香川県埋蔵文化財センター
発掘現場通信 沖南遺跡国道438号建設工事に伴う発掘調査)



沖南遺跡の発掘調査を行いました

 

 

 438号建設に伴い、74日から沖南遺跡の発掘調査を行いました。場所は、現在調査中の沖遺跡の南南西約110m、飯山南小学校の南側で、幅3m、延長約32mの狭い範囲の調査です。

 発掘調査では、周辺の地割と同じ方向の溝(条里地割と方向が同じ溝)が3条、それ以外の方向の溝が3条見つかりました。周辺地割と同じ方向の溝からは土師質土器や瓦器の椀、瓦などが出土し、鎌倉時代の溝と考えられます。その他の溝は、時期がわかる遺物が出土せず時期は不明ですが、鎌倉時代の溝よりは古い溝です。

 7月上旬〜中旬は天候が不順で、湧水にも悩まされました。日照りの日は少なかったものの、湿気の多い蒸し暑い日々が続きましたが、少数精鋭の作業員さんが汗だくで発掘作業にあたり、7月23日に調査が終了、現地を撤収しました。
  今回の調査は、先行して工事が必要な道路の西端部分の一部のみを行ったもので、今後、道路予定地全体を調査する予定です。道路予定地全体の調査が進めば、さまざまな時期の土地利用の様子が明らかになるでしょう。

(7月31日)

 

 鎌倉時代の溝跡を掘り下げ中 掘りあがった鎌倉時代の溝跡 写真撮影のための作業中。
中央付近の溝跡は鎌倉時代以前
 

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