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公開日:2025年7月1日

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瀬戸内ギャラリー第17回企画展
家終い-のこされたモノが語る家族・地域の記憶-

趣旨

近年、「終活」や親の高齢化等によって空き家になった土地建物や生活財を処分する「家終い(いえじまい)」が増加しており、それに伴う寄贈照会が増えてきています。資料館では、あるテーマに関わる資料を能動的に収集することもありますが、多くの場合は所有者からの寄贈申し出を受けて調査し、後世に伝えていくべき資料かどうかを判断し受入れる受動的な収集が一般的です。本展では、のこされたさまざまな生活財から、「家や地域、社会や時代の記憶・歴史」をどのような観点で抽出・選択しているのか、近年の家終いに伴う資料収集の状況を踏まえて紹介します。

 

 

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取り壊しのすすむ家終いの現場での資料収集
(高松市内・令和5年)

展示詳細

令和7年75日(土曜日)~831日(日曜日)
開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(月曜日が休日の場合は、原則として翌火曜日)

瀬戸内海歴史民俗資料館第1展示室中2階瀬戸内ギャラリー

(高松市亀水町1412-2五色台山上)

主催等

主催:瀬戸内海歴史民俗資料館(香川県立ミュージアム分館)

展示構成

(1)社会の変化と空き家の増加
(2)「家終い」のなかでの収集
(3)新たな視点での民俗資料収集
(4)収集した資料の保存と活用―デジタル化と公開の必要性―

展示資料・作品数

近年の家終いなどに伴い、当館が調査・抽出した生活用具類約200点

関連行事

担当職員による展示解説会

展示会場で当館職員が解説を行います。

日時

712日(土曜日)・82日(土曜日)・831日(日曜日)午後1時30分~午後2時

解説 田井静明(当館専門職員)、事前申込不要

 

主な展示資料(*現在資料整理中のもの)

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▲県伝統工芸士であった桶屋の桶製品と型板(高松市内*)
一人用のうどん食用の製品やビールを飲むためのものもあり、顧客の要請に応じて創意工夫したことがわかる(上段)。下段は型板。

▲昭和50年代前半の新聞折込チラシ(高松市内*)
高松市香西地区の新聞に挟み込まれていた昭和50年代前半のチラシ。今は閉店してしまった店も多く、当時の安売り商品やその価格、歳末の大売出しのようすがわかる。
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▲集落で獅子舞を続けられなくなり寄贈された用具一式(高松市内・当館蔵)
もともと集落規模が小さくまた高齢化がすすみ、今後の復活の見込みがたたなくなったため寄贈された獅子舞用具一式。
▲戦死した子どもが描いた絵画
(綾川町内*)

戦死した子どもの描いた絵画やスケッチブックが蔵の中に紐掛けしてのこされていた。亡くなった人を直接知る縁者がいなくなり、資料館に託された。

 

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展示

 

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