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公開日:2025年10月1日

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令和7年度「ONE STEP TOGETHER 県政知事トーク」(第9回)を実施しました

令和7年12月24日(水曜日)小豆島町役場

令和7年度県政知事トークの第9回目は、知事が小豆島町を訪問し県民の皆さんと意見交換を行いました。皆さんからは、日々の生活や活動において感じられている課題や県政に対するご意見、ご要望等をいただき、非常に有意義な意見交換会となりました。

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参加者

小豆島町から推薦された県民15名が参加

意見交換の概要

tiji1【知事】年末の大変お忙しいところ、意見交換会にご出席をいただきまして、誠にありがとうございます。皆様方には日頃からいろいろな分野で、小豆島の発展にご協力をいただいておりますことに感謝を申し上げます。今日は、皆様方のそれぞれの生活、そして活躍しておられる分野の中で感じておられる課題や将来の提案など、現場の生の声を忌憚なく聞かせていただきたいと思います。
大まかに活動の内容で3つに分けさせていただきましたが、発言の際は、そのテーマにこだわる必要はなく、自由にご発言いただけたらと思います。

 

第1グループ(にぎわいづくり)

【参加者からのご意見】

1. 7年前に瀬戸芸をきっかけに小豆島へ移住しました。自然や文化、人の優しさに惹かれたからです。小豆島の観光の課題は多いですが、特に港の整備が重要だと考えています。池田港や草壁港の整備は進んでいますが、高付加価値な観光客を呼び込むためには、スーパーヨットやクルーザーが停泊できるビジターバースの設置が必要です。実際に利用者にアンケートを行ったところ、水の補給や温泉などの施設のリクエストがありました。瀬戸内の多島美は世界でも魅力的な資源なので、バースの整備が進めば、多くのヨット客が瀬戸内を巡って楽しめるようになります。ぜひ港のビジターバース整備についてご検討いただきたいと思います。

2. 小豆島では、観光により消費されるだけでなく持続可能な島づくりを目指し、オーバーツーリズム対策やユニバーサルツーリズムの推進に取り組み、国際認証の取得を進めてきました。これにより多くの視察を受け入れる実績がありますが、島内の住民や観光客の持続可能な観光への認知度はまだ十分ではありません。特に欧米の主要ターゲット層に対するPRが不足していると感じています。香川県内では小豆島を含め丸亀市や三豊市も国際認証を取得しており、県として持続可能な観光を一体的に発信する環境が整っています。そこで、文化・伝統・環境に配慮したサスティナブルな体験を香川県観光の重要な柱と位置付け、国内外へ積極的に情報発信するために県の支援をお願いしたいと思います。(メッセージ代読)

3. オリーブは植樹産業だけでなく観光資源としても小豆島に欠かせない存在となり、当財団にも観光振興の役割が強く求められています。コロナ以降、県と町の観光施策で昨年度の香川県の観光客数は926万人、小豆島も約98万人と回復・成長中です。高松空港の国際線利用者も増加し、特に東南アジアからの誘客に期待が高まっています。小豆島は国際認証の取得で知名度が上がっており、情報発信や観光プロモーション、二次交通や宿泊助成による支援が必要です。宿泊施設の休廃業で宿泊客数は減少し、日帰りが7割を占めていますが、現在複数の宿泊施設建設が進んでおり、数年内に改善が見込まれます。香川県の「にぎわい100計画」では観光客2割増を目指し、小豆島は宿泊観光客7割増の約50万人を目標としています。今後数年は小豆島観光の重要な成長転換期であり、四国・中国・関西をつなぐ拠点として広域連携による交流拡大も不可欠です。
県の補助金を活用し道の駅で多言語による商品の説明システムを導入し、中小企業が、今後も持続的に経営できるような努力も進めています。

4. 寒霞渓でロープウェイを運営しており、昨年度は135%、今年も約120%の売上増と業績は好調です。創業以来事故は一度もなく、安全面でも評価されています。ロープウェイの客車以外は社員が自社で製作しており、土木会社の強みを生かしています。来年1月に綱の交換を予定していますが、補助金は受けず、すべて自己資金で対応可能です。県のトイレがあるので、県からは年間2万円だけ受けています。県にお願いしたいのは、県道である当社へのアクセス道路の白線部分について、整備をしてほしいということです。

5. もともと東京浅草でエンターテイメントを活用した観光発信の仕事をしており、2015年に「昭和歌謡で巡る小豆島観光」のコンテンツ制作で小豆島を訪れました。小豆島の魅力に惹かれ、訪れば訪れるほど、地域課題も見えてきて、二次交通の不足などを感じ、シェアサイクル導入の立ち上げを担当しました。現在は「20年先の小豆島を作るプロジェクト」の地域活性化起業人として、教育と観光の発信を軸に活動しています。小豆島中央高校と連携し、シェアサイクル利用データを活用した観光周遊の改善やバス連携の検討、観光協会の戦略部会でのプレゼンテーションも行っています。小豆島在住ではありませんが、関係人口として小豆島ファンを増やす取り組みを今後も発信していきたいと考えています。
 


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【知事(第1グループ)】
・港のビジターバース整備について、ヨットやクルーザーの寄港ニーズが高まっていることを認識しています。すぐの着手は難しい面もありますが、将来的には必須と考えており、具体的な整備案や場所、設備について、町とも一緒に考えたいと思います。引き続き様々な構想をお聞かせいただければと思います。
・小豆島が多くの国際認証を取得されたこと、おめでとうございます。これらの認証は発信するためのものですので、既に台湾、韓国、中国などへ情報発信が行われていますが、認知度向上のため県としてもさらに取り組んでいきたいと思います。今後も連携しながら進めてまいります。
・寒霞渓のロープウェイが安全かつ資金面で順調に運営されていることを心強く思います。これは小豆島の重要なインフラですので、今後もよろしくお願いいたします。県道の白線整備については、現状を早急に確認し、消えかけている部分をできるだけ早く再塗装するよう対応いたします。
・二次交通のシェアサイクルは、安全面に注意がいりますが、坂道も楽に移動でき、非常に有効な手段です。ルートや安全対策、休憩スポットや置き場など、快適で安全な利用のためのインフラ整備を小豆島でもしっかり検討していきたいと思います。また、関係人口の増加に伴い、リモートワークが可能な若い世代が転職のタイミングや定年後に、小豆島での新しい生活を考える場面もあると思います。その場合、長期滞在できる手頃な宿泊施設の支援も重要なので、施策として進めていきたいと思います。小豆島はそうしたニーズに応えられる絶好の場所ですので、今後も相談しながら取り組んでいきたいと思います。

 

第2グループ(産業振興)

【参加者からのご意見】

6. 3年前まで香川大学農学部の学生で、現在は小豆島でオリーブ農業に携わっています。小豆島にはオリーブに特化した相談機関が多く、いつも助けられていますが、若手農家の少なさや畑を手放す農家が増えている問題に危機感を感じています。大学での就農の情報は、農業法人の求人はあっても個人で就農するための情報が不足しており、就農や農家の元で修行できるような支援や情報提供の機会が増えれば嬉しいです。私自身もまだ若手ですが、農家として生活できるモデルを示し、若手農家を増やしていきたいと考えています。

7. 水産業は後継者不足や高齢化など多くの課題を抱えています。今年度は水産庁の「海業取り組み促進事業」を活用し、特に漁港の遊休施設の有効活用を進めています。池田港を調査イベントの拠点とし、漁港全体の活性化を図っております。また、後継者不足対策として香川漁業塾や漁業就業フェアを通じて県内外から漁業への就業促進に努めており、小豆島のブランド牡蠣「天領真牡蠣」の養殖現場で漁業塾生の受け入れも実施しています。漁業の魅力発信をさらに強化し、就業者増加を目指しています。漁業が敬遠される理由は業界の危険性や汚さの他に儲からないことが大きいため、加工販売や養殖など新たな収益の仕組みづくりにも取り組んでおり、引き続き支援をお願いしたいと思います。

8. 車業を営んでおり、輸送コストが大きなネックとなっています。島外から車を持ち込み、登録や車検のために陸運局へ行く際、必ずフェリーを利用する必要があり、月に80万から100万円ほどのフェリー代がかかっています。来年指定工場を取得する予定で、移送コストは下がりますが、小豆島には認証工場が多く、他地域に比べてコストが高くなりがちです。大工さんなど他の業種でも船賃の影響は大きく、観光客と同じ料金を払う現状に対して疑問の声もあります。フェリー会社の事情も理解していますが、県としてフェリー代や輸送コストの面で支援していただければと思います。

9. 棚田の保全を仕事として1年取り組んできましたが、現場では草刈りや水の管理など目に見えない作業に多くの時間とコストがかかっていることが大きな課題だと感じています。そのため、以前はあった棚田のオーナー制度は現場管理の負担が大きく廃止されました。今後は、関係人口を増やして保全を進めたいと考えています。私はスポーツ経験者で、スポーツ選手のセカンドキャリア支援と1次産業を結びつける仕組みづくりに挑戦したいと思います。農業分野で減少する就農者問題と向き合いながら、関係人口を増やし、棚田や1次産業を守っていくことを目指しています。

10. 現在、オリーブ、香川の特産品であるアスパラ「さぬきのめざめ」、蜂蜜の生産を行っています。また、香川大学と協力してパスタ用小麦「セトデュール」の栽培も進めています。オリーブの六次産業化にあたり、搾油機やチッパー、充填機は補助金で導入できましたが、ラベル貼り機や打栓機、シュリンク機などの設備は補助対象外であり、こうした機械の補助も拡充してほしいと考えています。さらに、香川県ではうどんが有名ですが、パスタ用小麦の存在があまり知られていません。香川大学との連携を活かし、うどんだけでなくパスタも地域の麺文化として広く推進していきたいと思います。

11. 場所によってはバスの便数が少なく、高齢者などバス利用者の行動範囲や時間が制限されているのが課題です。特に朝は、通勤・通学・通院・買い物で利用者が多く、便数が少ないためバスが混雑しています。そこで、朝だけでもオリーブバスの増便をしてほしいです。増便により移動がしやすくなり、社会参加の促進や福祉の向上にもつながると考えています。一方で、少子化や運転手不足による利用者減少や運行体制の問題もありますが、混雑緩和のために朝の便数増加を希望します。現在、利用者は座れずに乗っていることが多く、荷物がある場合や坂道では乗車が非常に大変な状況です。

12. 高校の探究授業で小豆島の人口減少や少子高齢化を課題として考えました。最近、スポーツが強い高校や学力の高い島外の高校への進学が増えているのは、島の高校の魅力が十分に伝わっていないからだと感じています。解決策として、中学生と高校生がスポーツなどを通じて交流し、高校の良さを理解してもらう機会を増やすことが必要だと考えます。これにより小豆島中央高校への進学者が増え、小豆島全体の活性化につながればと思っています。
 

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【知事(第2グループ)】
・琴平にある農業大学校を中心に就農者の育成に注力しており、しっかりと就農につなげる取り組みを進めています。香川大学への情報共有は十分でない可能性もありますので、農学部へも就農の道筋やサポート体制についての情報提供を強化し、支援体制を充実させていきたいと思います。
・漁港の有効活用には将来性があると考えています。例えば、漁協が海産物や加工品、活き魚などを提供するフィッシャーマンズワーフのような施設を整備すれば、小豆島を訪れる観光客の立ち寄りの動機となり得ます。特に、きれいなトイレがあると、それが目印となり、周辺の売り場への集客にもつながるのではないかと思います。道の駅の成功例を参考に、こうした取り組みも検討していただければと思います。また、漁業塾の充実やカキ養殖にも大いに期待しており、県として担い手の育成や養殖の応援もしっかりしていきたいと思います。
・フェリー代の値上げがここ数年で急激に進み、島の産業や生活に大きな負担となっている問題を強く認識しています。もともと複数の船会社が運航する場合、補助が出ない制度があり、それが負担増の一因となっています。インフレが続く中で島の負担感はさらに高まるため、国に対してもこの現状を伝え、離島共通の課題として、複数の船会社があっても支援が受けられる政策の検討を求めていきたいと考えています。
・スポーツ選手のセカンドキャリアとして農業と結びつく可能性について、本日は新たな気づきを得ました。具体的に何ができるかは今後学んでいきたいと思いますが、体力を活かせる点や、若者の定住促進にもつながる可能性があり、非常に有望だと感じています。応援できる部分があれば、一緒に取り組んでいきたいと思います。
・ラベル貼りなどの設備補助については、重要な作業であるため早速詳しく勉強していきたいと思います。また、小麦の生産については、香川の強みであるうどん用小麦「さぬきの夢」だけでなく、パスタなど多様な利用方法のPRも含め、幅広く検討してみたいと思います。
・バスの利便性の問題は、県内だけでなく地方全体が抱える共通の課題であり、高齢者の移動という意味でも大きな問題となっています。一方で、運転士不足や経営面の課題もあります。その中で、特に朝の通学時間帯に便数を増やすなど、利用者のニーズに応じた本数の配分見直しも検討の余地があります。県としては町と連携し、現在の状況をしっかり把握した上で、何かできないか考えたいと思います。
・小豆島中央高校と中学校の連携は非常に良いアイディアです。県立の小豆島中央高校と町立の中学校が協力できるよう、教育委員会と連携し具体的な方策を検討したいと思います。高校生や中学生の皆さんの意見もまた聞かせてほしいと思います。

 

第3グループ(地域づくり)

【参加者からのご意見】

13. 2016年からNPOで移住促進活動を行い、2022年からは厚労省の地域雇用活性化推進事業にも取り組んでいます。昨年度は県内移動を含め541名の方が小豆郡に移住され、県の支援も心強く感じています。しかし、現在は有効求人倍率が約2倍で企業間で人材の取り合いが起きており、仕事のマッチングを改善していくことが重要です。また、社会増を目指すため、移住促進だけでなく定住支援も強化する必要があると考えています。特に子育て世帯の移住は小豆島町に多く見られ、公園の充実や来年度からの小学校統合など好環境もあるため、県や町と連携してさらなる支援と発信を進め、移住先としての魅力を高めていきたいと思います。

14. 現在、町の地域おこし協力隊員として、空き家の活用に取り組んでおり、町が空き家を借りて改修し転貸する空き家資源活用事業に参加しています。昨年度は香川県の空き家再生コンテストで最優秀賞を受賞しましたが、建築費用が高いため補助金が拡充されると、より事業が円滑に進むと感じています。香川県は優れた建築が多く、私自身も多くの建築に関わってきました。若い人も参加できる建築コンペや、先ほど話に出たきれいなトイレなど、参加型の仕組みを作り、県にも関わっていただけるといいと思います。そういう機会があれば、ぜひ挑戦したいと思っています。

15. 小豆島町で空き家の掘り起こしと利活用を進め、移住・定住者の増加を目指して活動しています。所有者向け相談窓口では約170件の相談に対応しましたが、近年の建築基準法改正や補助制度の改定で空き家改修のハードルが高まっていると感じています。特に古い家や再建築困難な細い道が入り組んだような集落が多いため、新築ではなく空き家活用が重要ですが、コストや制度面の難しさが課題です。また、除却支援に関しては長期間放置した危険空き家は補助対象になる一方で、適切に管理してきた家の取り壊しは補助対象外となるケースが多く、不公平感が強いです。これらの点について、より柔軟で利用しやすい制度設計をしていただきたいと思います。

16. 1年前に大阪から夫婦で移住し、現在坂手港のポートターミナル「さかてらす」に地域おこし協力隊として出向しています。移住後、観光客と住民の両方の視点から過ごす中で、広域連携航路の開設支援が大きな課題だと感じました。瀬戸芸の際には一部地域でオーバーツーリズムによる混雑や交通の不便さが問題となり、小豆島では集客が伸び悩みました。住民の利便性確保は重要ですが、観光客が香川各地を満遍なく巡れる仕組みづくりも必要です。具体的には、離島を巡る期間限定の航路や、かつてあった大阪や九州などとの直行便の復活など、大胆な航路誘致を提案します。これにより広く観光客を呼び込み、香川の観光地としてのポテンシャルを高められると考えています。ぜひご検討をお願いします。
 

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【知事(第3グループ)】
・協同組合の活動に大きな期待を寄せており、私自身も応援しています。移住促進への積極的な取り組みに感謝するとともに、特に子育て世代の移住拡大が重要とのことで、私もそのように考えています。小豆島など地方の環境は子どもの情操面で非常に良い影響があるため、小学校時期のみ島で子育てをするなど、多様な移住の形も今後出てくるのではないかと思います。リモート勤務の普及により、都会からの移住も柔軟に進められる可能性が増えており、県としてもこうした取り組みをしっかりサポートしたいと思います。
・積極的に取り組み、空き家の改修にも努めていただいていることを大変心強く感じています。また、建築コンペの件についても承知しました。充実するよう県庁内で考えてみたいと思います。
・空き家所有者からの相談を通じて現場の実情を知ることができ、大変参考になりました。所有者が不明の場合もあれば、本人が踏み出せない「バリア」があることが大きな課題であり、どう乗り越えるかについては、市町長とも常に議論している重要な問題です。今後も、具体的にどの部分を後押しすべきか検討するための大事な実績だと思うので、この相談内容について再度お聞きする場面も考えてみたいと思います。
また、建築基準が厳しすぎるために改修などが困難になるケースがありますが、安全や周囲との調和を考慮して基準が設定されている一方で、過度な負担を強いる規則が障害になっている場合もあります。技術的に代替できる方法もあるはずなので、具体の話で相談していただければと思います。
確かに管理状態が良い空き家には除却補助が出にくい問題もありますが、こういう使い道のない空き家に対しては別の支援策を検討する必要があります。対応が難しい部分については改めてご意見をいただきたいと思います。
・瀬戸内国際芸術祭において小豆島の集客が伸び悩んだ点は私も感じており、交通の広域的な利便性向上も1つの方法だと思います。瀬戸内海の船による移動は魅力的で需要も見込めますが、事業者側には船の不足や乗組員の確保、運航の不確実性などの課題があり、なかなか新しい便が実現しにくい現状です。しかし、新たな便の開設や船の導入も検討している事業者もおり、徐々に状況は改善しています。県としても引き続き船の利用促進に向けた様々な取り組みを行い、交流の活発化を図ってまいります。

 

1-2. 小豆島は人口減少などの影響で働き手が大幅に減っており、他の過疎地域とは異なり、島であるため移住のハードルが高い状況です。高松近郊なら通勤も可能ですが、小豆島では移住が前提となるため島特有の課題があります。空き家の整備は重要である一方、特に単身者向けの家賃が高騰しており、需要はあるものの供給が不足しています。例えば高松で月5万5千円のアパートが小豆島では6万6千円から7万6千円と高額です。町の家賃補助はあるものの、県からのさらなる支援も含め、移住のハードルを下げる施策が求められると考えています。

10-2. 2028年に小豆島のオリーブ植栽120周年を迎えますが、私自身、東京などで商売をしている中で、小豆島や香川のオリーブの認知度が十分でないと感じています。小豆島出身と伝えても、岡山や兵庫など他の瀬戸内の島と間違われることもあります。この120周年という節目と瀬戸内国際芸術祭が重なる良い機会なので、香川県としても積極的に大々的な宣伝を行ってほしいと思います。

16-2. 小豆島は素麺の名産地であり、うどんだけでなくパスタや素麺も一緒にアピールしてもらえると嬉しいです。「さかてらす」での小売もお土産として人気があるので、ぜひお願いいたします。

13-2. いろいろな自治体で医療・介護従事者不足に対し、補助金を出す取り組みが増えています。介護人材の半数以上が50歳以上であり、将来的な福祉の維持に大きな危機感があります。小豆島中央病院の採用支援も行っていますが、高齢化により今年度は特に厳しい状況です。都市部の働きやすさ向上により地方からの流出が進み、都市部に住み続けたい人の割合も増加しています。このため、地域としては積極的な取り組みが必要であると考えています。
 

【知事】
・移住促進には空き家を含む住まいのサポートが非常に重要であり、高松より家賃が高いという現状には驚きました。特に人手不足の分野に重点的かつ手厚い支援を行い、攻めの姿勢で取り組む必要があり、一方で、賃金の上昇により現在の地域に留まる傾向もあるため、これまで以上に戦略的に対策を進めなければ、かえって人口減少が進むおそれがあることを強く認識しました。
・小豆島自体の認知度は高いものの、「香川県の小豆島」としての認識が不足しているのは私たちの責任だと感じています。120周年の節目を機に、香川県として小豆島の認知度向上に向けてしっかりとPRに取り組んでいきたいと思います。
・小豆島の素麺は味の面でも非常に大切な産業であり、絶やしてはならないと考えています。小麦のPR活動の中でも必ず素麺を取り上げ、しっかりとPRしていきたいと思います。

 

【知事】
今日は大変前向きな、また現場の声を聞かせていただきましてありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。

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