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公開日:2025年9月1日

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令和7年9月号 知事レポ No.35「海ごみ一斉清掃に参加しました」

海ごみ一斉清掃に参加しました

手島のごみを集める様子7月5日の土曜日に、ご家族連れ、中高生、地元自治体や企業の関係者240人が丸亀港から船で丸亀市手島の西海岸に渡り、海岸に漂着したプラスチックごみなどの海ごみを拾う一斉清掃が実施され、私も参加してきました。

この一斉清掃は香川県、岡山県、広島県、愛媛県の4県が日本財団の支援を得て2020年から実施している、「瀬戸内オーシャンズX」という瀬戸内海の海洋ごみ回収のプロジェクトの一環です。海洋ごみの中でもプラスチックごみは、時間が経過しても細かく破砕されるだけで永久に海に残り、これを魚などが食べることで死んでしまうなど、生態系への大きな影響が懸念されている看過できない問題です。

この日は4県の知事全員が参加して、それぞれの県の海岸や河川で清掃活動を行いました。丸亀市沖の手島の会場では海辺から30メートルほど内陸に入った山林の中に漂着してかなり年数が経過しセンチ四方の破砕した発泡スチロール、ペットボトル、飲み物の瓶や缶などが一面に散乱していて、240人が1時間近く拾いましたが全部は拾いきれませんでした。その量は約3トンになりました。そのごみを海岸につけた船に積み込み丸亀港に持ち帰りました。参加した皆さんありがとうございました。

海ごみは大海原に散乱しているので回収が難しいと思われがちですが、この手島の西海岸のように海流や地形などの影響でごみが集まって漂着する「ホットスポット」と呼ばれるポイントがあり、このホットスポットで、重機や船などを使って大がかりにごみを回収することで確実に効果が上がります。実際ここ数年の状況を見ても県内268カ所でのモニタリング調査では微減となっています。県内には42人の海ごみリーダーも任命されており、この方々などと連携して粘り強く回収を続けていきたいと思います。ご協力をお願いします。

一方、海ごみを発生させているのは人間です。一人一人が海ごみの課題の大きさにもう一度思いを寄せ、普段の生活や産業活動で海ごみを出さないようにしましょう。


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