布の力-漁民のドンザ-

漁民が着た仕事着や夜、船などで眠るときに着た夜着は全国的にドンザと呼ばれています。仕事着として着られたドンザの中には大小の布を継ぎあてし、ボロになるまで着られたものもあれば、ち密な刺し子で文様を施したサシコドンザはよそ行きの着物、おしゃれ着でもありました。
本展では、当館が所蔵する国重要有形民俗文化財を含む19点のドンザ及び関連資料を展示し、漁民のドンザなどから布やドンザに込めた人々の知恵や技、心の一端を紹介します。

主な展示資料

	左上継ぎあてされたドンザ（坂出市沙弥島） 右上緻密な刺し子が施されたドンザ（直島町） 左下夜着としてのドンザ（高松市）