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1月25日(日曜日)、県内在住の10か国13名の外国出身の参加者と、市町職員、市町国際交流協会職員が集まり、外国人住民会合を開催しました。3回目の開催となる今回の会合では、「地域住民との交流機会について」と「文化の違いなどによる、職場や日常生活におけるストレス」について意見を交換しました。
香川県の令和7年6月末現在の在留外国人数は20,671人と増加を続けており、以前は技能実習生や特定技能など単身で来日される方が多かった印象ですが、最近ではご家族と一緒に暮らす方や技能実習生同士で結婚される方も増え、国籍、在留資格だけでなく、年代・世代、生活のスタイルなども多様化しており、それに伴い生活の中で感じる悩みや課題も複雑になっているようです。
一方で、こうした急激な外国人住民の増加によって、地域の中にはコミュニケーションの難しさや、文化の違いへの戸惑い・不安を感じている日本人住民の方々にもご理解いただく必要性を感じています。
国籍や文化の違いを理由に壁を作るのではなく、一人一人が地域社会の大切な仲間として、お互いの違いを理解し合い、協力しながら暮らしていくための地域づくりのために、身近な悩みや問題などについて一緒に考えてみました。


●外国人住民に対する支援制度紹介(海外事例)
(1)アメリカの支援制度
アメリカでは、移民・難民の新しい家族が地域社会に定着しやすくするため、「ペアファミリー支援制度」が広く実施されています。具体的な内容としては、新しく来た移民・難民家族(1世帯)に対し、現地で生活する一般家庭や小グループ(ボランティア)が継続的に支援役を務めます。支援者は専門職ではなく、ふつうの地域住民が中心となっているのが特徴で、人と人の繋がりによって生活定着を促すものです。こうした活動は「情報」や「手続き」だけでなく、「孤立を防ぎ、生活の不安を減らす」ことが重視されていて、同時に受入側住民の多文化理解促進にもつながり、地域全体で新しい住民を支える仕組みとなっています。
<主なサポート内容>
・生活支援:買い物や公共交通機関の使い方、公共サービス契約方法などを一緒に経験しながら教える
・教育・子育て支援:学校・保育園の入学手続き、学校書類の理解、先生との面談同伴・説明
・医療・行政支援:病院の予約方法、医療保険の仕組み、行政手続き書類の記入支援
・言語・文化サポート:実際の生活の中で英会話などの練習、地域イベント参加の同行、文化習慣の説明
(2)ブラジルの支援制度
サンパウロ州などには日本人会や文教団体、自治会など日系コミュニティが多数存在していて、世代を超えて日本文化を守るとともに、コミュニティ内外の交流を積極的に行っています。日本人以外の外国人にも相談サービスや語学支援、生活サポートが拡大しており、社会的な孤立の緩和を意識した活動が成果を上げています。
<主なサポート内容>
・言語支援:ポルトガル語教室を無料または低額で実施。生活相談窓口も設置し、困りごとに対応
・文化的行事:世代別のイベント(祭り・運動会・成人式など)を通じてアイデンティティの維持と交流促進
(3)カナダの支援制度
「多文化社会が前提」という認識が強く、学校やメディアでも多様性尊重の理念を日常的に啓発しています。各自治体が異文化交流イベントやワークショップ等を頻繁に実施し、外国人住民も地域イベントに気軽に参加できるようになっており、多様性尊重型の教育とコミュニティづくりが行われています。また、英語圏とフランス語圏が混在しているカナダでは、手厚い言語支援(LINC:Language Instruction for Newcomers to Canada)を受けることができます。
●実際の交流状況や課題について
【自治会・地域活動への課題】
今回の会合でも、実際に話を聞いてみないとわからないような悩みなどをたくさん聞くことができました。
今後も関係団体と協力しながら、ルーツに関係なく、地域住民が安心して暮らせるような多文化共生社会づくりに取り組んでまいります。
※本事業は、一般財団法人自治体国際化協会の助成により実施されています。
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