朽化に伴い、洋式トイレへの改修を進めており、来年度は国の予算も大幅に増額されるため、改修のペースを速めていきたいと考えています。ただし、一度に全てを整備することは難しいため、段階的に進めてまいります。学校環境の改善は、生徒が学校に行きたくなるかどうかにも大きく影響するため、しっかり取り組んでまいります。
また、Uターン促進の観点から、地域を知ることが重要であり、特に三木町では地域の産業を理解する取り組みが進められています。香川県には優れた企業が多数ありますが、多くがBtoB(企業間取引)で一般の人には馴染みが薄いものです。高校生や中学生だけでなく、保護者の方々にもこうした企業や農業について知っていただくことが大切だと考え、そのための取り組みに力を入れていきます。県民の日のイベントなどでも、県内の産業を広く知ってもらうことをテーマにしたいと思っています。
・希少糖について、三木町への還元が少ないとのご指摘がありますが、確かに私もそう思います。県内ではさまざまな取り組みを進めていますが、三木町への具体的な還元についてはこれから改めてよく検討し、関係者にも伝えておきます。
・体を通した考え方は非常に重要だと私も思っています。AIは言葉や数字で表現できる情報を処理するのは得意ですが、言葉にできない、数字に表せない体験や感覚は扱うことができません。体を通した判断はAIにはできないものであり、人間としての価値の根幹だと考えています。
また、時代が変わっても体そのものは変わらず、呼吸や消化などの基本的な働きは昔の人も今の人も同じです。身体は精神とも深くつながっており、華道や剣道、茶道といった伝統文化の価値にも通じるものがあります。今日のお話からも改めてその重要性を感じましたので、これからもこうした考え方を広めていただきたいと思いますし、私自身もさまざまな場面で対応したいと思います。

 

第3グループ(地域づくり)

【参加者からのご意見】

13. 三木町老人クラブは60歳以上であれば誰でも加入できますが、退職年齢の引き上げや地域のつながりの希薄化などの影響で、加入者数は全国的に減少傾向にあります。三木町でも令和元年度末の934人から令和7年度当初では673人と約30%減少しており、役員の方々が加入促進に努力しているもののなかなか増えていません。活動としては、年10回開催している三木町老人大学で会員の知識向上を図っていますが、会員減少に伴い受講者も減っています。また、小学校の児童の登下校見守り活動を通じて地域貢献を行い、保護者の皆さまから感謝の言葉をいただいています。さらに、高齢者スポーツ大会では玉入れやボール送り、フライングソーサーを実施し、2年前からは障害者の方も参加しており、フレイル予防にも役立っていると考えています。今後も三木町社会福祉協議会と連携しながら、老人クラブ連合会の発展に努めてまいりたいと思っております。

14. 婦人会は、警察と協力して交通安全母の会や地域交通安全推進委員会に参加し、オートバイ神社の祈願祭にも関わっています。また、消防署と連携した防火クラブで災害の勉強を行い、赤十字奉仕団としても年間行事に参加しています。地元ではまんで願の際に三木音頭を率先して踊り、文化祭では作品を出展し、チャリティーバザーでコーヒーやココアを販売して地域に貢献しています。ただ、会員の高齢化による退会が大きな課題で、全国的にも後継者不足が問題となっています。それでも婦人会の春の研修旅行を楽しみにしている方も多く、バス2台での遠出は元気な証拠です。さらに、婦人会とは別に「火曜日の女」という体操やヨガ、フォークダンスなどを行う活動も盛んで、80歳を超えてもタクシーを利用して参加される方がいるほど活気があります。私自身もこれらの活動を通じて、後継者不足の厳しい現状を感じつつも、これからも頑張っていきたいと思っています。

15. 民生委員のなり手が少ない状況は三木町でも深刻で、定員53名に対し11月の改選時点で50名しか決まっておらず、3名が未定です。民生委員の仕事は大変で負担を感じる方が多く、「金銭的な報酬は?」と最初に聞かれることも多いですが、私たちはあくまでもボランティアで、自分にできる範囲で協力してほしいと伝えています。ただ、最近は連絡先を公開したくないという民生委員もおり、そのため相談のしにくい状況が生まれています。個人情報の問題や住民からの拒否もあり、なかなか活動が難しい現状です。民生委員の役割を住民にもっと理解してもらい、広報誌などで顔と連絡先を公開することが望ましいと考えていますが、対応に苦慮しています。人数を減らしてでも、民生委員としての意識やボランティア精神を持った人に就いてもらうのがいいのではないかと思っています。また、自治会の活動がしっかりしていれば、民生委員の周知や防災情報の伝達もスムーズになるため、自治会の活性化も重要だと考えています。

16. 人権擁護については、大きな問題はないと考えています。保育所から中学校まで毎年1回人権教育が行われており、子どもたちはいじめなど人権の意識を持ち理解していると思います。地域活動としては、田中地区で高齢化や買い物難民の問題があり、約8年前から地域で朝市を週1回開催しています。ここではお年寄りが野菜を販売したり、100円のコーヒーを飲みながら交流したりしており、地域づくりに成功していると感じています。その他、夏祭りや芋煮会、山歩きなどの行事も行い、防災訓練も年1回実施し、住民の約3割が参加しています。これらの活動には資金面での課題もあるため、行政の支援をお願いしたいです。また、農業面では周辺の田んぼの耕作者が高齢化し、今後放棄地が増えることが懸念されています。地域で農業支援グループを立ち上げましたが、対応できる人材が不足しているのが現状です。農協や農業委員会と連携し、田んぼの集約や機械の支援などの支援体制を整えることが必要で、一歩踏み出せるよう行政のご検討をお願いします。

17. 現在、三木町消防団は6分団13部、女性部も含めて20代から70代までの220名が所属しており、町民の安全・安心な暮らしを守るため、火災対応や災害対応に迅速に取り組んでいます。火災予防や応急手当の講習も積極的に行っていますが、若い新入団員が減少し、年齢層が高くなっているのが現状です。以前は自営や農家の方が中心でしたが、現在はサラリーマンが多く、特に平日昼間の現場対応は難しく、実際の対応は常備消防に頼ることが多くなっています。そのため、団の負担軽減のため行事の簡略化も進んでいますが、活動を軽視すると団員のつながりが薄くなるため、危機管理課と相談しつつレクリエーションなどの工夫を検討しています。今後は団員補充のため、県の広報支援や行政職員の若い方の加入促進をお願いしたいと思います。また、近年の大規模林野火災や民家火災の背景には団員不足や人口減少による連絡体制の問題もあると考えられるため、県と連携した大規模火災対応の訓練を強化していただきたいと考えています。
 

 

知事3三木

【知事(第3グループ)】
・行政の補完的な役割を担いながらご苦労いただいていることに、心より感謝申し上げます。老人クラブや婦人会、消防団を通じて、体制の維持が大きな課題であると感じています。皆様も工夫されていることから、県や町としても各団体の活動に積極的に関わり、さまざまな場面で広報を行いながら支援してまいります。
・遠足のお話がありましたが、活動には大変な部分も多いと思います。そのため、続けていくためには楽しみの部分をいかに多くするかが重要だと考えています。すでにいろいろと工夫されていることと思いますが、参加してみて楽しいと感じられることが大切です。今後もそうした点に留意しながら取り組んでいただきたいと思います。
・民生委員の連絡先に関する問題については、私自身も勉強し、民生委員の協会の方ともお話をさせていただきたいと思います。かつては同窓会なども電話番号の名簿を作り、広く共有していた時代もありましたが、現在は個人情報の保護が厳しくなり、連絡先の公開に対する抵抗感も大きくなっています。そうした状況を踏まえ、連絡先を広報誌に掲載しなくても相談ができる仕組みについて、行政としても考えたいと思います。
・まちづくり協議会の皆様が、朝市やコーヒー100円の取り組み、芋煮会や山登りなど、大変工夫を凝らして活動されていることに感謝いたします。こうした多様な取り組みこそがまちづくりの重要なポイントであると考えています。県としても、町長とも連携しながら、必要な財源の確保に努め、今後もこれらの活動をしっかりとサポートしてまいります。
・消防団については、これまで女性の方には補完的な役割をお願いしてきましたが、今後は男性と同じような役割を担っていただくことが大切だと考えています。他の県内の消防団でもその方向で取り組みが始まっていると伺っています。消火活動などで高い場所に登ることを心配する声もありますが、意外と女性にもできることは多いと思いますので、ぜひ女性の加入も検討していただきたいと思います。また、消防団のレクリエーションは参加者の交流や士気維持に重要な役割を果たしているため、安易に縮小することなく大切にしていきたいと考えています。

 

【知事】
今日はたくさんのご意見をいただきましてありがとうございました。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。

 

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